こういう疑問に答えます。
本記事の対象者
・リーディングの点数が伸び悩んでいる人
・TOEICの勉強を始めようと思っている人
この記事を書いている僕は、英語講師として10年以上指導。「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに勉強・発信しています。現在は、TOEICの勉強・研究に力を入れています。
【1】TOEIC リーディング勉強法
まずは、ざっとTOEIC試験の内容を確認しましょう。
・リスニングとリーディングの2科目
・リスニング100問とリーディング100問の合計200問
・2時間の試験時間で途中休憩はない
・すべてマーク式の問題
上記の通りです。
リーディングセクションは、パート5〜7で構成されます。
Part5 | 短文穴埋め問題 | 30問 |
Part6 | 長文穴埋め問題 | 16問 |
Part 7 | 長文読解問題 | 54問 |
合計 | 100問 |
では、TOEICのリーディング勉強法に入っていきます。
・TOEICのリーディングの特徴
結論から言うと、次の通りです。
受験英語や英検+TOEICらしさ
基本的には、受験英語などと大した変わりません。TOEICだからと言って特別な英語を学ぶわけではありません。
ただし、「TOEICらしさ」というのが加わってきます。
「TOEICらしさ」というのは次の2つです。
・語彙
・パターン
受験英語では出てこないような語彙が出てきます。
たとえば、proceeds「収入」などです。TOEICはビジネス英語を扱うので、このような単語が頻出します。
また、TOEICならではのパターンというのもあります。
たとえば、「明日ウエブサイトの更新があるので、12:00〜14:00の間は使えません。」的なお知らせなどです。
このような「TOEICらしさ」を新たに学んでいくイメージです。
・TOEIC リーディング勉強法
リーディングの勉強法のポイントは次の3つです。
・本文を中心にやる
・精読
・音読
上記の通りです。
ひとつひとつ説明していきますね。
・本文を中心にやる
TOEICリーディングの勉強法では、本文を中心にやります。
というのも、多くの人が設問の解答ばかりしていて、本文全体をしっかりと読み込んでいません。
実際、TOEICの試験では本文さえ読めれば、問題に解答できます。いわば、知恵を問うような問題は出されません。
なので、本文をしっかりと読めるようにすることが大切です。
・精読
TOEICリーディングの勉強法のポイントの2つ目は、「精読」です。
精読というのは、いわば構文把握をして文法や語彙などをしっかりと確認することです。
精読に対するものとして、速読やスキャニングがありますが、まずは精読をしっかりとやることです。
英文を正確に読めるようになれば、設問に答えることができます。
よく時間が足りないから速読やスキャニングをするという人がいますが、遅いのは精読できていないからです。スピードだけ上げようとして、内容を理解しないまま進めていくからよくわからなくて、設問に答えるのも遅くなっているのです。
なので、精読をすることで、英文を正確に速く読めるようになるのです。
・音読
3つ目のポイントは「音読」をすることです。
なぜならば、音読をすることで、英語の感覚とTOEICのパターンを体に染み込ませていくことができるからです。
音読の際の注意点は次の3つです。
・最低10回は音読する
・大きな声を出す必要はない
・構文と内容を意識して音読する
僕の経験からいくと、最低10回の音読は必要だと思います。それくらいでいい感じで体に染み込んできます。
また、別に大きな声を出してやる必要はありません。ボソボソと声を出すくらいで十分です。喫茶店で周りに聞こえないくらいでボソボソ言うくらいの感じです。
音読するときは、ただ音読すればいいわけではなく、構文と内容を意識しながら読むことで効果が出てきます。
・オススメの参考書とアプリ
勉強法がわかったところで、早速、勉強を始めてみましょう。
方法としては大きく次の2つがあります。
・紙の教材を使う
・アプリを使う
それぞれの特徴を比較すると次の通りです。
紙の教材 | アプリ | |
値段 | 安い | 高い |
自由度 | 低い | 高い |
理解度 | 低い | 高い |
内容の充実度 | ふつう | 高い |
スキマ時間の活用 | × | 〇 |
ざっと上記の通りです。
もし、紙の教材で勉強していくのであれば、次の教材がおすすめです。
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もし、アプリで勉強していくのであれば、次の教材がおススメです。
ちなみに、どっちを選べばいいかわからないという人は、上記の「スタディサプリTOEIC」がおススメです。
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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