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【英語】強制倒置について解説します【理由もあり】

【1】英語の強制倒置とは

結論からいきましょう。

強制倒置とは、文頭に否定の副詞がきたときに後ろが疑問文の語順になることです。

強制倒置:文頭に否定の副詞→疑問文の語順

論より証拠ということで、例文で確認していきましょう。

・I have never played tennis

Never have I played tennis.

否定の副詞Neverが文頭に移動したことで、「have I 〜」って感じで疑問文の語順になっていますね。

気をつけたい強制倒置の具体例を挙げていきますね。

・little「ほとんど〜ない」

littleには「ほとんど〜ない」っていう否定の副詞があります。

Little did he know that his parents were waiting for him.
「両親が彼を待っていることを彼は知らなかった」

否定の副詞littleが文頭に来ているので、「did he〜」で疑問文の語順になっていますね。

・only

onlyも否定の副詞として扱います。

onlyは一見すると、否定の副詞には見えません。しかし、「〜だけしかない」って感じで否定の意味を帯びますよね。

だから、onlyは否定の副詞扱いします。

Only when it started to rain did Tom notice that he had left his umbrella somewhere.
「雨が降り始めてようやく、トムは傘をどこかに置いてきたことに気づいた」

今回のように、〈only when〜〉という感じで否定の副詞節になることがあります。

この場合、次の2点に注意です。

・倒置(疑問文の語順)が、遠くに現れるから気づきずらい

・「〜してようやく」って訳す

このように注意する点が多く、〈only when〜〉はよく試験に出題されます。

・Not until〜

これは少し複雑です。
まずは例文を挙げましょう。

Not until I entered the room did I realize the seriousness of the problem.
「私はその部屋に入って初めて、問題の深刻さに気づいた」

「Not until〜」の否定の副詞節が文頭に来ているので、「did I realize〜」と疑問文の語順になっています。

さて、この英文の成り立ちを見ていきましょう。

I didn’t realize the seriousness of the problem until I entered the room.

Not until I entered the room did I realize the seriousness of the problem.

前提の知識として、〈not〜until…〉は「…まで〜しない」→「…して初めて〜する」って意味になります。

ちなみに、「強制倒置」は他にも2つあります。

今回は「文頭に否定の副詞」のパターンを説明しましたが、他にも次の2つがあります。

・仮定法のifの省略による倒置

・So+VS.「Sもそうだ」

これらについては、詳しくは次の記事をご参照ください。

if省略による倒置 まずは結論からいきましょう。 ☆ポイント☆ if省略︎倒置が起こる。 今回も、ただ...
【初心者必見!】so+V S と neither[nor]+V S【簡潔に解説】so+V S と neither[nor]+V S について詳しく知りたくありませんか? 本記事では、so+V S と neither[nor]+V Sについて、丸暗記なしに紹介しています。 so+V S と neither[nor]+V Sについて、知りたい人は必見です!...

【2】☆ まとめ ☆

・強制倒置:文頭に否定の副詞→疑問文の語順

・onlyは否定の副詞

・〈only when〜〉は「〜してようやく…」

・〈not〜until…〉は「…まで〜しない」→「…して初めて〜する」

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