こういう疑問に答えます。
本記事の対象者
・TOEICの勉強を始めようと思っている人
・TOEICの点数が伸び悩んでいる人
この記事を書いている僕は、英語講師として10年以上指導。「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに勉強・発信しています。現在は、TOEICの勉強・研究に力を入れています。
TOEICの効果的な勉強法
結論から言うと、効果的な勉強法のポイントは次の3つです。
・知識→パターン理解→慣れるの3手順
・本文を中心に精読
・シャドーイングと音読
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
知識→パターン理解→慣れるの3手順
基本的には次の順番で進めていきます。
・知識
↓
・パターン理解
↓
・慣れる
知識
まずは、知識を持つ必要があります。
ここでは具体的には次の2つです。
・語彙
・英文法
上記の2つです。
語彙に関しては、むやみに難しい英単語を覚える必要はありません。必要最低限の英単語を覚えるだけでOKです。
また、英熟語は問われることはないので、ガツガツ英熟語も覚える必要はありません。
英文法に関しては、大学受験のような細かな知識まで問われることはないので、読解を読む上で必要な英文法やTOEICで問われやすいものを学習するだけでOKです。
パターンの理解
知識を終えたら、次はパターンの理解です。
というのも、TOEICはかなりパターンが決まっています。
たとえば、Part4の広告のパターンは次のようになります。
・導入
↓
・自慢話、特典
↓
・問い合わせ先
このようなパターンをあらかじめ知っていると、リスニングもしやすいです。
さらには、「なんかよくわからないけど、答えはこれかな?」って感じで解答できるものです。
実際、TOEIC900点を超えていく人の多くは、リーディングで最初の一文を見ただけで、どのような展開で進んでいくのか予想できています。
なので、パターンを理解していくことが大切です。
慣れる
最後の手順3で、パターンに慣れていきます。
なぜならば、いくらTOEICのパターンを理解しても、実際にそれを自分で使えなければ意味がありません。
理解するのと自分でやるのとでは、全く違うのです。
スポーツで頭で理解しても実際にそれを自分でできるようにするには、何度も練習を繰り返して身体に染み込ませていく必要があります。
それと同じです。
何回も何回も繰り返して、パターンを体に染み込ませていくことです。
以上、知識→パターン理解→慣れるの3手順で進めていくことが大切です。
本文を中心に精読
TOEICの効果的な勉強法の2つ目として、「本文を中心に精読」が大切です。
ポイントは…
・本文を中心にやる
・精読
の2つです。
いくら勉強しても点数が伸びない人の1つの特徴として、本文をしっかりやっていないことです。
彼らは、解いた後に、解答の根拠の該当箇所をさらっと見るだけしかしていません。
それでは、点数が伸びるはずがありません。
実際、TOEICは本文さえ聞けて読めさえすれば、満点を取れる問題です。
大学受験のような知恵を問うような考えさせる問題は出ません。
なので、本文をしっかりと読めるようにすることが大切です。
だから本文を中心にやっていきます。
そして、具体的には「精読」です。
精読は語彙の確認はもちろんのこと、構文を把握しながら本文を読んでいくことです。
極端なことを言うと、すべての英文の和訳を取るくらいの気持ちでいいと思います。
このように、「本文を中心に精読」が効果的な勉強法の2つ目です。
シャドーイングと音読
最後、3つ目のポイントは、「シャドーイングと音読」です。
具体的には、次の通りです。
・リスニングセクション→シャドーイング
・リーディングセクション→音読
ひとつひとつ説明していきますね。
リスニングセクション→シャドーイング
リスニングセクションはシャドーイングします。
シャドーイングとは、英語の音声に少し遅れながら発音することです。
このシャドーイングをする事で、音声を集中して聞くことが自然とできます。
ただ、初心者にとってはかなり難しいので、きついようであれば、口パクでOKです。それだけでも十分効果はあります。
リーディングセクション→音読
リーディングセクションは「音読」です。
音読する時のポイントは次の2つです。
・構文を意識する
・意味内容を意識する
また、別に大声をだして発音良くやる必要はありません。ボゾボソと喫茶店でもやれるくらいの声量で十分です。
以上、TOEICの効果的な勉強法を紹介していきました。
ここまでをおさらいしましょう。
・知識→パターン理解→慣れるの3手順
・本文を中心に精読
・シャドーイングと音読
おすすめの参考書
実際に勉強していくにあたり、どんな参考書を使えばいいのか紹介していきますね。
教材は大きく「本で学ぶ」か「アプリで学ぶ」かの2つに分かれます。
それぞれの特徴を挙げると次のような表にまとめることができます。
紙の教材 | アプリ | |
値段 | 安い | 高い |
自由度 | 低い | 高い |
理解度 | 低い | 高い |
内容の充実度 | ふつう | 高い |
スキマ時間の活用 | × | 〇 |
もし、本で学ぶ場合は、次の教材を使うと良いです。
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この教材では、パターンごとに進めていけるので、パターンを理解して学んでいくことができます。
もし、アプリで学ぶならば、スタディサプリTOEICがおすすめです。
こちらは動画を使ってTOEICのパターンを理解しながら学ぶことができます。
もし、どちらかで迷っているならば、「スタディサプリTOEIC」がおすすめです。
たしかに本で学ぶよりは高額ですが、動画で学べるので理解しやすいです。結果的に、短期間でパターンを学ぶことができます。
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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