TOEIC Part2が苦手な人は、どんな勉強をすればいいのでしょうか?
Part2対策というと、どうしても「解き方」や「テクニック」の話がされがちです。
例えば、
- 疑問詞の問いにYes / Noは基本的に不可
- 質問文と同じような音を使った選択肢に注意する
- 質問文に関連する単語を使ったひっかけに注意する
- WhenとWhereを聞き分ける
- 文頭の疑問詞を聞き逃さない
などです。
もちろん、こうしたPart2特有のパターンやテクニックを知っておくことは大切です。
実際、Part2にはさまざまな出題パターンがあり、それぞれの特徴を知っておくことで、正解しやすくなる問題もあります。
ただし、今回お伝えしたいのは「Part2の解き方」ではなく「Part2が苦手な人がやるべき学習法」です。
そして、学習法について僕が一番伝えたいのは、
Part2が苦手だからといって、Part2だけをひたすら解けばいいわけではない
ということです。
本質は、リスニング力そのものを鍛えることです。
Contents
Part2のテクニックを知っていても、聞き取れなければ使えない
例えば、
When will the meeting begin?
という英文が流れたとします。
「Whenで始まっているから、時間に関する答えを選ぶ」
というPart2の知識を持っていたとしても、そもそも
When will the meeting begin?
が聞き取れなければ、その知識を活かすことができません。
「Whenは聞こえたけど、その後がよく分からない」
「単語は知っているのに、音声になると聞き取れない」
という状態なら、必要なのは新しい解法を覚えることではありません。
英語を聞き取る力そのものを鍛えることです。
ここがPart2対策で非常に重要なポイントです。
Part2が苦手な人はPart3・Part4でシャドーイング
では、リスニング力を鍛えるには何をすればいいのか。
僕がおすすめしているのが、Part3・Part4を使ったシャドーイングです。
シャドーイングとは、音声を聞きながら、少し遅れて同じ英文を声に出していくトレーニングです。
Part3・Part4を使って、
聞く
↓
英文を理解する
↓
音声を確認する
↓
自分でも発音する
↓
もう一度聞く
という練習を繰り返していきます。
Part3・Part4には、TOEICで使われるさまざまな英文が登場します。
その英文を何度も聞き、音声を再現していくことで、英語の音やリズムに慣れていきます。
そして、ここで身につけたリスニング力はPart3・Part4だけではなく、Part2にも当然つながってきます。
「Part2が苦手だからPart2だけ」はおすすめしない
Part2が苦手だと、
「Part2をたくさん解けばいい」
と考えがちです。
もちろん、Part2の演習は必要です。
ただ、Part2の問題演習とリスニング力を鍛えるトレーニングは、分けて考えたほうがいいでしょう。
Part2の演習には、
Part2という問題形式に慣れる
という役割があります。
一方で、リスニング力そのものを鍛えるには、Part3・Part4を使ったシャドーイングがおすすめです。
つまり、
- Part3・Part4 → リスニング力を鍛える
- Part2 → Part2の問題形式に慣れる
という役割分担です。
Part2は短いから「ディクテーション」に向いている
そして、Part2の学習で特におすすめしたいのが、ディクテーションです。
ディクテーションとは、聞こえてきた英文を書き取るトレーニングです。
Part2は一つ一つの英文が短いため、ディクテーションとの相性が非常に良いです。
例えば、
What time does the store open?
という音声を聞いて、実際に聞こえた英文を書き取ってみます。
すると、
- 「What timeは聞こえたけど、その後が曖昧だった」
- 「storeは分かったけど、doesが聞こえなかった」
- 「単語は全部知っているのに、音になると聞き取れなかった」
といった自分の弱点が見えてきます。
ただ問題を解いて、
「正解だった」
「間違えた」
で終わらせるのではありません。
どこが聞き取れなかったのかを確認する。
これがPart2の復習では非常に重要です。
僕の講座ではPart3・Part4もディクテーションする
ちなみに、僕の講座ではPart2だけでなく、Part3・Part4のディクテーションもおすすめしています。
Part3・Part4は英文が長いので、Part2よりも負荷は高くなります。
その分、しっかり取り組めば、
「どの音が聞き取れていないのか」
「どこで音の変化が起きているのか」
「知っている単語なのに、なぜ聞こえないのか」
といった部分まで確認できます。
ですから、リスニング力を本気で伸ばしたいのであれば、Part3・Part4もシャドーイングやディクテーションの教材として活用していきましょう。
ただ、Part2は英文が短いからこそ、ディクテーションを取り入れやすいというメリットがあります。
Part2の演習をするときには、ぜひディクテーションまでセットで行ってみてください。
Part2の勉強では「問題数」より「聞き取れるようにすること」
Part2が苦手だからといって、
「とにかく100問、200問と解こう」
と考える必要はありません。
もちろん演習量は大切です。
しかし、問題を解いて答え合わせをするだけでは、
「なぜ聞き取れなかったのか」
が分からないままになってしまいます。
大切なのは、
聞き取れなかった英文を、聞き取れるようにすること。
そのために、
- Part3・Part4でシャドーイングする
- Part2の問題演習をする
- Part2の英文をディクテーションする
- 聞き取れなかった部分を確認する
- 音声を繰り返し聞く
- 自分でも声に出してみる
という勉強をしていきましょう。
Part2の「解法」と「学習法」は分けて考える
ここまで読んで、
「じゃあ、Part2のテクニックは覚えなくていいの?」
と思った方もいるかもしれません。
もちろん、そんなことはありません。
Part2の問題パターンや解法を知っておくことは大切です。
- 疑問詞の問いに対してYes / Noの選択肢は基本的に選ばない。
- 似た音を使ったひっかけに注意する。
- 関連する単語を使ったひっかけに注意する。
- WhenとWhereの聞き分けに注意する。
こうした知識は、Part2を解くうえで役立ちます。
ただし、これらは「問題をどう解くか」という解法の話です。
今回お伝えしているのは、「Part2が苦手な人が、何を使って、どう学習するか」という学習法の話です。
この2つは分けて考えましょう。
Part2の具体的な解き方やテクニックについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
Part2対策の本質は「リスニング力」
Part2対策というと、どうしてもテクニックの話が目立ちます。
しかし、テクニックだけでは、Part2の苦手を根本的に克服することはできません。
なぜなら、そもそも英文を聞き取る力がなければ、テクニックを使うことすらできないからです。
だからこそ、
- Part3・Part4でシャドーイングをやり込む↓
- Part2の演習で問題形式に慣れる
- Part2の短い英文をディクテーションする
- 聞き取れない部分を確認して、音声を繰り返し聞く
という学習をおすすめします。
Part2が苦手だからといって、Part2だけをひたすら解く必要はありません。
Part2の点数を伸ばしたいなら、Part2を解く力だけではなく、英語そのものを聞き取る力を鍛える。
これが今回、一番伝えたいことです。
TOEIC800点を目指すなら、リスニング力を土台から鍛えよう
僕が運営しているTOEIC CAMPでは、TOEIC800点を目指すために、単に問題を大量に解くだけではなく、
必要最低限の知識 × TOEICの戦略 × 継続できる仕組み
を軸に学習を進めています。
リスニングについても、テクニックだけに頼るのではなく、実際に英語を聞き取れる力を身につけることを重視しています。
Part2についても、問題演習だけで終わらせず、シャドーイングやディクテーションなどを取り入れながら、リスニング力そのものを鍛えていきます。
- 「Part2の解き方は知っているのに、なかなか聞き取れない」
- 「リスニングの勉強をしているけど、何をやればいいのか分からない」
- 「TOEIC800点を目指しているけど、勉強の順番が分からない」
という方は、TOEIC CAMPで一緒に学習していきましょう。

