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TOEIC

TOEIC初心者は何から始める?正しい勉強の方向性を英語講師が解説

「TOEICの勉強を始めたいけど、何からやればいいのかわからない」

TOEIC初心者の方から、非常によく聞く悩みです。

書店に行けばTOEIC対策の参考書が大量に並んでいますし、ネットで調べれば「Part 5から始めるべき」「まずは単語」「とにかく問題を解く」など、さまざまな勉強法が出てきます。

しかし、TOEIC初心者にとって大切なのは、細かい勉強の順番を決めることではありません。

まずは自分の現在地を確認し、そこから英語力そのものを伸ばしていくこと。

この方向性が非常に重要です。

僕自身、これまで英語を教えてきましたが、TOEICでなかなかスコアが伸びない方ほど、勉強時間が足りないというより、勉強する方向性がズレているケースが少なくありません。

そこで今回は、TOEIC初心者が何から始めればいいのか、勉強の方向性について解説していきます。

大まかな流れは次の通りです。

  1. 最新のTOEIC公式問題集で試験内容を確認する
  2. 必要なら中学英文法から復習する
  3. TOEIC専用の英単語帳をやる
  4. 英文法・英文解釈を学ぶ
  5. 公式問題集を徹底的にやり込む
  6. 初見問題を使って本番に備える

そして、このすべての段階で忘れてはいけないことがあります。

それは、「TOEIC力」ではなく「英語力」を鍛えるという視点です。

パンダ先生
パンダ先生
順番に解説していきます。

①まずは最新のTOEIC公式問題集を買う

TOEICの勉強を始めるなら、まず購入してほしいのが最新の公式問題集です。

TOEICには、一般的な資格試験のような「過去問」が公開されていません。

そのため、TOEICを開発しているETSが制作している公式問題集が、事実上の過去問に近い教材になります。

まずは公式問題集を開いて、

「TOEICってこういう試験なのか」

という全体像を確認してください。

Part 1からPart 7までどのような問題が出るのか、問題数はどれくらいなのか、英文はどの程度のレベルなのか。

最初の段階では、それを確認するだけでも十分です。

ここで重要なのが、現在の英語力によって取り組み方を変えることです。

高校英語まである程度理解できている方であれば、実際に時間を測って1セット解いてみることをおすすめします。

現時点で何点くらい取れるのか、リスニングとリーディングのどちらが苦手なのかを把握できます。

一方、高校英語にかなり不安がある場合は、無理に最初から全部解く必要はありません。

問題をさらっと見て、

「こういう問題を解けるようになればいいんだな」

とゴールを確認する程度で大丈夫です。

②中学英語が怪しいなら、中学英文法から始める

公式問題集を見て、

「そもそも英文がほとんど読めない」

という場合は、いきなりTOEIC対策に入らないほうがいいです。

まずは中学英文法を復習しましょう。

TOEICだからといって、何か特殊な英語が使われているわけではありません。

英文を構成している土台は、中学・高校で学習する英語です。

  • 主語と動詞の関係がわからない。
  • be動詞と一般動詞の違いが曖昧。
  • 現在形と過去形の違いも怪しい。

この状態でTOEICのPart 5やPart 7を大量に解いても、なかなか英語力は伸びません。

書店で販売されている、初心者向けの簡単な中学英文法の参考書を1冊購入して、一通り復習してください。

ここでは完璧を目指す必要はありません。

パンダ先生
パンダ先生
まずは英語の基本的なルールを思い出すことが目的です。

③TOEIC専用の英単語帳をやる

英語の基礎を確認したら、次に取り組んでほしいのが英単語です。

ここで非常に重要なのが、

必ず「TOEIC専用」の英単語帳を使うことです。

大学受験用の英単語帳などで代用するのはおすすめしません。

実際、生徒さんからも、

「大学受験のときに使っていた単語帳でも大丈夫ですか?」

と聞かれることがあります。

もちろん英単語なので、覚えること自体が無駄になるわけではありません。

しかし、TOEICでスコアを取ることが目的なら、かなり非効率です。

なぜなら、TOEICは出題される単語にかなり偏りがある試験だからです。

例えば、会社、会議、出張、採用、契約、商品、店舗、広告、配送など、ビジネスや日常生活に関係する単語が繰り返し登場します。

一方、大学受験では、評論文や学術的な文章などで使われる単語も大量に覚えます。

TOEICを受けるのであれば、TOEICに出やすい単語から優先的に覚えたほうが圧倒的に効率的です。

そのため、英単語帳は必ずTOEIC専用のものを選んでください。

④英文法と英文解釈を学ぶ

英単語と並行して取り組んでほしいのが、

英文法と英文解釈です。

ここはTOEIC学習において非常に重要な部分です。

英文法というと、

「Part 5の文法問題を解くために勉強するもの」

と思われがちですが、それだけではありません。

文法は英文を正しく読むためにも必要です。

そして、英文法の知識を使って、実際の英文の構造を正確に理解していくのが英文解釈です。

例えば、英文を読んだときに、

「なんとなく単語をつなげれば意味はわかる」

という状態と、

「どれが主語で、どれが動詞で、どの語句がどこを修飾しているのか説明できる」

という状態では、英文の理解度がまったく違います。

TOEICのPart 6・Part 7で安定して英文を読めるようになるためには、後者の力が必要です。

ただし、ここは独学がかなり難しいところでもあります。

そもそもTOEICに特化した英文解釈の教材は、それほど多くありません。

だからといって大学受験用の英文解釈や英文法の参考書をそのまま持ってくると、今度はTOEICではほとんど必要のない内容まで学ぶことになります。

もちろん英語の勉強としては意味があります。

しかし、

「できるだけ効率よくTOEICのスコアを上げたい」

という目的を考えると、遠回りになってしまう可能性があります。

TOEICで必要になる英文法と英文解釈に絞って学ぶことが重要です。

この部分を独学で進めるのが難しい方は、僕のTOEIC CAMPではTOEICに必要な英文法と英文解釈に絞ってしっかり解説していますので、活用していただければと思います。

⑤公式問題集を何度もやり込む

英単語・英文法・英文解釈という土台を作ったら、ここから公式問題集を本格的に使っていきます。

ここで一番やってはいけないのが、

「問題を解いて、丸付けをして、解説を読んで終わり」

という勉強です。

公式問題集は、何度も何度もやり込んでください。

TOEICの勉強では、

「何冊の問題集を解いたか」

よりも、

「1冊をどこまで深く理解したか」

のほうが重要です。

特にリスニングでは、いきなりシャドーイングを繰り返せばいいわけではありません。

まず、その英文に出てくる単語・文法・構文をガッツリと理解することが先です。

英文を見ても意味がよくわからない状態で、その音声を何度シャドーイングしても、学習効果は限定的です。

英文の意味と構造を理解したうえで、

「なぜここが聞き取れなかったのか」

を確認します。

そのときに重要になるのが、音声変化です。

英語は、単語帳に載っている単語の発音が、そのまま一語ずつ独立して聞こえてくるわけではありません。

単語同士がつながったり、音が弱くなったり、消えたり、変化したりします。

こうした音声変化まで確認したうえで、音源を何度も聞き、シャドーイングをする。

ここまでやって初めて、シャドーイングをする意味があります。

リーディングも考え方は同じです。

ただPart 7を何度も読めば速く読めるようになるわけではありません。

まずは英文に出てくる単語・文法・構文をガッツリと確認します。

どれが主語なのか。

どれが動詞なのか。

どこからどこまでが修飾部分なのか。

なぜその日本語訳になるのか。

そこまで理解してから、その英文を何度も音読します。

意味も構造も曖昧な英文を何度も音読するのではなく、完全に理解した英文を繰り返し音読する。

これによって、英文を前から処理する力が少しずつ身についていきます。

つまり、

リスニングなら「理解→音声変化の確認→シャドーイング」。

リーディングなら「理解→音読」。

この流れを大切にしてください。

ただ問題を大量に解くよりも、1つの英文を深く理解して何度もやり込むほうが、英語力を伸ばすうえでは重要です。

⑥最後に初見問題を解く

公式問題集を徹底的にやり込んで英語力がついてきたら、初見の問題にも取り組んでいきます。

ここでは、

「理解した英文で英語力を鍛える勉強」から「初めて見る英文を時間内に処理する練習」へ移行していく

というイメージです。

ただ、毎回2時間の模試を解くのはかなり大変です。

仕事や学校がある方なら、なおさらでしょう。

そこでおすすめなのが、ミニ模試を活用することです。

30分程度など、短い時間で解けるミニ模試であれば、普段の勉強にも取り入れやすくなります。

時間を測って初見問題を解くことで、

「時間制限がある中で英文を処理する」

という練習ができます。

これまで身につけてきた単語・文法・構文、そしてリスニング力・リーディング力が、初見の英文でも通用するのかを確認していきましょう。

TOEIC初心者ほど「TOEIC力」ではなく「英語力」を鍛える

ここまで勉強の方向性を説明してきましたが、すべてに共通する重要な考え方があります。

それが、

「TOEIC力ではなく、英語力を鍛える」

ということです。

TOEICの勉強を始めると、

  • 「Part 5を10分で解く方法」
  • 「Part 7を先読みする方法」
  • 「選択肢から正解を見抜く方法」

といったテクニックに目が行きがちです。

もちろん、本番で時間内に解くための戦略は必要です。

しかし、テクニックだけで大幅にスコアを伸ばすことはできません。

知らない単語が大量にあれば読めません。

文法がわからなければ英文の構造を正確に把握できません。

英語の音を聞き取れなければリスニング問題にも答えられません。

結局、最後にものを言うのは英語力です。

だからこそ、TOEIC初心者ほど小手先のテクニックに走るのではなく、

  1. 単語を覚える。
  2. 文法を理解する。
  3. 英文の構造を正確に捉える。
  4. 理解した英文を繰り返し読む。
  5. 理解した英文を繰り返し聞く。

という王道の勉強を大切にしてください。

遠回りに見えるかもしれませんが、結果的にはこれが最も効率のいい方向性です。

TOEIC初心者の勉強の方向性まとめ

改めて整理すると、TOEIC初心者は次のような方向性で勉強を進めるのがおすすめです。

まずは最新の公式問題集を見る
TOEICがどんな試験なのかを知り、自分の現在地を確認する。

中学英語が怪しければ基礎に戻る
TOEIC対策を無理に始めず、まず英語そのものの土台を作る。

TOEIC専用の英単語帳を使う
大学受験用ではなく、TOEIC頻出語彙を優先して覚える。

英文法・英文解釈を身につける
英文を「なんとなく」ではなく、構造から正確に理解できるようにする。

公式問題集を徹底的にやり込む
リスニングは英文を理解して音声変化まで確認したうえでシャドーイング。リーディングは英文を理解したうえで音読する。

初見問題にも取り組む
ミニ模試などを活用して、時間制限のある中で初見の英文を処理する力を鍛える。

大切なのは、

「TOEICの問題をたくさん解くこと=TOEIC対策」ではない

ということです。

TOEICという試験を利用して、単語力、文法力、構文把握力、リスニング力、リーディング力を鍛えていく。

その結果としてスコアが上がっていく。

この方向性を忘れないようにしてください。

独学で「何を勉強すればいいかわからない」という方へ

ここまで読んで、

「方向性はわかったけど、英文法や英文解釈をどう勉強すればいいかわからない」

「公式問題集を買ったけど、どこまで深く復習すればいいかわからない」

という方もいると思います。

特に難しいのが、英文法・英文解釈と公式問題集の復習です。

そこで僕が運営している**「TOEIC CAMP 3ヶ月でTOEIC800点講座」**では、TOEICに必要な内容に絞って、3ヶ月間で英語力を伸ばせるようにカリキュラムを組んでいます。

僕がこの講座で大切にしているのが、**「丸暗記英語からの脱却」**です。

単語や熟語、英文法を「これはこういう意味だから覚えてください」で終わらせるのではなく、

「なぜそうなるのか」

まで理解することを重視しています。

そして公式問題集についても、ただ問題を解いて答え合わせをするだけではありません。

教材として扱う英文は僕のほうでしっかり解説し、単語・文法・構文まで理解したうえで、リスニングなら音声変化を確認してシャドーイング、リーディングなら英文を理解して音読という形で徹底的にやり込んでいきます。

僕が目指しているのは、TOEICのテクニックだけを覚えて一時的にスコアを上げることではありません。

TOEICの勉強を通して、英語力そのものを伸ばすこと。

その結果として、TOEIC800点を目指していく講座です。

  • 「TOEICを始めたいけど、何から勉強すればいいかわからない」
  • 「参考書を何冊も買ったけど、結局どれも中途半端になっている」
  • 「独学で勉強しているけど、英文を本当に理解できているのかわからない」

そんな方は、ぜひTOEIC CAMPを活用してください。

正しい方向性で、一つひとつ英語力を積み上げていきましょう。

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