こういう疑問に答えます。
本記事の対象者
・TOEICの効果的な勉強法を知りたい人
・TOEICの勉強を始める人
・TOEICの点数が伸び悩んでいる人
この記事を書いている僕は、英語講師として10年以上指導。「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに勉強・発信しています。現在は、TOEICの勉強・研究に力を入れています。
Contents
【1】TOEICの効果的な勉強法(準備編)
まずは、TOEICの試験について知りましょう。
1-1.TOEICの試験概要
TOEICの試験の特徴を、箇条書きしてみましょう。
・リスニングとリーディングの2科目
・それぞれ100問ずつの合計200問
・120分で解く試験(リスニングが46分)
・すべてマークシート方式
上記の通りです。
スピーキングやライティングのテストはないので、TOEICの試験だけを考えれば、そこにエネルギーを使うのは得策ではありません。
それぞれのPartごとの問題内容は次の通りです。
リスニングセクションは、パート1〜4で構成される。
Part1 | 写真描写問題 | 6問 |
Part2 | 応答問題 | 25問 |
Part 3 | 応答問題 | 39問 |
Part4 | 説明文問題 | 30問 |
合計 | 100問 |
リーディングセクションは、パート5〜7で構成される。
Part5 | 短文穴埋め問題 | 30問 |
Part6 | 長文穴埋め問題 | 16問 |
Part 7 | 長文読解問題 | 54問 |
合計 | 100問 |
1-2.TOEICの試験レベル
TOEICは、英検と違って、すべてのレベルの人が同じ試験を受けることになります。
なので、試験の結果は合否ではなくて得点で結果が出ます。
最低得点は10点であり、最高得点は990点です。
・最低得点:10点
・最高得点:990点
おおよそのTOEICの得点のレベルは次のようになります。
Aランク | 860~990 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。 |
Bランク | 730~860 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。 |
Cランク | 470~730 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションがとれる。 |
Dランク | 220~470 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。 |
Eランク | 5~220 | コミュニケーションができるまでに至っていない。 |
1-3.期限と目標点を設定する
おおよその概要を知ったら、期限と目標点を設定していきましょう。
おすすめの目標点数の設定は次の通りです。
・TOEIC初心者で英語に自信がない人:600点
・TOEIC初心者で英語に自信がある人:700点
・TOEICをすでに受けたことがある人:+100点
次に、期限の設定ですが、3ヶ月がちょうどいいかなぁと思います。
なぜならば、長すぎず短すぎず、モチベーションも保ちやすいと思います。
また、TOEICは1年に10回も実施されており、およそ2ヶ月半前くらいから、受付しているので、すぐにでも申し込むのがおすすめです。
実際に、申し込む事で本気になれるので、なる早で申し込むと良いです。
【2】TOEICの効果的な勉強法(実践編)
結論から言うと、次の3つがポイントです。
・本文をやる
・音読とシャドーイング
・パターンを体に染み込ませる
上記のとおりです。
ひとつひとつ説明していきますね。
2-1.本文をやる
ひとつ目のポイントは、本文をやることです。
というのも、いくら学習しても得点が伸びない人は、解答してその該当箇所の前後をちょろっと確認して終わっています。
これでは、得点が伸びるはずがありません。
TOEICは本文さえできれば、満点を取れる試験です。受験英語と違い、知恵を問うような試験は出ないのです。
なので、しっかりと本文を精読することです。
2-2.音読とシャドーイング
2つ目のポイントは、音読とシャドーイングをすることです。
・リーディングセクション:音読
・リスニングセクション:シャドーイング
リーディングセクションでは、本文を精読したら、あとはひたすら音読を繰り返します。最低でも10回は音読してください。
音読の際のポイントは、次の2つです。
・構文を意識する
・意味内容を意識する
リスニングセクションは、シャドーイングをすると効果的です。
シャドーイングとは、本文を見ないで英語の音声に少し遅れて発音するトレーニングです。
これにより、英語のリズムや発音を身に付けることができます。
ただ聞いているだけだとどうしても意識が違うところにいきがちですが、シャドーイングすることで、集中力を高めることができます。
また、英語初心者にとっては、シャドーイングはかなり難易度が高いので、口パクでもOKです。それでも十分効果的です。
2-3.パターンを体に染み込ませる
3つ目のポイントは、パターンを体に染み込ませることです。
なぜならば、TOEICはパターンの試験です。
たとえば、Part4の広告のパターンは次のようになります。
・導入
↓
・自慢話、特典
↓
・問い合わせ先
このようなパターンを知っていると、リスニングもずっとしやすくなります。
さらには、なんかよくわからないけど、これが答えかな?っていうのが正解します。
なので、TOEICのパターンに慣れることが大切です。
【3】TOEICの効果的な勉強法(継続編)
TOEICの学習は継続することが、なによりも大切です。
結論から言うと、次の3つが継続のポイントです。
・スキマ時間の活用
・習慣化
・テキストを買いすぎない
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
3-1.スキマ時間の活用
ひとつ目のポイントはスキマ時間を活用することです。
なぜならば、大学生・社会人になると、色々とやることが多くて、がっつりと時間を取るのは、物理的にも精神的にも難しいです。
なので、スキマ時間をいかに活用するかが大切になってきます。
たとえば、次のようなスキマ時間を活用してみると良いです。
・通勤、通学時間
・仕事、授業の始まる前
・昼休憩の時間
上記のようなちょっとした時間を積み重ねることで、あっという間に毎日2時間の勉強時間を確保することも可能です。
3-2.習慣化
2つ目のポイントは、習慣化することです。
なぜならば、習慣化することで、モチベーションを上げずして勉強を継続することができるからです。
実際、僕の場合は、毎日駅まで歩いて行っていますが、どんなに体調が悪かろうと、TOEICのリスニングをしながら歩いています。もはやモチベーションは必要ありません。
なので、いかに習慣化していくかが大切です。
3-3.テキストを買いすぎない
3つ目のポイントは、テキストを買いすぎないことです。
3解法を示しており、それをまともに全部聞いていると、頭が混乱します。
なので、できるだけ同じシリーズにまとめた方が良いです。
テキストに関しては、次の章で説明していきますね。
【4】TOEICの効果的な勉強法(テキスト編)
結論から言うと、紙の教材を使う方法とスタディサプリを使う方法の2つがあります。
4-1.紙の教材をおすすめする人
紙の教材をおすすめする人は次の通りです。
・時間に余裕がある人
・英語が得意な人
・TOEICの試験を何度も受けている人
4-2.スタディサプリをおすすめする人
スタディサプリをおすすめする人は次の通りです。
・スキマ時間を活用したい人
・継続して勉強するのが苦手な人
・TOEICの勉強の初心者
・短期間で効率的に点数を上げたい人
4-3.おすすめの教材(書籍で学ぶ人)
もし、書籍を使って学ぶならば、次のような教材がおすすめです。
・TEPPAN英単語
英単語帳は複数出版されていますが、TEPPAN英単語がおすすめです
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この英単語帳は覚えるきっかけが書いてあるので、効率よく覚えることができます。
・世界一わかりやすいシリーズ
TOEICのパターンを理解するには、「世界一わかりやすい」のシリーズがおすすめです。
新形式問題対応 改訂版 CD2枚付 世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング) 新品価格 |
・TOEIC公式問題集
TOEICのパターンに慣れるには、TOEIC公式問題集がおすすめです。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5 新品価格 |
4-4.スタディサプリTOEIC
TOEICの学習アプリは複数ありますが、ダントツでスタディサプリTOEICがおすすめです。
スタディサプリTOEICに関しては、次の記事でまとめていますのでご参照ください。
http://english-lab-japan.com/archives/2049
【4】おわりに
以上、TOEICの効果的な勉強法について、紹介していきました。
ぜひ、今回紹介した勉強法を参考にして、目標点数を突破してください。
Good luck!
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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