丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
英語

自動詞の過去分詞は「完了」を表す

【0】動画で解説

【1】自動詞の過去分詞

・前提

まず、原則として、他動詞の過去分詞は「受け身」を表します。

たとえば、次のように。

・a boiled egg(ゆでられた卵)

・a written letter(書かれた手紙)

…など。

上記のとおり。

・本題

そして、自動詞は過去分詞にならないのが原則です。ただし、例外的に、自動詞が過去分詞になって「完了」を表す場合が、ごくわずかにあります。

自動詞の過去分詞:「完了」を表す

例を挙げましょう。

In the garden, there were a lot of fallen leaves.
(庭には落ち葉がたくさんあった)

fallは自動詞だけど過去分詞です。つまり、「落ちてしまった葉っぱ」→「落ち葉」です。

Summer is gone.
(夏が終わった)

goは自動詞だけど過去分詞で使われています。つまり、「夏は離れて行ってしまった」→「夏は終わった」です。

パンダ先生
パンダ先生
このように、自動詞でも過去分詞になって完了を表すのはcome / fall / go/ grow / rise / setなどの変移動詞に限られるよ。

・補足:変移動詞以外

結論から言うと、次のとおり。

I’m finished.:「終わった」

I’m done.:「終わった」

finishもdoも他動詞が有名だけど、今回は自動詞と考えて、「受動態」ではなく「完了」って考えます。

「私=終えている状態」→「終わった」ですね。

次のように前置詞withを使って表すこともあります。

I‘m finished with my work.
(私は宿題を終えた)

さらに、後ろに動名詞がくるパターンもあります。

I‘m finished eating lunch.
(私は昼食を食べ終えた)

イメージとしては、with eating lunchの withが省略されただけって考えると良いです。

パンダ先生
パンダ先生
ここまで、I’m finished.の例文だけを見てきましたが、I’m done.も同様だよ。

【2】☆ まとめ ☆

・自動詞の過去分詞:「完了」を表す

・ただし、come / fall / go/ grow / rise / setなどの変移動詞に限られる

・I’m finished.:「終わった」

・I’m done.:「終わった」

以上、「自動詞の過去分詞」について解説していきました。こちらはあくまで例外的な用法であり、上級者向けです。そして、これは数に限りがあるので、基本的には今回紹介した動詞のみ覚えておけば十分です。

パンダ先生
パンダ先生
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