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【0】動画で解説
【1】already、yet、stillの使い分け
already、yet、stillの使い分けは次のとおりです。
核心 | 意味 | 補足 | |
already | 完了 | 肯:「もう」 | |
yet | 未完 | 否:「まだ」疑:「もう」 | 原則:文末 |
still | 静止 | 肯・否・疑:「依然として」 | 否定語の前 |
ひとつひとつ説明していきますね。
・already
alreadyは、肯定文で、「すでに」って意味で使われます。
例 He has already finished his homework.
「彼は宿題をすでに終えた」
語源は、「al(強調) + ready(用意)」 →「すでに」
このように、alreadyは、肯定文で、「すでに」って意味で使われます。
・yet
yetは、否定文で「まだ」、疑問で「もう」って意味で使われます。
例 He hasn’t finished his homework yet.
「彼はまだ宿題を終えていない」
例 Have you finished your homework yet?
「あなたはもう宿題を終えましたか?」
このように、否定文と疑問文で意味が異なります。
また、yetの置く位置は、「文末」です。
・still
stillは、肯定文、否定文、疑問文の全てで使われて「(依然として)まだ」って意味です。
例 He still loves her.
「彼はまだ彼女を愛している」
例 He still has not finished his homework.
「彼はまだ宿題を終えていない」
例 Are you still here ?
「あなたはまだここにいるの?」
このように、stillは肯定文、否定文、疑問文の全てで使われて「まだ」って意味です。
否定文の注意点として、still not の語順で使います。not still はダメです。
・否定文でのstillとyetの違い
結論から言うと、stillは「継続」であり、yetは「現時点のこと」です。
例 He hasn’t finished his homework yet.
「彼はまだ宿題を終えていない」
(→現時点でまだ終えていない)
例 He still has not finished his homework.
「彼はまだ宿題を終えていない」
(→さっきまでと同じで、あいかわらずまだ終えていない)
このように、日本語訳的には同じですが、ニュアンスは異なります。
いわば、yetは「点」、stillは「線」で考えている感じです。stillの核心は「静止」なので、「まだ(依然として)」ってニュアンスになるんです。
ただ、試験ではこの違いは問われることはないので、気にしなくてもOKです。
・still not と not still の違い
原則、stillを否定文で使う場合は、「still not」の語順で使うのが普通です。
なぜならば、still not と not still では、意味が全く異なるからです。
例 She is still not here.
「彼女はまだここにいない」
例 She is not still here.
「彼女はもうここにいない」
ポイントは次の2つです。
・notは右側を否定する
・stillは「静止」が核心で「継続」の意味
このポイントを踏まえると、still not と not still では、意味の違いがわかってきます。
still notは、「ここにいない」のが「継続」しているイメージです。なので、She is still not here. は、「彼女はまだここにいない」って意味になります。
一方で、not stillは、「継続」が否定されるイメージです。なので、She is not still here. で、「彼女はもうここにいない」って意味になります。
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル5の問題(5段階)
「彼女はまだここにいない」
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) September 27, 2020
【2】まとめ
以上、already/yet/still について書いていきました。
最後の2つで細かい話をしていきましたが、基本的には、最初のalreadyとyetとstillの意味を覚えておけば十分です。
次のまとめでいうと、上3つを理解しておけば十分です。
・already:肯定文で「すでに」
・yet:否定文で「まだ」、疑問で「もう」
・still:肯定文、否定文、疑問文で「まだ」
・stillは「継続」/yetは「現時点のこと」
・notは右側を否定する
・stillは「静止」が核心で「継続」の意味
では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
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