【0】動画で解説
【1】onのコアイメージ
onのコアイメージは「接触」です。
onのコアイメージ=「接触」
このコアイメージから次の5つの意味に派生していきます。
〈核心から派生した意味〉
①「接触」
②「活動中」
③「テーマ」
④「依存」
⑤「影響」
では、ひとつひとつ見ていきましょう!
①「接触」
onの核心は「接触」です。「上」だけじゃありません。たまたま重力の関係で、そのパターンが多いだけで、横でも下でも、くっついていればonなのです。
例 The cat is on the desk.
「猫が机の上にいる」
[熟語]
□hang on∼ ∼にしがみつく
□hit 人 on the head 人の頭をぶつ
□on hand 手元に
□on one’s back 仰向けに
□on one’s face うつ伏せに
□on one’s front うつ伏せに
□on one’s stomach うつ伏せに
□put on∼ ∼を身に着ける
□put on weight 太る
□try on∼ ∼を着てみる
□turn on∼ ∼のスイッチをつける
②「活動中」
「接触」から派生して「活動中」になります。
例 I’m on duty.
「仕事中なんです」
これは、義務を連続している状態 → 仕事中っていうイメージです。
[熟語]
□be bent on~ ~に熱中している
□be intent on∼ ∼に熱心している
□be keen on∼ ∼に熱心している
□be on good terms with∼ ∼と仲のいい関係だ
□be on the verge of〜ing 今にも〜しようとしている
□carry on∼∼を続ける
□catch on 流行する
□embark on~ ~に乗り出す
□get on うまくやっていく
□go on続く
□go on~ing∼し続ける
□go on a trip旅行に行く
□go on with ~ ~を続ける
□hold on電話を切らないでおく
□keep on–ing∼し続ける
□on a dietダイエットをしている
□on and off断続的に
□on and on 続けて
□on board ∼に乗って
□on business仕事で
□on duty勤務中で
□on fire燃えている
□on vacation 休暇中で
□talk on 話し続ける
□turn on∼ ∼のスイッチをつける
□switch on∼ ∼をつける
□wait on人 人に仕える
③「テーマ」
「意識が接触」➡︎「テーマ(~に関して)」という感じす。
例 He spoke on lions.
「彼はライオンについて話した」
「~について」はaboutが最初に思いつくかもしれません。でも、onにもそのような意味があるのです。ニュアンスはかなり違います。aboutの核心は「周り」なので当たり障りのない話をしているイメージです。一方、onの核心は接触なので、べったりです。だから、相当詳しい内容まで話している感じです。彼は専門家なのでしょう。
[熟語]
□congratulate A on B BのことでAを祝う
□decide on~ ~に決定する
□dwell on~ ~を詳しく論じる
□insist on∼ ∼を主張する
□look back on[upon]∼ ∼を回顧する
□look down on[upon]∼ ∼を軽蔑する
□look on A as B AをBと見なす
□pride oneself on~ ~を自慢する
□reflect on∼ ∼を反省する
□spend A on B AをBに費やす
□take on∼ ∼を引き受ける
□work on~ ~に取り組む
④「依存」
「心の接触」から「依存」の意味に派生していきます。
例 Tom depends on his parents.
「トムは両親に依存している」
トムが精神的に両親にベつたりというイメージです。
[熟語]
□be based on∼ ∼に基づいている
□be dependent on~ ~に依存している
□count on A for B AにBを頼る
□depend on A for B AにBを頼る
□fall back on ~ ~に頼る
□feed on∼ ∼をえさとする
□live on∼ ∼で生計を立てる
□on a ~ basis ~の基準で
□on foot 徒歩で
□on one’s own 独力で
□rely on A for B AにBを頼る
□rest on A for B AにBを頼る
□on purpose わざと
□on television テレビで
□on the condition that~ ~という条件で
□on the grounds of∼ ∼という理由で
□on the Internet インターネットで
⑤「影響」
「接触」→「のしかかる」→「影響を与える」と派生していきました。
例 His health problems had a big influence on his decision.
「彼が決めたことは彼の病気に大きい影響をされた。」
[熟語]
□act on ~ ~に作用する
□be on one’s mind 気がかりである
□concentrate on∼∼に集中する
□focus on∼ ∼を重点的に扱う
□get on one’s nerves 〜をイライラさせる
□have an effect on ~ ~に影響を与える
□have an impact on ~ ~に衝撃を与える
□have an influence on ~ ~に影響を与える
□look down on[upon]∼ ∼を軽蔑する
□make an impression on ~ ~に感動を与える
□pass A on to B AをBに伝える
□place emphasis on ~ ~を強調する
□play a joke on ~ ~をからかう
□put emphasis on ~ ~を強調する
□put pressure on ~ ~に圧力をかける
⑥その他
[熟語]
□blame A on B AをBのせいにする
□call on∼ ∼を訪問する
□catch on 流行する
□dawn on ~ ~にわかるようになる
□from now on 今後は
□hit on ∼ ∼を突然思いつく
□impose A on B AにBを課す
□later on後になって
□on earth 一体全体
□on ones way to∼ ~へ行く途中で
□on occasion 時折
□on the average 平均して
□on the contrary それとは反対に
□on the other hand他方では
□on the whole概して
□on time 時間通りに
□operate on ~ ~を手術する
□pass on 次に伝える
以上、「前置詞on」をコアイメージ「接触」から説明してきました。
前置詞を苦手にしている人は多いです。それもそのはず。こういう人は、前置詞の複数の意味を全く関連なく丸暗記しようとしています。
でも、それは非効率です。
今回紹介してきたように、前置詞は1つのコアイメージから考えることができます。
その核心から意味が派生しているだけです。
こうやって理屈から理解していけば、もっと効率よく覚えれるし、応用も効きます。なによりも楽しいです。
今後も、「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに勉強・発信していきます。ぜひ、他の記事もご覧ください。
では、ここでおしまいにします。(`・ω・´)ゞ
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