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【断る】refuse / reject / decline / turn downの違いは?

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【0】動画で解説

【1】「断る」を表す英単語

一言で言うと、次のとおり。

[さまざまな“断る“]

・refuse:明確に断る

・reject:断固として断る

・decline:丁寧に断る

・turn down:婉曲的に断る

上記のとおり。

パンダ先生
パンダ先生
ちょっと上級者向けだけど、知っておきたい使い分けだよ。

では、例文で確認していきましょう!

・refuse:明確に断る

refuseは「断る」という意味の最も一般的な動詞で、はっきりと意思を伝え断る場合に使われます。

He refused to answer the question.
(彼はその質問に答えるのを断った)

はっきりと答える意思はないよ!って伝えているイメージがあります。

パンダ先生
パンダ先生
refuseは目的語に動名詞ではなくto不定詞を取るっていう話は英文法問題では頻出だよ。

・reject:断固として断る

rejectはrefuseよりも強く、強い態度で拒絶を表す場合に使われます。

The boss rejected her proposal.
(上司は彼女の提案を断った)

文脈によっては敵意を持って断ったニュアンスが含まれています。

パンダ先生
パンダ先生
rejectの語源は「反対に(re)投げる(ject)」→「断る」だよ。投げ返すイメージが、強い態度の拒絶だよね。

・decline:丁寧に断る

declineはrefuse、rejectよりも丁重に断る場合で硬い表現になります。

I declined to participate in the welcome party for newcomers.
(私は新人歓迎会への参加を断りました)

「ちょっとその日は用事があるので参加できないんです」って感じで丁寧に断っているイメージです。

パンダ先生
パンダ先生
declineの語源は「下に(de-)傾く(cline)」→「お辞儀して丁寧に断る」って覚えよう。

・turn down:婉曲的に断る

turn down は「断る」のニュアンスを直接に示すのではなく、婉曲的にそれとなく示す表現です。よって拒絶というネガティブなイメージはかなり柔らぎます。

She turned down his proposal of marriage.
(彼女は彼のプロポーズを断った)

直接的に断るのは気まずいので、“まだ仕事に専念したいから”なんて断っているイメージです。

パンダ先生
パンダ先生
turn downは直訳すると「下を向く」なので、「ごめんなさい!」って感じで断っているイメージだね。

【2】☆ まとめ ☆

[さまざまな“断る“]

・refuse:明確に断る

・reject:断固として断る

・decline:丁寧に断る

・turn down:婉曲的に断る

以上、「断る」の類義語を紹介していきました。上級者向けの内容ではありますが、かなりの違いがあることがわかったと思います。これを知らないで使っていると変な誤解を招いてしまいますよね。ぜひ、本記事を参考にして、自分のものにしていただけたらと思います。

パンダ先生
パンダ先生
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