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【英単語】com-/con-/co-の語源から45の英単語を覚える

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Contents

【1】英単語〈com-/con-/co-〉の語源

結論から言うと、〈com-/con-/co-〉の語源は「共に」です。

〈com-/con-/co-〉の語源:「共に」

〈覚え方〉
company「仲間」は「共に(com)パン(pan)を食べる人」→「仲間」って意味になります。食事は仲間としますね。知らない人と食事しませんよね。

【2】語源〈com-/con-/co-〉から覚える英単語(必修編)

ここでは、大学受験やTOEICに出るレベルの英単語で、覚えやすいものを紹介していきます。

1.correspond​​「一致する」

「共に(cor)応える(respond)」→「一致する」って意味になります。

※respond(反応すること)は、日本語だと「あいつはレスポンスが早い」って言ったりしますよね。

2.compromise​​「妥協する」

「共に(com)約束する(promise)」→「妥協する」って意味になります。

3.congratulate​​「祝う」

「共に(con)喜ぶ(gratul)」=「祝う」って意味になります。

※日本語でも祝い事があったときに、「コングラチュレーションズ」って言ったりしますよね。

4.combat​​「戦う」

「共に(com)たたく(bat)」→「戦う」って意味になります。

※野球のバットはbat(たたく)からきています。

5.confront​​「直面する」

「共に(con)ひたい(front)を付き合わせる」→「直面する」って意味になります。

6.consist​​「構成されている」

「共に(con)立っている(sist)」→「構成されている」って意味になります。

※sist(立っている)はsit(立つ)と関係があります。

7.accompany「同行する」

「その方向へac+company仲間」→「仲間の方向へ行く」→「同行する」です。

8.coexist「共存する」

「共にco-+存在するexist」→「共存する」って意味です。

9.cohere

「共にco-+粘着するhere」→「くっついて離れずやり続ける」→「首尾一貫する」です。

※here「粘着する」はカツラのアデランス(adhere)と関係があります。カツラは頭に粘着しますよね。

※coherent 【形】首尾一貫した

10.collaborate「協力する」

「共にco-+働くlab」︎「協力する」です。

※日本語でも「コラボレーション」って言いますよね。

11.commit「委ねる」

「共にcom-+送るmit」→「何かを送って一緒にすること」→「委ねる」です。

※mit「送る」を語源に持つ単語はsubmit「提出する」やtransmit「伝える」などがあります。

12.committee「委員会」

「委ねられる人(-ee)」→「委員会」です。

※-erは「〜する人」ですが、-eeは「〜される人」です。たとえば、employer「雇用主」であり、employee「従業員」です。

13.compathy「共感」

「同じcom-感情(pathy)を抱くこと」→「共感」です。

※pathy「感情」について。テレパシー(telepathy)は「遠くに感情を飛ばすこと」ですね。

14.component「構成要素」

「ともに(com)置く(pone)もの(ent)」→『構成要素」です。

※pone「置く」を語源にした単語は、deposit「預ける」やdispose「処分する」やexpose「さらす」などがあります。

※音楽の「コンポ」はコンポーネントの短縮形です。コンポは部品・構成要素ですよね。

15.compound「合成の」

「com-「共に」pone「置く」」→「合成の」って意味です。

16.compromise「妥協する」

「com-「共に」promise「約束する」」→「妥協する」って意味です。

17.concentrate「集中する」

「con-「共に」center「中央」」→「中央に集める」→「集中する」って意味です。

18.conclude「結論を下す」

「con-「共に」clude「閉じる」」→「話し合いを閉じる」→「結論を下す」って意味です。

※ clude「閉じる」はcloseのことです。

※名詞形は、conclusion「結論」です。

19.conductor「導体、指揮者」

〈con-「共に」duct「導く」-or「人、もの」〉→「導体、指揮者」」です。

※ツアーコンダクターは「旅行を導く人」ですよね。

※ nonconductor「絶縁体」。semiconductor「半導体」。

20.confer「話しあう」

〈con-「共に」fer「運ぶ」〉→「物事を共にに運ぶ」→「話し合う」です。

※fer「運ぶ」を語源に使った英単語には、offer「提供する」やtransfer「運ぶ」などがあります。

※ conference「会議」です。

21.conflict「対立」

〈con-「共に」flict「ぶつける」〉→「対立」です。

22.connect:接続する

〈con-「共に」nect「結びつける」〉→「接続する」です。

※日本語でも「コネがある」って言ったりしますよね。

23.contain「含む」

〈con-「共に」tain「つかんで離さない」〉→「含む」です。

※tain「つかんで離さない」を語源にした単語には、maintain「維持する」やobtain「手に入れる」などがあります。

※名詞形はcontainer「コンテナ」です。日本語でも使われていますよね。

24.continent「大陸」

〈con-「共に」tinent「つかんで離さない」〉→「共に離れずくっついている土地」→「大陸」です。

25.continue「続ける」

〈con-「共に」tinue「つかんで離さない」〉→「共につなげていく」→「続ける」です。

※ゲームに「コンティニュー」ってありますよね。

26.contract「契約する」

〈con-「共に」tract「引っぱる」〉→「契約する」です。

※tract「引っぱる」を語源にした英単語には、attract「魅了する」やdistract「気をそらす」やtractor「トラクター」などがあります。

27.convention「集会」

〈con-「共に」vene「来る」-tion「こと、もの」〉→「集会」です。

※vene「来る」を語源に使った英単語には、souvenir「お土産」などがあります。

※地域によっては、「コンベンションセンター」というものがあると思いますが、集会する場所ですよね。

28.cooperation「協力」

〈co-「共に」ope「はたらく」-ation「すること」〉→「協力」って意味です。

29.coordinate「調和させる」

〈co-「共に」ordi「整理」-ate「する」〉→「調和させる」って意味です。

※日本語でも「コーディネートする」って言いますよね。

30.conversation「会話」

〈con-「共に」verse「向きを変える」-tion「こと、もの」〉→「会話」です。

31.copy「複製する」

日本語でも「コピーする」って言いますよね。

※ copyright「著作権」。

32.common「共通」

com-「共に」に着目するだけでOKです。

33.communication「対話」

日本語でも「コミュニケーションが足りない」とかって言いますよね。

34.communist「共産主義者」

-ist「主義者」って意味です。biologist「生物学者」やdentist「歯医者」やscientist「科学者」などがあります。

35.complex「複雑な」

〈com-「共に」plex「折る」〉→「複雑な」って意味です。

※日本語のコンプレックスとは異なるので注意です。

※シネマコンプレックスは、劇場がいくつもあって入り乱れて複雑ですよね。

【3】語源〈com-/con-/co-〉から覚える英単語(発展編)

ここでは、大学受験やTOEICに出ないレベルの英単語を紹介していきます。無理して覚える必要はないかなと思います。

1.congregate「集まる」

con-「共に」に着目して覚えましょう。

2.conjoin「結合する」

con-「共に」+join「繋げる」

3.conversion「変換」

〈con-「共に」+verse「変える」+-ion「こと、もの」〉→「変換」です。

※verse「変える」を語源に使った英単語には、reverse「反対の」やversus「対」などがあります。

4.convoy「護送する」

con-「共に」+via「行く」です。

5.cognate「同族の」

co-「共に」+nat「生まれる」

※ nat「生まれる」を語源に持つ英単語には、native「その土地の」やnature「自然」などがあります。

6.commune「共同体」

com-「共に」だけに着目して覚えましょう。

7.compress「圧縮する」

com-「共に」+press「押す」

8.compute「計算する」

コンピューターは計算してくれる道具ですね。

9.concierge「案内人」

con-「共に」+serv「仕える」

10.confection「菓子」

〈con-「共に」fect「つくる」-ion「こと、もの」〉→「材料を組み合わせてつくること」です。

※ fect「つくる」を語源に使った英単語には、factory「工場」やinfect「感染させる」などがあります。

いかがでしたか?
今回は、語源〈com-/con-/co-〉から覚える英単語を紹介していきました。

こうやって語源から考えることで、丸暗記英語から脱却でき、未知の英単語を推測することも可能なんです。根性よりも工夫をして覚えていくことが大切ですね。では、ここでおしまいにします。(`・ω・´)ゞ

ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。

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