Contents
【0】動画で解説
【1】不定冠詞aの使い方
0.全部で7つの用法
不定冠詞aは数えられる単数名詞につきます。そして、theとの決定的な違いは、不特定であることです。
基本はこれだけですが、今回は、さらに深掘りして、aについて解説していきます。
不定冠詞aは次の7つの使い方があります。
1.「 1 つの 」( = one )
2.不定の1つのもの
3.「 (特定の) ある 」( = a certain )
4. 「 どの 」 ( = any )
5.「 同じ 」 ( = the same )
6.「~につき 」 ( = per )
7.「いくらかの」(= some)
上記のとおり。
1.「 1 つの 」( = one )
aには「1つの」って訳す用法があります。強調したい場合は one にすることもあります。
Roma was not built in a day.
(ローマは 1 日にして成らず )
I had an apple yesterday.
(私は昨日リンゴを一個だけ食べた)
She didn’t say a word.
(彼女は一言も言わなかった)
2.不定の1つのもの
話題に初めて登場する単数名詞に付くことが多いです。また、先程の「1つの」って用法と異なり、a を訳す必要はありません。
I saw a dog at an intersection this morning.
(今朝、交差点で犬を見た)
Pangeno was a great pianist
(パンジェーノは偉大なピアニストだった)
3.「 (特定の) ある 」( = a certain )
特定の「ある」って意味を表す用法もあります。
What he says is true in a sense.
(彼の言うことはある意味真実だ)
He left home on a Christmas.
(彼はクリスマスのある年に家を去った)
A boy called me this morning.
(ある少年が今朝私に電話してきた)
4. 「 どの 」 ( = any )
ある種に共通する性質を述べるときに使われます。一般的に主語の位置に置きます。
A triangle has three sides.
(どんな三角形にも、3辺ある)
A dog is a faithful animal.
(犬は忠実な動物である)
5.「 同じ 」 ( = the same )
《of a ~ 》の形で使われ、そのほとんどがことわざです。
Birds of a feather flock together.
(同じ羽毛の鳥は寄り集まる。= 類は友を呼ぶ。)
We are of an age.
(私たちは同じ年齢だ)
6.「~につき 」 ( = per )
《数量 a 単位》の形で使われます。
People brush their teeth twice a day.
(人は一日二回歯を磨く)
I go to the library once a week.
(私は週に2回図書館へ行く)
7.「いくらかの」(= some)
aが「いくらかの」の意味を表す用法もあります。
He has a knowledge of bioethics.
(彼はいくらかの生命倫理学の知識を持っている)
Let’s take a break for a while.
(しばらくの間休憩しましょう)
【2】固有名詞にaをつける
ここはちょっと別枠です。一般的に、固有名詞にaをつけることはありませんが、次のような場合に、固有名詞にaをつけます。
1.〜という人
2.〜のような人
3.〜家の人々
4.〜の作品
上記のとおり。これらは固有名詞とはいえ、一つに特定されないから、aをつけます。
1.〜という人
There’s a Mr John here to see you.
(ジョンさんという人が会いに来ていますよ)
2.〜のような人
He is an Edison.
(彼はエジソンのような人です)
3.〜家の人
She is a Kennedy.
(彼女はケネディ家の人です)
4.〜の作品
This is a Hokusai.
(これは北斎の作品です)
【3】☆ まとめ ☆
1.「 1 つの 」( = one )
2.不定の1つのもの
3.「 (特定の) ある 」( = a certain )
4. 「 どの 」 ( = any )
5.「 同じ 」 ( = the same )
6.「~につき 」 ( = per )
7.「いくらかの」(= some)
ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
また、TOEIC学習法の無料メルマガも開始しました。ぜひ、間違えた方向に学習して時間とエネルギーを無駄にしたくない人は、ぜひご登録ください。