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【英語】5つの強調表現を簡潔に解説します【by 現役予備校講師】

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【0】動画で解説

【1】英語の5つの強調表現

英語の強調表現には、次のようなものがあります。

・助動詞のdo

・名詞を強調する〈the very〉

・疑問詞を強調する〈on earth〉

・代名詞を強調する再帰代名詞

・強調構文

こんなにたくさんあるんですよね。

ひとつひとつ説明していきますね。

・助動詞のdo

doには助動詞があり、強調の働きをします。

例 I did study English yesterday.
「私は本当に昨日、英語を勉強しました」

助動詞のdidが強調の働きをしていますね。

ポイントは次の通りです。

・do/does/didの使い分け

・「本当に」って訳をつける

・助動詞なので動詞の原形の前に置く

助動詞のdoは、直後が動詞の原形なので、一般動詞のdoと判別するのは簡単ですね。

・名詞を強調する〈the very〉

名詞を強調したいときは、〈the very〉を使います。

例 This is the very book that I have been looking for.
「これは まさに 私が探していた本だ」

the veryが名詞の前について「まさに」って感じで“book”を強調していますよね。

the veryのポイントは次の通りです。

・名詞を強調したい場合は、the veryを使う

・the veryの意味:「まさに」

・very:形容詞「まさに」/副詞「とても」

上記の通りです。

veryは中学生の頃に副詞の「とても」しか教わらないので、注意が必要ですね。

・疑問詞を強調する〈on earth〉

疑問詞を強調したい時には、“on earth”や“in the world を使います。

例 What on earth are you doing?
「一体全体、あなたは何してるのだい ?」

on earthが疑問詞whatの後ろに付いて、「一体全体」と訳していますね。

ポイントは次の通りです。

・疑問詞の強調:on earth/in the world

・「一体全体」と訳す

・疑問詞の直後に置く

“on the earth”ではなくて“on earth”だったり、“in world”じゃなくて“in the world”だったり、ちょっとメンドーですね。

Twitterで問題を出してみたら・・・

・代名詞を強調する再帰代名詞

再帰代名詞(oneself)を使って、代名詞を強調することができます。

例 You should do it yourself.
「それを自分でするべきだ」

yourselfを使って、代名詞のYouを強調していますね。

再帰代名詞のポイントは次の通りです。

・再帰代名詞の訳:「自分で」

・再帰代名詞は「S=O」になる時に使う場合もあり

・位置:「代名詞の直後」or「文末」

再帰代名詞は「S=O」になる時に使うというのは、たとえば次のような場合です。

例 He killed himself.
「彼は自分を殺した→自殺した」

killは他動詞なのでSVOですよね。にもかかわらず、S=Oですね。そういう場合に、再帰代名詞が使われるんです。

ちなみに、次の英文はどう訳すと思いますか?

例 He killed him.

この場合、SVOになり、原則、S≠Oなので「彼は違う彼を殺した」って意味になります。つまり、他殺です。

このように、oneselfには「S=O」の働きを表す場合もあります。

・強調構文

強調の1番の代表例が強調構文ですね。

例 ︎It was Tom that played tennis in the park yesterday.
「昨日公園でテニスをしたのは、トムでした」

強調構文は、強調したいものを、it is〜that…ではさむ用法です。

今回の例文の成り立ちは次の通りです。

Tom played tennis in the park yesterday.

Tomを強調したいならば…

It was Tom that played tennis in the park yesterday.

上記の通りです。

強調構文については、ポイントが多いので、次の記事にまとめています。ご参照ください。

【英語】強調構文を徹底解説します【仮主語との判別方法も】強調構文について知りたいですか? 本記事では、強調構文と仮主語との判別方法などを解説しています。 強調構文について知りたい人は必見です!...

【2】☆ まとめ ☆

・助動詞のdo

・名詞を強調する〈the very〉

・疑問詞を強調する〈on earth〉

・代名詞を強調する再帰代名詞

・強調構文

では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ

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