【0】動画で解説
【1】「文」を先行詞にできる関係詞
先行詞は「名詞」が原則です。たとえば、次のように。
This is the place which I visited.
先行詞はthe placeで名詞ですよね。ただし、例外的に、whichは文を先行詞にできるんです。
whichは「文」を先行詞にできる
論より証拠ということで、例文で確認していきましょう。
He told me that he was sick, which was a lie.
(彼は病気だと私に言ったが、それは嘘だった)
whichの先行詞は、“that he was sick”の部分で文ですよね。このように、whichは文を先行詞にすることができるんです。
Twitterで問題を出してみたところ...
やはり、thatで間違える人が多かったです(>_<)
レベル3の問題(5段階)
He told me that he was sick,( ) was a lie.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) February 7, 2021
答えは、、、whichですね(^^)/
【2】asも文を先行詞にできる
一般的には、文を先行詞にするのはwhichと覚えておくべきです。でも、実は、asも文を先行詞にできるんです。
asも「文」を先行詞にできる
例文で確認してみましょう。
As is often the case with her, Nancy was not at home.
(ナンシーにはよくあることだが、家にいなかった)
Asの先行詞は“Nancy was not at home.“です。このことが彼女にはよくあるケースってことです。
そして、文を先行詞にするasはwhichとは異なり、先行詞って名前なのに、先行詞を後ろに置くことができます。今回も、先行詞が後ろにありますよね。
文を先行詞にするasは以下のような慣用表現が多いです。
□as is usual with A Aにはいつものことだが
□as is often the case with A Aにはよくあることだが
□as is evident from A Aから明らかなように
□as so often happens よくあることだが
□as might have been expected 期待されたように
上記のとおり。
Twitterで問題を出してみたら…
レベル5の問題(5段階)
Tom, ( ) was usual with him, was late for the meeting this morning.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) October 8, 2022
【2】おわりに
以上、「文を先行詞にできる関係詞」について解説していきました。
少し発展的な内容で試験とかにも頻出する事はあまりありませんが、ぜひこの記事を参考にして、しっかりと自分のものにしてください。
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、興味のある方は鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
また、TOEIC学習法の無料メルマガも開始しました。ぜひ、間違えた方向に学習して時間とエネルギーを無駄にしないためにも、ご登録ください。