丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
英語 PR

attribute / contribute / distribute の違いは?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

【0】動画で解説

【1】attribute / contribute / distribute

結論から言うと、次のとおり。

・attribute A to B:AをBに帰する

・contribute:寄付する / 貢献する

・distribute:配布する

上記のとおり。

英単語は似ているけど、意味はかなり異なりますよね。これを丸暗記するのは大変なので、一つ一つの成り立ちも含めて解説していきましょう。

・attribute A to B:AをBに帰する

We attribute his success to aggressive marketing tactics.
(彼の成功は積極的なマーケティング戦術によるものだと考えている)

attributeの語源を確認しましょう。「at(方向)+tribute(与える)」です。「at(方向)」を語源にした単語には、attract(引き付ける)やattempt(試みる)やattain(達成する)などがあります。どれも「方向」をイメージさせますよね。

さらに、前置詞toの核心は「右向きの矢印(→)」で「到達」です。方向のatと相性が良いですよね。よって、「A→B」、つまり、「AをBに帰する」って意味になるんです。

・contribute:寄付する / 貢献する

He contributed a lot of money to the organization.
(彼はその組織に多額の寄付をした)

Walking contributes to good health.
(ウォーキングは健康に貢献します)

contributeの語源は「con(共に)+tribute(与える)」→「みんなで何かに与える」→「寄付する」です。募金箱にみんなでお金を与えていくイメージです。

con(共に)を語源に使った単語には、convention(集会)やconversation(会話)やconflict(対立)などがあります。ちなみに、conの語源についてもっと知りたい方は「こちらの記事」をご参照ください。

・distribute:配布する

He distributed materials at the meeting.
(彼は会議で資料を配布した)

distributeの語源は「dis(分離)+tribute(与える)」→「ばらばらに与える」→「配布する」です。彼が資料の束を持ってきて、参加者にそれをばらばらと配布していくイメージです。

dis(分離)を語源に使った単語には、distance(距離)やdiscard(廃棄する)やdismiss(解雇する)などがあります。ちなみに、disの語源についてもっと知りたい方は「こちらの記事」をご参照ください。

【2】☆ まとめ ☆

・attribute A to B:AをBに帰する

・contribute:寄付する / 貢献する

・distribute:配布する

以上、「attribute / contribute / distribute の違い」について解説していきました。今回のように混同しやすい単語は、語源から考えることで、丸暗記英語から脱却でき、混同しなくなります。

このブログでは、「必然性の知識×丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに発信しています。ぜひ、このブログを活用して、本当に使える知識を身につけていただけたらと思います。

鬼塚英介

また、TOEIC学習法の無料メルマガも開始しました。ぜひ、間違えた方向に学習して時間とエネルギーを無駄にしたくない人は、ぜひご登録ください。