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英語

【服】clothes / clothing / garment / outfit / attire / apparel / wear の使い分け【類義語】

【0】動画でサクッと解説

【1】clothes / clothing / garment / outfit / attire / apparel / wear の使い分け

一言で言うと、次のとおり。

[さまざまな“服“]

・clothes:一般的な洋服

・clothing:衣料品

・garment:1着の衣服

・outfit:衣装一式

・attire:特別な衣装

・apparel:商業品しての衣類

・wear:特定の目的のための服

上記のとおり

パンダ先生
パンダ先生
ちょっと上級者向けだけど、知っておきたい使い分けだよ。

では、例文で確認していきましょう!

・clothes:一般的な洋服

clothesは、「服」を表す最も一般的な単語です。日本語の「服」に1番近い単語です。

His clothes were neatly folded in the suitcase.
(彼の洋服はスーツケースにきちんと折りたたまれていました)

clothes の発音に注意です。「クロージーズ」と言いたくなるけど「クロウズ(klóʊ(ð)z)」が正解です。

また、clothesは常に複数形で使い(故に例文の動詞はwere)、1枚の洋服は “a set of clothes”、2枚なら “two sets of clothes” となります。

パンダ先生
パンダ先生
なぜ clothes常に複数形なのかは「複数の“布(close)“が集まって洋服になるから」って考えよう。

・clothing:衣料品

clothingは、clothesが「服」を表すのに対して、clothingは靴や帽子なども含めた「衣類全般」を表します。

My mother works in a clothing shop.
(母は、衣料品店で働いています)

衣料品店に行くと、洋服だけでなく帽子や靴も一緒に売っていますよね。

パンダ先生
パンダ先生
clothingは不可算名詞です。よって、数えたいときは「an item of clothing」や「two pieces of clothing」のようにするよ。

・garment:1着の衣服

garmentは、服飾メーカーが使うフォーマルな響きがあり、「1着の衣服」を表します。特に製造業やファッション業界使われやすいです。

The fashion designer crafted each garment by hand.
(そのファッションデザイナーは一着ずつ手作業で仕上げた)

ファッション業界での話ですね。

パンダ先生
パンダ先生
garmentは可算名詞なので、単数の場合は a garment、複数なら garments だよ。

・outfit:衣装一式

outfitは、特別な機会に着る「衣装一式」です。これには、トップス、ボトムス、アクセサリーなど全てを含みます。

She put together a stylish outfit for the party tonight.
(彼女は今夜のパーティーのためにおしゃれな服装をまとめました)

パーティーという特別な機会に着る衣装一式を表しています。

パンダ先生
パンダ先生
outfitは可算名詞だけど、基本的には単数形で使われるよ。また語源は「out(外に)+fit(取りつけるもの)」→「衣装一式」だよ。

・attire:特別な衣装

attireは、結婚式など特別なドレスコードが求められる場合に使われやすいです。

The formal attire for the event is black tie.
(そのイベントのフォーマルな服装はブラックタイです)

特別なドレスコードが求められていますね。

パンダ先生
パンダ先生
attireは不可算名詞だよ。

・apparel:商業品しての衣類

apparelは、ビジネスの場面でよく使われる商業品としての衣類を表します。

The apparel industry plays a significant role in the global economy.
(アパレル産業は、世界経済において重要な役割を果たしている)

パンダ先生
パンダ先生
日本語でも「アパレル」と言うけど、ビジネスのニュアンスがあるよね。

・wear:特定の目的のための服

wearは、特定の目的のための服です。よって、sports wear(スポーツウエア)や work wear(仕事着)といった感じで使われます。

Outdoor wear should be weather-appropriate.
(屋外での服装は天候に適したものでなければなりません)

屋外の目的のための服ですね。

パンダ先生
パンダ先生
wearは不可算名詞です。日本語でも「スポーツウェア」とか言うよね。

【2】☆ まとめ ☆

[さまざまな“服“]

・clothes:一般的な洋服

・clothing:衣料品

・garment:1着の衣服

・outfit:衣装一式

・attire:特別な衣装

・apparel:商業品しての衣類

・wear:特定の目的のための服

以上、「さまざまな「服」の使い分け」について解説していきました。かなり上級者向けの話ですが、このような微妙な違いがわかると、より深く内容を理解できます。

パンダ先生
パンダ先生
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