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【0】動画で解説
【1】except / besides / other thanの違い
一言で言うと、次のとおり。
・except:〜を除いて
・besides:〜に加えて
・other than:〜を除いて、〜に加えて
このように、どれも「〜以外」って訳せるけど、それぞれニュアンスは大きく異なります。
ひとつひとつ例文で解説していきましょう。
1-1.except
exceptの「〜以外」は「〜を除いて」って意味の排除になります。
Everyone except Tom came.
(トム以外はみんな来た)
トムを除いて全ての人って感じで、排除していますね。exceptの語源は「外へ(ex)取る(cept)」→「除外して取る」→「除外する」になります。
1-2.besides
besidesの「〜以外」は「〜に加えて」って意味の追加です。
He speaks French besides English.
(彼は英語以外にフランス語を話す)
英語に加えてフランス語って感じで追加のイメージですね。
1-3.other than
other thanは「〜を除いて」と「〜に加えて」の2つの意味を持ちます。
Is there any problem other than this?
(この件以外に問題はありますか?)
→これは「この件を除いて」って意味で除外のイメージです。
Do you have any hobbies other than reading?
(読書以外に趣味はありますか?)
→これは「読書に加えて」って意味で追加のイメージです。
【2】発展編(※上級者向け)
ここからは、少し難しめの内容です。ここまででキツイって人は、軽く目を通すくらいで大丈夫です。
次の4つについて話していきます。
1.exceptとexcept forの違い
2.butもある
3.besidesには副詞もある話
4.否定の場合のbesides
上記のとおり。
2-1.exceptとexcept forの違い
ここまでexceptのみ解説してきましたが、実はexcept forというのもあります。基本的に同じですが、ポイントは次のとおり。
・that、if節などが来る場合はexceptのみ
I don’t know anything about him except that he’s a novelist.
(小説家という事以外、彼については何も知りません)
except for that〜というのはダメです。
・in、at、onの前置詞が来る場合はexceptのみ
He plays soccer except on rainy days.
(彼は雨の日以外はサッカーをする)
これはわかりやすいと思います。forの後ろに前置詞を持ってくるのは抵抗がありますよね。
・文頭ではexcept forのみ
Except for tooth pain , I’m fine.
(歯の痛みを除けば元気です)
Exceptは文頭に置くことはできません。
2-2.butもある
実は、butにも「〜以外」って意味があります。
No one but me agreed with him.
(私以外誰も彼に同意しなかった)
このbutは英熟語でもよく使われています。
I had no choice but to go there.
(そこへ行かざるをえなかった)
直訳すると、「そこに行くこと以外に選択肢がなかった」→「そこへ行かざるをえなかった」です。
2-3.besidesには副詞もある話
besidesには副詞「加えて」もあります。
The novel was long. Besides, it was boring.
(その小説は長く、加えて、つまらなかった)
2-4.否定の場合のbesides
besidesは「〜に加えて」って意味の追加と解説してきましたが、実は、否定の場合は、「〜を除いて」って意味の除外になります。
[肯定文]
He speaks French besides English.
(彼は英語以外にフランス語を話す)
[否定文]
No one besides him helped me.
(彼を除き、誰も私を助けてくれなかった)
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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