Contents
【0】動画で解説
【1】接続詞は原則:副詞節
結論からいきましょう。
[接続詞]
原則:副詞節
例外:if/whether/that は名詞節も
このように、接続詞は原則、“副詞節”を取ります。つまり、〈 接続詞 + S + V 〜、S + V…〉あるいは〈S + V…、接続詞 + S + V 〜〉の形を取るんです。ただし、例外的にif/whether/that だけは名詞節も取ることができます。
・if :「もし〜ならば」/「〜かどうか」
このように、if/whether/that だけは名詞節も取れるわけですが、節によって訳が変わってきます。また、that についてはここでは扱いません。if/whetherのみを確認していきます。
まずは、if からです。ifは副詞節の場合は「もし〜ならば」って意味で、名詞節の場合は「〜かどうか」って意味になります。
ifの意味
副詞節:「もし〜ならば」
名詞節:「〜かどうか」
論より証拠ということで、例文で確認しましょう。
I don’t know if it will rain tomorrow.
「私は雨が明日降るかどうかわからない」
このif節はknowの目的語にあたりますから、名詞節です。よって「〜かどうか」って訳すんです。一方、次はどうでしょうか?
I will not go out if it rains tomorrow.
「もし明日雨が降れば私は外出しない」
このif節は副詞節です。よって「もし〜ならば」って訳すんです。
このように節によって訳が変わってきます。なんでもかんでも「もし〜ならば」って訳す人がいますが、それはあまりにも危険すぎます。
・whether:「〜であろうとなかろうと」「〜かどうか」
whetherも名詞節と副詞節が取れます。そしてまた改めて節によって訳が異なります。副詞節のwhetherは「〜であろうとなかろうと」って意味です。一方、名詞節のwhetherは「〜かどうか」って意味です。
whether
副詞節:「〜であろうとなかろうと」
名詞節:「〜かどうか」
例文で確認していきましょう。
Whether you succeed or fail, you have to do your best.
「成功しようが失敗しようが、ベストを尽くさねばなりませんよ」
このwhether節はSV〜の前にありますから、副詞節です。読解の方で詳しく説明していく予定ですが、実は「SV〜の前のカタマリは全体で副詞」というルールがあります。ですから、このwhether節は副詞節になって「〜であろうとなかろうと」って訳すんです。では、次はどうでしょうか?
Whether she likes it is another story.
「彼女がそれを気に入るかどうかはまた別の話だよ。」
このwhether節はisの主語(S)にあたりますから、名詞節です。よって「〜かどうか」って意味なんです。
・ifとwhetherの違い
すでにお気づきの通り、ifとwhetherはともに名詞節で「〜かどうか」って意味になります。ただし、名詞節のifは目的語のみです。ですから、主語や補語にはなれないんです。よって、先の例文の“Whether she likes it is another story.”をif で書き換えることはできません。
このように、名詞節のifはかなり制限が強いんです。ですから、裏ワザ的な話になりますが、ifとwhetherの選択肢で迷ったらwhetherにしておけば、たいていの場合は正解になります。
【2】おわりに
以上、「接続詞は何節を取るか?」について解説していきました。
☆ まとめ ☆
・接続詞は原則:副詞節。例外:if/whether/that は名詞節も
・if 副詞節:「もし〜ならば」/名詞節:「〜かどうか」
・whether 副詞節:「〜であろうとなかろうと」/名詞節:「〜かどうか」
では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
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