【0】動画で解説
【1】2つの用法
willは大きく「根源的用法」と「認識的用法」に分かれます。
・根源的用法:文の主語の「意志」等を表す
・認識的用法:書き手の「推量」を表す
1-1.willの根源的用法
willの根源的用法は分類すると次のようになります。
・意志
・固執
・拒絶
・習慣/習性
上記の通り。
ひとつひとつ見ていきましょう。
・意志
I‘ll open the window.
(窓を開けますね)
文の主語(I)の意志を表していますね。
・固執
He will have his own way.
(彼はどうしても自分の思い通りにやる)
文の主語(He)の「どうしても~する」という固執を表していますね。
・拒絶
The door won’t open.
(そのドアはどうしても開かない)
文の主語(The door)の「どうしても~しない」という拒絶を表していますね。また、「拒絶」は「固執」の否定バージョンと言えます。
・習慣/習性
My mother will often take a walk.
(私の母はよく散歩する)
Oil will float on water.
(油は水に浮くものだ)
1つ目のの文は文の主語(My mother)の「よく~する」という習慣を表していますね。また、2つ目の文は文の主語(Oil)の「~するものだ」という習性を表していますね。
1-2.認識的用法
認識的用法(書き手の推量を表す)は次の2つに分類できます。
・未来
・推量
上記の通り。
例文で確認していきましょう。
・未来
He will be 30 years old next year.
(彼は来年30歳になる)
このwillは「推量」や「意志」ではなく、単純な未来を書き手側から述べている表現になります。
・推量
He will be in Spain now.
(彼は今頃スペインにいるだろう)
He will probably come around noon.
(彼はたぶんお昼頃には来るでしょう)
書き手側からの推量を述べている表現になりますね。ちなみに前者が現在への推量であり、後者が未来への推量です。「未来」と「未来への推量」の判別は、「未来」は主節の内容が必然的に起きるという点で違います。
【2】willの核心
ここまで、willの用法を次のように分類してきました。
・根源的用法(意志/固執/拒絶/習慣/習性)
・認識的用法(未来/推量)
一応、これらの共通点を見出して抽象化すると「必ず~する」になります。
willの核心:「必ず~する!」
ぜひ、ここまで見てきた例文をすべて「必ず~する!」って意味で訳してみてください。少し変な日本語に感じるものもありますが、大きく方向性のずれていない意味をつかむことができます。
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル4の問題(5段階)
A君は何%の確信を持っている?
A君:It will rain today.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) June 25, 2021
【3】まとめ
・根源的用法(意志/固執/拒絶/習慣/習性)
・認識的用法(未来/推量)
・willの核心:「必ず~する!」
では、ここでおしまいにします。
(`・ω・´)ゞ
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。