【0】動画で解説
【1】第4文型(SVOO)を取る意外な動詞
次の動詞は第4文型の動詞をとります。
・wish / cause / allow / leave / do
上記の動詞は、あまり第4文型を取るイメージがないと思いますが、第4文型をとります。
さらに、大前提の知識として、第4文型の動詞は、すべて「与える」って意味になります。
第4文型の動詞:「与える」
これに関しては、また別の記事で説明していくとして、とりあえず、第4文型の動詞は「与える」ってイメージを持っておいてください。
では、例文でひとつひとつ確認していきましょう。
・wish
wishは第4文型で使われることがあります。
例 I wish you a happy new year.
「あなたに良い年が訪れますように」
第四文型の動詞は、すべて「与える」って意味になります。今回は、ただ願うだけじゃなく、「祈り」という言葉を相手に「与える」ってイメージです。
・cause
causeは第4文型(SVOO)で使われることがあります。
例 Stress at work caused him sudden death.
「仕事のストレスによって彼は突然死した」
第4文型は「与える」が核心にあるので、直訳は「仕事のストレスが彼に突然死を与えた」です。
・allow
allowは第4文型で使われることがあります。
例 My mother allowed me 1000yen.
「母は私に1000円を与えた」
allowは第五文型(allow人to〜)が有名ですが、第4文型を取ることがあります。
第4文型なので「与える」が核心にあり、allowは「許可」なので、「許可して与える」感じです。上記の例文だとお小遣い的な感じですね。
・leave
leave は第4文型を取ることがあります。
例 I left you a message.
「あなたにメッセージを残しました」
このように、leave「〜に〜を残しておく」という第4文型の意味があります。
・do
doは第3文型が有名ですが、第4文型でも使われます。
例 This medicine will do you good.
「この薬はあなたに良い効果を与えるだろう」
第4文型のdoは注意が必要で、〈do+人+物〉の物にくるのが「利害」だけです。
第4文型のdoは「利害」のみ
「利害」というのは、例えば次のような単語です。
・good(利益)
・a favor(恩恵)
・harm(害)
・damage(損傷)
doはこのような「利害の単語」とのみ使われます。
以上、第4文型を取る意外な動詞について、説明していきました。
それぞれニュアンスは違うものの、すべて「与える」って考えれば問題ありませんね。
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル4の問題(5段階)
The book( )children great harm.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) September 20, 2021
【2】まとめ
・wish / cause / allow / leave / do は第4文型をとり得る
・第4文型のdoは「利害」のみ
・第4文型の動詞:「与える」
では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
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