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【英語】原級・比較級を用いて最上級の意味を表す

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【0】動画で解説

【1】原級・比較級で最上級の意味を表す

「富士山は日本で一番高い山です」 を4つの表現で表していきましょう。

1.最上級で表す

まずは、基本の「最上級」で表す場合です。

Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
「富士山は日本で一番高い山だ」

これは大丈夫ですね。

2.比較級で表す

次に「比較級」で表しましょう。

Mt. Fuji is higher than any other mountain in Japan.

これは直訳すると…

「富士山は日本で他のいかなる山よりも高い」

「富士山は日本で一番高い山だ」

ポイントは、any other mountainの部分が単数形になることです。mountainsではありません。

なぜかというと、あくまで1対1だからです。さすがの富士山も、他の山との合計だと負けてしまうので。

それに、比較級の核心は「2者の比較」だからです。これについては、次の記事をご参照ください。

3.比較級で表す(Part2)

もう一つ、「比較級」で表すことができます。

No other mountain in Japan is higher than Mt. Fuji.

これを直訳すると…

「富士山よりも高い山は日本には他にない」

「富士山は日本で一番高い山だ」

No other mountainも先ほどと同じ理由で単数扱いになります。

4.原級で表す

最後に「原級」を使って表すこともできます。

No other mountain in Japan is as high as Mt. Fuji.

直訳すると…

「富士山と同じくらい高い山は日本には他にない」

「富士山は日本で一番高い山だ」

先の3の文を原級にするだけですね。

以上、上記4つは例文ごと丸暗記すべきです。そのまま試験に出てくることも多いですし、少しだけ形を試験に出てきます。

Twitterで問題を出してみたら・・・

【2】話を深堀りしていきます。

ここまででキツイって人は、サラッと読むだけでOKです。

次の2つについて、話していきます。

・nothing (else)、anything else を使って表す

・気にしなくてもいい厳密な話

上記の通りです。

ひとつひとつ説明していきますね。

・nothing (else)、anything else を使って表す

「no other+名詞」や「any other+名詞」の代りに、「nothing (else)」や「anything else 」を使って表すことができます。

例文で確認しましょう。

Time is the most precious.
(時間が最も貴重である)

これを次のように、書き換えることができます。

・Time is more precious than anything else.

・Nothing (else) is more precious than time.

・Nothing (else) is as precious as time.

また、「物」ではなくて「人」の場合には、「nobody[no one](else)」や「anybody[anyone] else」を使います。

例文で確認しましょう。

Nancy is the prettiest.
「ナンシーが最もかわいい」

=Nancy is prettier than anybody else.

=Nobody (else) is prettier than Nancy.

=Nobody (else) is as pretty as Nancy.

・気にしなくてもいい厳密な話

実は、下記の2つは完全にイコールとは言えません。

⑴ No other mountain in Japan is higher than Mt. Fuji.
(富士山よりも高い山は他にない)

⑵ No other mountain in Japan is as high as Mt. Fuji.
(富士山ほどの高さの山は他にない)

⑴の場合は、もしかしたら富士山と同じ高さの山があるかもしれませんが、⑵の場合はその可能性はありません。

【3】おわりに

以上、「原級・比較級で最上級の意味を表す表現」を紹介していきました。

英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。

英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。

ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。

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