丸暗記英語からの
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be動詞以外の受動態

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受動態の形は、「be動詞+p.p.」と覚えている人は多いです。実際、10人に質問すれば10人みんなそう答えます。

でも、厳密なことを言うと、「自動詞+p.p.」が受動態の形なんです。

たまたま、自動詞の中でbe動詞が多いから、

「be動詞+p.p.」が受動態であると定着しているわけです。

ここでは、be動詞以外の受動態を見ていきましょう。

【0】be動詞以外の受動態

【1】The door was opened.の訳は2通り!

すでに述べたように、受動態はbe動詞であるとは限りません

では、be動詞以外の受動態を使うことで、

何が変わるのかを考えていくことにしましょう。

まずは簡単なクイズからやってもらいます。

[クイズ]
次の英文を日本語にしなさい。
The door was opened.

どうでしょうか?簡単ですよね。

では、答えを発表していきます。

実は答えは2通り考えられます。

「そのドアは開けられていた」あるいは「そのドアは開けられた」。

前者だと「ドアは開けられていた」という状態を表します。

一方、後者だと「ドアは開けられた」という動作を表します。

【2】be動詞以外の受動態

筆者としては、ここは状態で読んで欲しいとか動作で読んで欲しいとか、そんな場合が出てきます。
そんな時に、be動詞ではなくて、

getを使って次のようにすれば動作を表すことができるんです。

The door got opened.
「そのドアは開けられた」

一方、筆者としてはここは状態で読んで欲しいというときも出てきます。

そんな時は、remainなどを使って次のようにします。

The door remained opened.
「そのドアは開けられていた」

このように、be動詞以外の自動詞を使うことで、動作や状態を表すことができるわけです。

【3】受動態の形:「自動詞+p.p.」

ここで僕が強調しておきたいのは、「〈自動詞+p.p.〉を見た時に受動態だと気づく」ということです。

be動詞+p.p.を見たら誰でも受動態だと気づきます。

でも、get+p.p.を見ても受動態だと気づかない人が多いんです。

ですから、僕は敢えて言います。受動態の形は、「自動詞+p.p.」です!!!

【4】よく出るbe動詞以外の受動態

最後に、よく出るbe動詞以外の受動態を紹介していきます。

・be used to〜ing 「〜することに慣れている」
・get used to〜ing 「〜することに慣れる」

・be married to〜「〜と結婚している」
・get married to〜「〜と結婚する」

☆ まとめ ☆

・受動態の形:「自動詞+p.p.」
・getなどで「動作」/remainなどで「状態」を表す。

では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ

Good luck!

ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。