Contents
【0】動画で解説
【1】「議論する」の使い分け
パンダ君
一言で表すと、次のとおり。
・argue:口論する
・discuss:話し合う
・debate:討論する
・dispute:反論する
・quarrel:口喧嘩する
オオカミ君
ふむふむ。同じ「議論する」でもニュアンスはかなり違うんだな。
1-1.argue:口論する
I argued with him about it.
(私はそのことについて彼と口論した)
パンダ君
argueは論理的に筋道を立てて、相手を説得するときに使われます。しかし、相手の言うことに耳を貸さずに自説を主張するイメージです。
オオカミ君
なるほど。論理的ではあるが、感情的なのだな。
1-2.discuss:話し合う
We discussed the problem.
(私たちはその問題について話し合った)
パンダ君
問題解決のため、感情的ではなく、友好的な話し合いを表すときに使われます。
オオカミ君
なるほど。日本語の「グループディスカッション」のイメージだな。
1-3.debate:討論する
I debated the issue with him.
(私は彼とその問題について討論した)
パンダ君
debateは、決まったルールに従い、結論を導き出すために、肯定側と否定側に分かれて討論するときに使われます。
オオカミ君
日本語でも、ディベート大会っていうのもあるけど、そんなイメージだな。
1-4.dispute:反論する
We disputed the social problem.
(私たちは社会問題について議論した)
パンダ君
disputeは、相手の意見に強く反論する時に使われます。相手の意見を覆そうと議論することです。
オオカミ君
なるほど。語源のdis-「反対の」と関係がありそうだな。
1-5.quarrel:口喧嘩する
We often quarrel.
(わたし達はよく口喧嘩します)
パンダ君
これはもはや「議論する」っていうレベルではなく、単なる口論、口げんかになります。もはやケンカです。
オオカミ君
なるほど!quarrelって「口論(quoron)」と音が似ているな。
【2】自動詞と他動詞
パンダ君
ここまでは意味的な違いについて、説明してきたけど、ここでは形の違いについて。結論を言うと、次の通り。
・discuss/debate:他動詞のみ
・quarrel:自動詞のみ
・argue/dispute:自動詞と他動詞あり
オオカミ君
なるほど。かなりまぎらわしいな。
パンダ君
そうだね、試験で問われるのは「discussが他動詞しかない」ってことくらいだから、試験対策には、それだけで十分です。
オオカミ君
了解!
【3】まとめ
・argue:口論する
・discuss:話し合う
・debate:討論する
・dispute:反論する
・quarrel:口喧嘩する
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
また、TOEIC学習法の無料メルマガも開始しました。ぜひ、間違えた方向に学習して時間とエネルギーを無駄にしたくない人は、ぜひご登録ください。