丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
英語

勉強を習慣化する3つの条件|意志ではなく設計で続ける英語学習

動画でサクッと解説

https://youtu.be/xU90XAS3aHQ

「今年こそ英語をやる」と思ったのに、また止まった

この記事を読んでいるあなたは、きっとこんな経験をしたことがあるはずです。

年始に「今年こそ英語を頑張る!」と決意したのに、2週間で挫折。
参考書を買い込んだけど、結局開かないまま本棚の肥やしに。
やる気はあるはずなのに、なぜか続かない——。

実は、これは意志の弱さではなく、設計の問題なんです。

よくある誤診:「自分には意志力がない」

勉強が続かないとき、多くの人はこう考えます。

  • 意志が弱い
  • 継続力がない
  • 自分には無理

しかし、これは完全に間違った診断です。

正しい診断:「続かないのは性格ではなく、設計のミス」

習慣化に失敗する原因の9割は、「続けられない構造」で始めているからです。

「続けられる人」になろうとするのではなく、
「続く設計」に変える——これが習慣化の本質です。

そして、その設計に必要なのが、たった3つの条件です。

習慣化に必要な3つの条件

① 迷わない(判断コストをゼロにする)

② 重くない(最小単位で設計する)

③ 終わりが見える(ゴールで人は走れる)

パンダ先生
パンダ先生
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

条件① 迷わない(判断コストをゼロにする)

なぜ止まるのか?

脳は「何をすべきかわからない状態」を非常に嫌います。

勉強の時間になったとき、こんなふうに迷っていませんか?

  • 単語をやろうか?文法をやろうか?
  • どこから始めればいい?
  • どれくらいやればいい?

この判断コストが、積み重なってやる気を食い潰します。

問題の構造

勉強の時間だ
    ↓
単語?文法?問題演習?(迷い発生)
    ↓
判断コストが高い
    ↓
脳が「面倒」と判断
    ↓
スマホを見る(やらない理由の完成)

迷いが生じた瞬間、脳は「やらない理由」を探し始めます。

解決策:やることを固定する

「迷わない」ではなく、「迷えない設計」にすることが本質です。

具体例:

時間帯 固定タスク
毎朝7:00 ターゲット1100を20語
毎晩21:00 TOEIC Part5を10問
パンダ先生
パンダ先生
こうすれば、判断コストはゼロ。
「何をするか」ではなく、「決まったことをやる」だけになります。

条件② 重くない(最小単位で設計する)

重い勉強が続かない理由

人は「続けられるかどうか」を無意識に計算しています。

初日に1時間勉強した人は、翌日も1時間やることを自分に期待します。
それができないと「失敗した」と感じて止まってしまうのです。

よくある「重さ」の罠

  • ❌ いきなり1時間
  • ❌ 完璧に理解しようとする
  • ❌ 全範囲を網羅しようとする

これらはすべて、心理的負担が大きい設計です。

リフレーム:軽さは妥協ではなく戦略

考えてみてください。

毎日10分を3ヶ月続けた人と、
1日1時間やって2週間で止めた人

3ヶ月後に成長しているのは、どちらでしょうか?

答えは明らかです。

解決策:最小単位で設計する

  • 10分でOKにする
  • できたら勝ちのルールにする
  • 3ヶ月かけて少しずつ増やす

「少なくていい」ではなく、「少ないから続く」
軽さは妥協ではなく、戦略なのです。

条件③ 終わりが見える(ゴールで人は走れる)

なぜ終わりが必要か?

人は「いつ終わるかわからないもの」に全力を出せません。

終わりのないマラソンは、プロでも走れません。
逆に、「終わりが見える」と、そこまで走り切ろうとするのです。

これは、マラソンのゴールが見えた瞬間、足が動く感覚に似ています。

具体的な区切りの例

  • 3ヶ月
  • 8週間
  • この1冊をやり切る

終わりが見えると、進捗も測れるようになります。

解決策:期間・範囲を先に決めて可視化する

具体例:

  • 「3ヶ月でこの問題集を3周する」
  • 「8週間でターゲット1100を完璧にする」
  • 「毎週日曜日に1週間の進捗を確認する」

ゴールと進捗が見えることで、「あと少し」が見える化されます。

まとめ:習慣化の本質は「やる気」ではなく「設計」

ここまで読んで、気づいたことがあるはずです。

習慣化に必要なのは、

  • ❌ やる気
  • ❌ 意志力
  • ❌ 根性

ではなく、

  • 設計
  • 構造

だということです。

「続けられる人」を目指すのではなく、
「続く設計」に変える——これが習慣化の本質です。

あなたの勉強が続かないのは、この3つのうちどれが欠けているから?

もう一度、3つの条件を振り返ってみてください。

  1. 迷わない(判断コストをゼロにする)
  2. 重くない(最小単位で設計する)
  3. 終わりが見える(ゴール設定で走る)

あなたの勉強が続かないのは、この中のどれが欠けているからでしょうか?

次の一歩:今日の「固定タスク」を1つ決め、期間を宣言する

読んで終わりではなく、今日から行動を変えましょう。

やることはシンプル:

  1. 今日の固定タスクを1つ決める
    (例:毎朝7:00に英単語20語)
  2. 期間を宣言する
    (例:まずは3ヶ月続ける)
  3. 軽く始める
    (例:最初は5分でもOK)

習慣化は、小さく始めて、長く続けることが全てです。

今日から、「続く設計」で英語学習を始めてみませんか?


著者プロフィール:
鬼塚 英介 / Eisuke Onituka
予備校講師 / 英語学習コーチ

パンダ先生
パンダ先生
偏差値39から1年の浪人生活で偏差値70超えを達成。効率的な勉強法と習慣化の設計を専門とし、多くの受験生・社会人の英語学習をサポート。現在はTOEIC講師として活動中。