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【0】動画で解説
【1】単数形と複数形で意味が異なる名詞
単数形と複数形で意味が異なる名詞をまとめてみると、次のようになります。
単数形 | 複数形 |
arm(腕) | arms(武器) |
custom(慣習) | customs(関税) |
good(善) | goods(商品) |
manner(やり方) | manners(礼儀作法) |
air(空気) | airs(気取った態度) |
authority(権力) | authorities(当局) |
interest(興味) | interests(利益) |
cloth(布きれ) | clothes(衣服) |
price(ここの値段) | prices(物価) |
letter(文字) | letters(文学) |
regard(尊敬) | regards(よろしくというあいさつ) |
pain(痛み) | pains(苦労) |
time(時間) | times(時代) |
premise(前提) | premises(建物・構内) |
ひとつひとつ例文を見ながら確認していきましょう。
・arm/arms
armは「腕」で、armsは「武器」です。
・arm:「腕」
・arms:「武器」
覚え方は、「腕」が複数集まると「武器」になるって感じです。
・custom /customs
customは「慣習」で、customsは「関税」です。
・custom「慣習」
・customs「関税」
道を習慣的に利用する人たちを対象とした税であるため、customsは「関税」の意味です。
・good/goods
goodは「善」で、goodsは「商品」って意味です。
・good「善」
・goods「商品」
日本語でも「商品」のことを「グッズ」って言いますよね。
・manner/manners
mannerは「やり方」で、mannersは「礼儀作法」です。
・manner「やり方」
・manners「礼儀作法」
日本語で「マナー」と言ったら「礼儀作法」のことを指してしまいますよね。本来は「マナーズ」って言うのが正しいんですよね。
・air/airs
airは「空気」で、airsは「気取った態度」って意味です。
・air:「空気」
・airs:「気取った態度」
気取った態度には、空気感がプンプンしてきますよね。
authorityは「権力」で、authoritiesは「当局」って意味です。
・authority「権力」
・authorities「当局」
一つの組織の中に、様々な省庁や部署などがあるから、authorities「当局」です。
・interest / interests
interestは「興味」で、interestsは「利益」って意味です。
・interest:「興味」
・interests:「利益」
「利益」が人間の主な関心事だからです。
・cloth / clothes
clothは「布きれ」で、clothesは「衣服」って意味です。
・cloth:「布きれ」
・clothes:「衣服」
「布きれ」が複数集まって「衣服」ができますね。
・price /prices
priceは「個々の値段」で、pricesは「物価」って意味です。
・price「個々の値段」
・prices「物価」
「物価」は「個々の値段」の総まとめですよね。
・letter / letters
letterは「文字」で、lettersは「文学」って意味ですね。
・letter「文字」
・letters「文学」
「文学」は「文字」が複数集まって成り立つものですね。
・regard / regards
regardは「尊敬」で、regardsは「よろしくというあいさつ」って意味です。
・regard:「尊敬」
・regards:「よろしくというあいさつ」
regardsのように複数形になるのは、他にも、congratulationsやthanksなどで見られます。
なぜ、複数形にするのか?
「よろしく」や「お祝い」が一つではなくて、複数あるという意味で複数形になるんです。
・pain /pains
painは「痛み」で、painsが「苦労」って意味です。
・pain:「痛み」
・pains:「苦労」
「痛み」が重なると「苦労」になるイメージです。
・time/times
timeは「時間」で、timesは「時代」です。
・time:「時間」
・times:「時代」
多くの時間(time)が集まって、時代(times)がつくられるって覚えましょう。
・premise/premises
premiseは「前提」、premisesは「建物、構内」って意味です。
・premise:「前提」
・premises:「建物、構内」
premise(前提)は、「前に(pre)送る(mise)」→「前提」です。法的書類でpremiseは「前に述べたこと」の意味で使われていました。そして、それは建物を指すのがほとんどであり、そこからpremise「建物、構内」の意味が生まれました。
☆ まとめ ☆
以上、「単数形と複数形で意味が異なる名詞」について説明していきました。
では、ここでおしまいにします。(`・ω・´)ゞ
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