【1】mayとcanの違いは?
1-1.推量
canとmayは共に「推量」を表せるけど、違いは次のとおり。
・may:ある特定の場合(〜かもしれない)
・can:一般論(〜なこともある)
canは理論上、一般的にありえる話をする場合に使われます。一方で、mayはある特定の状況の場合に使われます。
・may:ある特定の場合(〜かもしれない)
例 It may rain tomorrow.
(明日は雨が降るかもしれない)
・can:一般論(〜なこともある)
例 It can rain in December.
(12月でも雨が降ることがありうる)
ちなみに、次のような英文は間違いです。
誤文 It can rain tomorrow.
(明日は雨が降る可能性がある)
日本語だとなんか自然に思えますが、ある特定の場合なので、一般可能性を表すcanは使えません。
1-2.許可
canとmayは共に「許可」を表せるけど、違いは次のとおり。
・may:許可(横柄である)
・can:可能(横柄でない)
canの方がmayよりも、柔らかい感じが出ます。
・may:許可(横柄である)
例 You may park here.
(あなたはここに駐車してもよい)
これは話し手が許可しているイメージです。「俺が許してあげる」って感じですね。
・can:可能(横柄でない)
例 You can park here.
(あなたはここに駐車してもよい)
話し手の許可だけでなく、警察が許可しているとか、そういう権利がありますよって伝える感じになります。
1-3.May l 〜?/ Can I 〜?
「許可」の応用で、May l 〜?/ Can I 〜?「〜してもいい?」です。
・May l 〜?:目上の人と話す場合
・Can I 〜?:打ち解けた間柄で話す場合
mayほ先に示した通り、上下関係を感じさせるものになり、You mayではなくMay I〜?にすることで、自分をヘリ下った言い方になります。
・May l 〜?:目上の人と話す場合
mayは相手に許可を求める感じになり、丁寧な表現になります。
例 May I have your company name ?
(御社名を伺ってもよろしいでしょうか)
・Can I 〜?:打ち解けた間柄で話す場合
例 Can I borrow your car?
(あなたの車を借りてもいい?)
【2】☆ まとめ ☆
・推量
may:ある特定の場合(〜かもしれない)
can:一般論(〜なこともある)
・許可
may:許可(横柄である)
can:可能(横柄でない)
・〜してもいい?
May l 〜?:目上の人と話す場合
Can I 〜?:打ち解けた間柄で話す場合
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