こういう疑問に答えます。
本記事の対象者
・TOEICの試験が時間内に終わらない人
・速読の勉強法を知りたい人
この記事を書いている僕は、英語講師として10年以上指導。「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに勉強・発信しています。現在は、TOEICの勉強・研究に力を入れています。
Contents
【1】TOEICの速読勉強法(試験概要を知る)
まずは、TOEICの試験概要を確認しましょう。
1-1.問題構成
TOEICのリーディングセクションは、75分で100問を解きます。
Part5 | 短文穴埋め問題 | 30問 |
Part6 | 長文穴埋め問題 | 16問 |
Part 7 | 長文読解問題 | 54問 |
合計 | 100問 |
このように、Part5が30%、Part6は16%なのに対して、Part7は全体の54%をも占めています。
やはり、このPart7をどう攻略していくのかが、大切です。
1-2.Part7の出題分野
TOEICのPart7の出題分野は、主に次の通りです。
・Eメール
・ウェブサイトの記事
・広告
・チャット
上記の通りです。
このような長文を読んで、2~5つの設問に答えるというものです。
【2】TOEICの速読勉強法(具体編)
TOEICの速読勉強法のポイントは、次の4つです。
・パターンを知る
・英文を中心に勉強
・精読力
・音読
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
2-1.パターンを知る
TOEICの速読勉強法の1つ目のポイントは、「パターンを知る」です。
というのも、TOEICはパターンが決まっています。
たとえば、「WEBサイトの更新のお知らせをしていて、何時〜何時までは利用できません。」的なパターンです。
このようなパターンを知っているだけで、読みやすくなり、読むスピードも圧倒的に高まります。
実際、TOEIC900点を超える人たちの中には、最初の1行を読んだだけで、次にどのような展開になるのか予想できています。
なので、TOEICの速読勉強法のポイントは、「パターンを知る」です。
2-2.英文を中心に勉強
TOEICの速読勉強法の2つ目のポイントは「英文を中心に勉強」です。
というのも、多くの人が答え合わせをするときに、解答の該当箇所をチョロっとだけ読むだけです。これでは点数は伸びません。
TOEICの問題は、英文が正確に読めれば満点を取れるテストです。つまり、受験英語のような知恵を問うような問題は出されません。
なので、英文を中心に勉強することです。
2-3.精読力
TOEICの速読勉強法の3つ目のポイントは「精読力」です。
一見すると、速読とは真逆のものに思えるかもしれませんが、実際は、精読をすることで読むスピードが上がります。
なぜならば、正確に読むことで英文内容がわかり、意味内容を理解しながら進めるので、その分、読むスピードが上がり、迷いなく解くことができます。
一方で、無理に急いで読んだりスキャニングなどをすると、正確に読んでいないので、結局は読むスピードが落ちて、正確性も下がり解答に迷いが出て時間がかかります。
なので、精読をすることがポイントになります。
2-4.音読
TOEICの速読勉強法の4つ目のポイントは「音読」です。
音読の効果は次の通りです。
・英文を読み飛ばすことがない
・英語の語彙や構造を学べる
・TOEICのパターンを体に染み込ませる
やはり黙読だと無意識のうちに英文を読み飛ばしがちです。
また、音読する事で、耳や口や目などいろいろな器官を使うので、より効果的に学ぶことができます。
ここまでをおさらいしましょう。
[TOEICの速読勉強法のポイント]
・パターンを知る
・英文を中心に勉強
・精読力
・音読
【3】TOEICの速読勉強法(本番編)
本番でのTOEICの速読勉強法のポイントは、次の通りです。
・時間配分
・設問の先読み
・1分間で150語のペース
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
3-1.時間配分
それぞれの時間配分は次の通りです。
パート5 | 15分 | 1問あたり:30秒 |
パート6 | 10分 | 1問あたり:40秒 |
パート7 | 50分 | 1問あたり:55秒 |
一応、上記が標準の時間配分です。
上記を参考にしながら、自分なりの時間配分を構成していってください。
3-2.設問の先読み
2つ目のポイントは「設問の先読み」です。
なぜならば、設問を先読みする事で、問題を解くという前提で読んでいけるので、すべての英文をがっつり読む必要がなくなります。結果的に速読につながります。
なので、設問を先に読んでから本文を読んでいきます。
3-3.1分間で150語のペース
時間内に読みきるには、1分間で150語のペースで読む必要があると言われています。
基本的には、上記のペースを意識しながら普段から勉強すると良いです。
【4】おすすめの参考書
実際に勉強していくにあたり、どんな参考書を使えばいいのか紹介していきますね。
教材は大きく「本で学ぶ」か「アプリで学ぶ」かの2つに分かれます。
それぞれの特徴を挙げると次のような表にまとめることができます。
それぞれの特徴を挙げると次のような表にまとめることができます。
紙の教材 | アプリ | |
値段 | 安い | 高い |
自由度 | 低い | 高い |
理解度 | 低い | 高い |
内容の充実度 | ふつう | 高い |
スキマ時間の活用 | × | 〇 |
4-1.本で学ぶ場合
もし、本で学ぶ場合は、次の教材を使うと良いです。
新形式問題対応 改訂版 CD2枚付 世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング) 新品価格 |
この教材では、パターンごとに進めていけるので、パターンを理解して学んでいくことができます。
4-2.アプリで学ぶ場合
もし、アプリで学ぶならば、スタディサプリTOEICがおすすめです。
こちらは動画を使ってTOEICのパターンを理解しながら学ぶことができます。
もし、どちらかで迷っているならば、「スタディサプリTOEIC」がおすすめです。
たしかに本で学ぶよりは高額ですが、動画で学べるので理解しやすいです。結果的に、短期間でパターンを学ぶことができます。
スタディサプリTOEICに関しては、次の記事でまとめているので、ご参照ください。
http://english-lab-japan.com/archives/2049
4-3.おわりに
以上、「TOEICの速読勉強法」を解説していきました。
ぜひ、今回紹介した速読勉強法を参考に、目標点数を突破していただけたら幸いです。
Good luck!
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