【0】動画で解説
【1】none と no one の違い
結論、none と no oneの違いは次の通りです。
・none :人でも物でもなんでもOK。/none of〜の形が可能
・no one:人だけ。/no one of〜の形が不可
上記の通りです。
例文を交えて、説明していきますね。
・none
繰り返しになりますが、none のポイントは次の通りです。
・人でも物でもなんでもOK
・none of〜の形が可能
・可算名詞も不可算名詞も受けれる
論より証拠ということで、例文で確認していきましょう。
例 Who ate all the cake︎? There’s none left!
「ケーキを食べた人は誰︎?何も残っていないよ!」
none はthe cake で「人以外」を指していますね。ちなみにここでのcakeは不可算名詞です。
このように、none は「人以外」でも不可算名詞でも、とにかくなんでも指すことができるわけです。
もう一つ例文を見ていきましょう。
例 None of my friends can speak English.
「私の友達の中で英語を話せる人は一人もいない」
今回は「人」を受けており、none of〜の形が可能であることがわかりますね。
noneはなんでも示すので、限定するためにも、none of〜の形が取られるんです。
・no one
no one のポイントは次の通りです。
・人だけ示す
・no one of〜の形が不可
例文で確認しましょう。
例 No one came to my party!
「私のパーティーには誰も来てくれなかった」
No one は「人だけ」を指していますよね。パーティーに人以外が来たら嫌ですよね。
また、次のように、no one of〜の形はダメです。
× No one of my friends can speak English.
◯ None of my friends can speak English.
「私の友達の中で英語を話せる人は一人もいない」
なぜかと言うと、none はなんでも示すのでNone of 〜の形で限定する必要がありますが、No oneの方は「人」のみを指すので、限定できないからです。
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル3の問題(5段階)
( )of my friends can speak English.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) January 13, 2021
【2】まとめ
以上、none と no oneの違いについて説明していきました。
試験でよく問われるのは、「None of 〜の形」の話です。理由はすでに説明しましたね。
このように、どんな知識にも理由は必ずあるものです。このような理由をしっかりと理解すれば、知識の定着もはやく、応用も効いてきます。なによりも楽しく学べるはずです。
【none / no oneの違いのまとめ】
・none :人でも物でもなんでもOK。/none of〜の形が可能
・no one:人だけ。/no one of〜の形が不可
では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
また、TOEIC学習法の無料メルマガも開始しました。ぜひ、間違えた方向に学習して時間とエネルギーを無駄にしたくない人は、ぜひご登録ください。