こういう疑問に答えます。
本記事の内容
・英語学習に向いている性格
・講師として見てきた経験談
この記事を書いている僕は大学受験英語の予備校講師として10年以上指導してきました。基本的には個別指導が中心です。だから、どういう生徒が伸びやすいかわかってきました。
【1】英語学習に向いている性格
『素直な人』
【2】素直な人は成績が伸びる
新しいものを受け入れる素直さが必要です。英語学習においては必須です。
英語学習にだけ言えることではないと思いますが、素直さがない限り、何も吸収できません。前に進めません。今までの考えを捨てれない人に成長はないのです。
今まで予備校で指導をしてきて、伸びる学生も伸びない学生の違いはここが大きいです。もちろん、ほかの要因もあると思います。宿題をやってくるとか地頭の良さなどもあるかもしれません。
しかし、1番大きいのが「素直さ」だと思います。学校で言われてきたことと違っても、少なくともそのときは受け入れる素直さです。
たしかに、僕が言っていることが正しいことは限りません。でも少なくともその間だけは信じることです。僕の授業を受けることを選んだ以上は、その間だけは受け入れることです。
たしかに盲信はいけません。しかし、ひとまず受け入れる気持ちがなければ、単なる頑固な柔軟性のない人間になるだけです。
【3】予備校での体験談
僕の予備校での体験談で「素直さ」が大切だと思った2つの例を挙げていきます。
・文型を徹底的に教える
・丸暗記英語からの脱却
・文型を徹底的に教える
僕は予備校で「文型」を徹底的に教えます。学校ではほとんどやっていません。これに学生は嫌悪感を示します。
それでも、とりあえず受け入れようとする学生は伸びていきます。最初から受け入れることができない学生は伸びていきません。
・丸暗記英語からの脱却
もう一つ具体例です。僕は「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導しています。知識をただ与えるのではなく、しつこいくらいに理屈を付け加えます。
その方が知識を柔軟に使えるからです。丸暗記の知識は使い物になりません。応用が効きません。
でも、理屈を知った知識は柔軟性があります。使える知識となるのです。だから、知識の裏にある思想をしっかりと伝えます。
でも、学校ではただ「試験に出るから覚えて〜」と言った具合に丸暗記を強要されています。この考え方が染みついていると、僕の指導方法とのズレを感じ、受け入れない学生が出てきます。
とにかく「覚えます!」という考え方です。こういう素直さがない学生はやはり伸びません。素直な学生は「そういう考え方もあるのですね」と受け入れます。
【4】英語に限らない
このように「素直な学生は成績が伸びやすく合格していく」というのが僕が今まで指導してきた経験から言えることです。
そして、このことは別に英語学習に限ったことではなく、人生すべてに言えることかもしれません。
僕は読書が好きです。特にビジネス書が好きです。著者によって言っていることが変わることがあります。
例えば、「ひとつに絞ってコツコツとやることが大切」って言っている著者もいれば、「複数のことをサクッとやっていくことが大切」って言う著者もいます。
僕は、「なるほど、そういう考え方もあるんだな」と受け入れます。これこそが素直さです。盲信ではありません。
こんなことを言うと、「頭の中が混乱しませんか?」と思われるかもしれません。混乱します。でも、「混沌とした世の中」で生きていくには、頭の中も混沌としていた方がいいです。その方が柔軟性があるのです。
【5】☆ まとめ ☆
素直な人が英語学習に向いている。そして、このことは英語学習に限らず、人生において言えることです。