こういう疑問に答えます。
本記事の結論
・TOEICと英検を同時に勉強するのはダメ
・勉強するならばTOEIC
この記事を書いている僕は、英語講師として10年以上指導。「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに勉強・発信しています。現在は、TOEICの勉強・研究に力を入れています。
Contents
【1】TOEICと英検を同時に勉強するのはダメ
TOEICと英検の併用は、効果的ではありません。
理由は次の3つです。
・試験科目が異なる
・試験の種類が異なる
・TOEICはパターンの試験
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
1-1.試験科目が異なる
TOEICと英検では、試験科目が異なります。
[TOEIC]
・リスニング
・リーディング
[英検]
・リスニング
・リーディング
・ライティング
・スピーキング
上記の通りです。
このように、TOEICと英検では試験科目が大きく異なります。
なので、TOEICと英検を同時に勉強するのは効果的ではありません。
1-2.試験の種類が異なる
TOEICと英検では、同じ英語と言えど、試験の種類が異なります。
いわば、格闘技のようなものです。ボクシングや柔道や空手やプロレスが同じ格闘技といえど、全く異なるのと同じです。
ボクシングがいくら得意でも、柔道となると、そのプロには勝てません。
これと同じで、TOEICができるからと言って、英検もできるってわけじゃないし、その逆も然りです。
なので、TOEICと英検を同時に勉強するのは良くありません。
1-3.TOEICはパターンの試験
また、TOEICはパターンの試験であり、英検は本当の英語力を問う試験です。
英検の場合は、基本的な英語の知識を満遍なく問います。それにライティングの試験もあるので、わからなければ解けないことになります。
一方で、TOEICの場合は、ある意味、戦略の試験と言えます。時間制限も厳しいので、英語力というよりも事務処理能力を問う試験です。
以上、TOEICと英検では試験の種類が全く異なるので、同時並行で勉強するのは非効率です。
【2】英検よりもTOEICを勉強する勉強法
では、英検とTOEICではどちらを勉強すべきなのか?
結論を言うと、TOEICを勉強するのが良いです。
理由は次の3つです。
・就活で役立つ
・得点をあげやすい
・社会信用度が高いから
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
2-1.就活で役立つ
TOEICは就活で役立ちます。
なぜならば、就活にはTOEICの点数を採用の際に参考にする企業が増えています。論より証拠ということで、次の画像を見てください。
参照: 就職やキャリアアップに役立つTOEIC Program|将来の進路や仕事に役立つTOEIC Program|TOEIC Program|IIBC
このように、TOEICを採用する企業が70%を超えています。
2-2.得点をあげやすい
TOEICは英検よりも得点をあげやすいです。
なぜならば、リスニングとリーディングしかないからです。
一方で英検の方はライティングの試験があり、合格していくにはかなりの時間を要することになります。
また、TOEICはパターンと戦略の試験でもあるので、いわばゲーム感覚で進めていくことができ、得点をあげていくのは面白いです。
なので、英検よりもTOEICがおすすめです。
2-3.社会信用度が高いから
TOEICは社会信用度が高いです。
実際、TOEICが高得点ということだけで、仕事ができる人だと思われます。さらには、なんでもできるすごい人と思われます。
こういうのを心理学の用語でハロー効果と言います。何か1つ凄いことで、ほかのものもすごいと思われるのです。
TOEICが高得点
↓
英語ができる人
↓
すごい人
こんな図式が成り立つのです。
ただし、何回も言うようにTOEICは戦略の試験であり、TOEICができるからといって英語ができるわけではないですし、ましてや、すごい人につながる根拠はありません。
それでも、世間はそう思ってしまうのが実情です。だったら、TOEICを取って損はしません。
なので、TOEICの資格を取るのが良いです。
【3】おわりに
以上、TOEICと英検の勉強法について書いていきました。
結論は、TOEICと英検の勉強は同時並行は不可ということ。そして、やるならばTOEICがおすすめです。
TOEICの勉強法については、以下の記事をご参照ください。
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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