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【仮定法】as if を簡潔に解説します。

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【0】動画で解説

【1】as if

結論から言うと、次のとおり。

・as if+仮定法過去:まるで〜であるかのように

・as if+仮定法過去完了:まるで〜であったかのように

上記のとおり。

仮定法過去の場合は、仮定法の部分が主節と同じ時を表し、仮定法過去完了の場合は仮定法の部分が主節よりも過去を表すよ。

論より証拠、例文で確認しましょう。

・as if+仮定法過去

as if+仮定法過去は「まるで〜であるかのように」って訳し、仮定法の部分が主節と同じ時を表します。

He talks as if he knew everything.
(彼はまるで何でも知っているかのように話す)

knewで過去形ですよね。よって「〜であるかのように」って訳します。そして、「なんでも知っている」と「話す」は同じ時を表していますね。

・as if+仮定法過去完了

as if+仮定法過去完了は「まるで〜であったかのように」って訳し、仮定法の部分が主節よりも過去を表します。

He talked as if he had seen the accident.
(彼はまるでその事故を見たかのように話した)

had seenで過去完了形ですね。よって「〜であったかのように」って訳します。そして、「事故を見た」のと「話した」のとでは時制がずれていますよね。

時制がズレるって考えると少し難しく感じる人は、先に言った次の結論だけ覚えればOKです。

・as if+仮定法過去:まるで〜であるかのように

・as if+仮定法過去完了:まるで〜であったかのように

【2】発展編

ここからは上級者向けです。

・as if+現在形

今までの過去形/過去完了形ではなく、現在形がきている場合は、仮定法ではありません。直説法ってやつです。

He speaks as if he is afraid of something.
(彼はまるで何かを恐れているかのように話す)

isで現在形なので、これは実際に何かを恐れているように見えるんですね。

・as though

as if ≒ as thoughです。

一応、as ifがたとえ話として「まるで~のよう」と言ってるけど、as thoughはそうなのかもって疑っているイメージです。ifは仮定っぽいイメージがあるけど、thoughにはそのイメージはないですよね。

He speaks as though he were drunk.
(彼は酒に酔っているかのように話す)

as thoughなので「本当に酔っているのかも」って疑っているんですね。

・as if to do

as if SVというのが原則ですが、as if to doというパターンもあります。

She lowered her head as if to say “no.”
(彼女は「ノー」と言うかのように頭を下げた)

as ifの直後にto say〜ってなっていますよね。

【3】☆ まとめ ☆

・as if+仮定法過去:まるで〜であるかのように

・as if+仮定法過去完了:まるで〜であったかのように

以上、「as if」について解説していきました。いかがでしたでしょうか?今回もただ知識を羅列するのではなく、本質から解説していきました。

このブログでは「必然性の知識×丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに発信しています。ぜひ、このブログを活用して本当に使える知識を、そして考える力を養っていただければと思います。

鬼塚英介

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