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【高校英語】thanではなくtoを使う比較級を解説します。

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【0】動画で解説

【1】thanではなくtoを使う比較級

thanではなくてtoを使う比較級は、次の通りです。

・junior to:〜より年下である

・senior to:〜より年上である

・inferior to:〜より劣っている

・superior to:〜より優れている

・prefer A to B:BよりもAを好む

上記の通りです。

ひとつひとつ例文で確認していきましょう。

・junior to:〜より年下である

Tom is junior to Nancy.
(トムはナンシーより若い)
=Tom is younger than Nancy.

・senior to:〜より年上である

Nancy is senior to Tom.
(ナンシーはトムより年上である)
=Nancy is older than Tom.

・inferior to:〜より劣っている

His car is inferior to mine.
(彼の車は私の車よりも劣っている)

・superior to:〜より優れている

My car is superior to his.
(私の車は彼の車よりも優れている)

・prefer A to B:BよりもAを好む

I prefer dogs to cats
(私は猫より犬が好きです)

Twitterで問題を出してみたら・・・

【2】話を深堀りしていきます。

ここまででキツイって人は、サラッと読むだけでOKです。

次の3つについて話していきます。

・他にも5つある

・preferは仲間はずれ

・大学4年生の英語表現

上記の通りです。

ひとつひとつ説明していきますね。

・他にも5つある

実は他にも次の5つがあります。

・prior to:〜より前

・posterior to:〜より後

・major to:〜より大きい方の

・minor to:〜より小さい方の

・preferable to:〜より好ましい

上記は、頻度的にはかなり低いので、ほぼ気にする必要はないです。

ちなみに、このようなthanではなくてtoを使う比較級を「ラテン比較級」と言い、ラテン語由来の比較級であるから、thanではなくてtoを使うんです。

・preferは仲間はずれ

実は、下記の中でpreferだけ仲間はずれです。

・junior to:〜より年下である

・senior to:〜より年上である

・inferior to:〜より劣っている

・superior to:〜より優れている

・prefer A to B:BよりもAを好む

この中で、preferだけが動詞であり、他はすべて形容詞です。

そもそも、比較級は形容詞か副詞なので、preferは比較級とは言えないんです。いわば、「みにくいアヒルの子」です。そして、皮肉なことに、prefer A to Bが1番頻出度が高いです。いわば、みにくいアヒルの子が白鳥になったって感じでしょうか。

・大学4年生の英語表現

大学生の英語表現は次の通りです。

・大学1年: Freshman

・大学2年: Sophomore

・大学3年: Junior

・大学4年: Senior

Seniorは、日本語だと「老人」をイメージさせますが、単純に年上なだけなので、大学4年生にも使うんですよね。

・Twitterで問題を出してみたところ...

正答率は7割ほどでした(^○^)

正解は、、、to ですね(^^)/

【3】おわりに

以上、「thanではなくてtoを使う比較級」について解説していきました。

英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。

英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。

ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。

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