丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
英語

【2日後に】in / later / afterの違いは?

パンダ先生
パンダ先生
今日は「2日後に」を表すin two days / after two days / two das laterの違いについてやっていきましょう。

オオカミ君
オオカミ君
おう。日本語だと同じ「2日後に」だけど英語だと使い分けがあるんだな。

パンダ先生
パンダ先生
そうだね。では、始めていきましょう!

【0】動画で解説

【1】「〜後に」in / after / laterの違い

結論から言うと、次のとおり。

in:今から〜後に(前置詞)

after:過去/未来から〜後に(前置詞)

later:過去/未来から〜後に(副詞)

パンダ先生
パンダ先生
ポイントは、「品詞」「基準点」です。

オオカミ君
オオカミ君
ふむふむ。

1-1.品詞

パンダ先生
パンダ先生
まずは、品詞の違いについてから確認しましょう。

オオカミ君
オオカミ君
おう。

パンダ先生
パンダ先生
inとafterは前置詞なので、in two days / after two daysのように、前置詞+名詞になっていますね。

オオカミ君
オオカミ君
ふむふむ

パンダ先生
パンダ先生
一方、laterは副詞「あとで」です。そして、どれくらい「あとで」なのかを示すために、two daysというのをlaterの前に置くんです。結果、two days laterになるわけです。

オオカミ君
オオカミ君
おぉ〜、なるほど!

1-2.基準点

パンダ先生
パンダ先生
次はいつを基準に置くかの「基準点」について。inは現在を基準に置き、after/laterは過去や未来のある時点を基準に置きます。もう一度、ポイントをのせておきます。

in:今から〜後に(前置詞)

after:過去/未来から〜後に(前置詞)

later:過去/未来から〜後に(副詞)

オオカミ君
オオカミ君
うむ。

・inが最重要

パンダ先生
パンダ先生
この中でも、最重要なのは「今から〜後に」を表すinです。例文で確認しましょう。

I’ll see him in two days.
(2日後に彼に会います)

オオカミ君
オオカミ君
ふむ。“今“を基準にしているな。

パンダ先生
パンダ先生
in「今から〜後に」が最重要な理由は2つ。まず、in two daysを見たときに「2日以内」って訳しちゃう人が多いんです。

オオカミ君
オオカミ君
ふむ、たしかに。

パンダ先生
パンダ先生
inの核心は「ワクの中」だから、in two daysを「2日以内」ってやりがち。でも、「2日後に」って意味です。「2日以内」はwithinを使ってwithin two daysになるんです。

オオカミ君
オオカミ君
ほうほう。

パンダ先生
パンダ先生
withinが「〜以内」の役割を果たしちゃっているから、意味が被るわけにもいかないので、inは違う働きをするって覚えちゃいましょう。

オオカミ君
オオカミ君
おう!

パンダ先生
パンダ先生
inが重要な理由の2つ目は、「〜後に」って言うと、afterやlaterを使いたくなっちゃうってことです。例えば、文法問題では次のような問題が出ます。

I’ll see him ( ) two days.
(2日後に彼に会います)
①in ②after

オオカミ君
オオカミ君
ふむ。「〜後に」だからafter入れたくなるな。

パンダ先生
パンダ先生
そうだよね。でも、“今“を基準点にしているので、inを入れるんですよね。

・after / later

パンダ先生
パンダ先生
では、after / laterも確認していきましょう。まずは、過去を基準点に考えた場合です。

I went to Tokyo last week and I saw him after two days[two days later].
(私は先週東京に行き、その2日後に彼に会った)

オオカミ君
オオカミ君
ふむふむ。

パンダ先生
パンダ先生
では、次は未来を基準にした場合です。

I will go to Tokyo next week and I will see him after two days[two days later].
(私は来週東京に行き、その2日後に彼に会う)

オオカミ君
オオカミ君
ふむ。

パンダ先生
パンダ先生
以上、繰り返しになりますが、最終要は「今から2日後に」を表す“in two days“です。

【2】発展編

ここからは上級者向けになります。

2-1.「2日前に」

パンダ先生
パンダ先生
ここまでは、「2日後に」でしたが、今回は「2日前に」って表現を確認しましょう。これも、次のような使い分けがあります。

・two days ago:今から2日前に

・two days before:過去/未来から2日前に

※before two daysではないので注意。

オオカミ君
オオカミ君
ふむふむ。

パンダ先生
パンダ先生
two days agoは馴染み深いかなと思います。一方で、two days beforeは注意です。

オオカミ君
オオカミ君
うむ、before two daysにしちゃいそうだ。

パンダ先生
パンダ先生
そうだよね。理屈を話しておきましょう。beforeは前置詞のほかに副詞で「以前に」って意味があるんです。そして、先の laterと同じで、前にtwo daysを置いてtwo days beforにして「2日前に」って表現できるわけです。

オオカミ君
オオカミ君
なるほど!

パンダ先生
パンダ先生
例文でも確認しておきましょう。

I saw him two days ago.
(2日前に彼に会った)

オオカミ君
オオカミ君
うむ。これは「今から2日前」ってことだからagoなのだな。

パンダ先生
パンダ先生
そうだね、じゃあ、次はtwo days beforeの例文です。

I went to Tokyo last week and had seen him two days before.
(先週東京に行って、その2日前に彼に会った)

オオカミ君
オオカミ君
ふむ。ちょっと話が複雑だな。

【3】☆ まとめ ☆

・in:今から〜後に(前置詞)

・after:過去/未来から〜後に(前置詞)

・later:過去/未来から〜後に(副詞)

以上、「【2日後に】in / later / afterの違い」について解説していきました。繰り返しにはなりますが、なんと言っても、in two days「今から2日後に」が最重要です。

このブログでは、しっかりと何が重要なのかなどの優先順位を示して書いています。また、なんでもかんでも情報を載せていません。実はlaterやafterにはもっと話すことがあるのですが、そこまで知るとマニアックなレベルになり、実用的ではありません。そういうわけで、ぜひ、このブログを活用して、英語学習をして欲しいと思います。

パンダ先生
パンダ先生
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。

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