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TOEIC

【TOEIC Part7対策】速読より精読が先!スコアを伸ばす本質的な読み方とは?

今回は、TOEIC Part7でよくある悩み――
「時間が足りない」という問題に真正面からお答えします。

「とにかく速く読まなきゃ」と思って、ひたすら速読練習をしていませんか?
実はそれ、逆効果になっているかもしれません。

本記事では、
「速読の前に、精読を鍛えるべき理由」と、
「精読力をどう身につけるか」について、詳しくお伝えします。

【0】動画でサクッと解説

【1】なぜPart7は時間切れになるのか?

TOEIC Part7で時間切れになる方の多くが、
「読むスピードが足りない」と感じているかと思います。

ですが、実際には「読む精度」が足りていないことが原因になっているケースがほとんどです。

具体的には、
・文の構造が見えていない
・意味のかたまりで捉えられていない
・設問で問われている内容と本文との対応関係が見えない

こういった「理解の甘さ」が、設問で迷う原因になり、時間が足りなくなるのです。

【2】精読を飛ばして速読しても、スコアは伸びない

TOEIC Part7は、単語を拾い読みしただけでは正解できません。

設問の多くは、
言い換え・因果関係・ニュアンスの違いを見抜く力が求められます。

そのためには、
文を正確に理解できる力=精読力が必要です。

一見遠回りに見えても、
「1文を正確に読む力」を先に身につけることが、
結果的に読むスピードもスコアも上げる近道になります。

【3】精読力があると、どう変わる?

では、精読力があるとどう変わるのか。
以下の英文を例に見てみましょう。

Customers who purchased the product online are eligible for a full refund if they return it within 30 days.

この文を「なんとなく読む」と、「あ、返金されるんだな」で終わってしまいます。
しかし、精読するとこうなります。

・主語:Customers
・関係代名詞節:who purchased the product online
・動詞:are
・補語:eligible for a full refund
・条件節:if they return it within 30 days

このように構造が見えると、
情報のつながり・条件がはっきりと理解できるようになります。

結果的に、設問で問われている情報がどこにあるかを瞬時に特定でき、
読み戻しも不要になります。

【4】精読力をつける3ステップ

精読力を身につけるには、以下のステップを意識して取り組むことが効果的です。

① 構造を取る(英文解釈)

どこが主語で、どこが動詞か?
接続詞の先に来る文の構造はどうなっているか?

そうした構文把握の力を養います。

② 意味のかたまりで読む(チャンクリーディング)

文の構造がわかってくると、意味のかたまりで読めるようになります。
これは速読にも直結します。

③ 音読で定着させる

理解した英文は、音読で身体に染み込ませましょう。
読みのリズムが安定し、処理スピードも上がります。

【5】書籍よりも「動画」で学ぶのが圧倒的に効果的

「精読が大事なのはわかったけど、書籍でやろうとすると難しすぎる…」

そう感じた方も多いと思います。
実際、構文解釈の本は挫折率が高いです。

だからこそ、僕が担当する
「3ヶ月でTOEIC800点を目指す講座」では、
英文解釈のやり方を動画で丁寧に解説しています。

▶︎ 動画学習のメリット
・文字では伝わりにくいニュアンスも、音声+映像でわかる
・「なぜここが主語なのか」などをリアルタイムで解説
・書籍なら1時間かかる内容も、動画なら10分で理解できる

受講生の多くが、
「構文が見えるようになって、Part7が怖くなくなった」
と実感してくれています。

【6】まとめ:速読の土台は、精読力

TOEIC Part7を速く・正確に読めるようになるために、大切なことは次の3点です。

・「速読」は「精読」の積み重ねでできる
・文構造を正確に捉える力が、読解スピードと正解率を左右する
・書籍よりも、動画の方が早く・深く・確実に身につく

【7】TOEIC講座のご案内

僕が主催しているTOEIC講座では、

・精読トレーニング(英文解釈・構文把握)を動画で提供
・Part7に特化した戦略も丁寧に解説
・3ヶ月で800点を目指すロードマップを用意

興味のある方は、以下のリンクから詳細をご確認ください。

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