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現在形は現在を表さない⁉︎

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【0】動画で解説

【1】現在形は「いつも変わらないこと」

パンダ君
パンダ君
今日は現在形についてやっていきましょう。

オオカミ君
オオカミ君
おう!なんか簡単そうだな!

パンダ君
パンダ君
現在形は「現在のこと」を表しません。

オオカミ君
オオカミ君
えっ!?じゃあ、いつのことを表すんだ?

パンダ君
パンダ君
実は過去・現在・未来のことすべて表すんです。つまり「いつも変わらないこと」ですね。

 

現在形は「いつも変わらないこと」  

 

オオカミ君
オオカミ君
そんなばかな?現在形って名前だろ?

パンダ君
パンダ君
確かに「現在形」って文法名だけ見ると、いかにも今現在を表しそうですよね。でも、過去現在未来いつも変わらない場合に現在形が使われるんです。

オオカミ君
オオカミ君
う~ん…。

パンダ君
パンダ君
例文で確認していきましょう。

 

He goes to school.

「彼は学校に行きます」

 

パンダ君
パンダ君
今現在のことではありませんね。いつも変わらず学校に行く」、つまり「学生」って言いたいんです。

オオカミ君
オオカミ君
 なるほど。

パンダ君
パンダ君
だから、別に夜中の2時に“He goes to school.”って言ってもいいんですよね。

オオカミ君
オオカミ君
確かに。今現在のことじゃないからな。

パンダ君
パンダ君
ちなみにこれを学校では「現在の習慣」と教わります。

パンダ君
パンダ君
もう一つ例を見てみてみましょう。

Water boils at 100℃.

「水は100℃で沸騰する」

 

パンダ君
パンダ君
これも今日だけの話ではなく「いつも変わらず水は100℃で沸騰する」ってことを伝えているんです。

オオカミ君
オオカミ君
これも夜中の2時に言ってもいいわけだ。

パンダ君
パンダ君
そうですね。ちなみにこれを教科書的な説明だと「不変の真理」と教わります。

オオカミ君
オオカミ君
なるほどな。現在形≠現在ってわけだ。

パンダ君
パンダ君
そうですね。だから文法名が「現在形」っていうのが紛らわしいんですよね。いつも変わらないこと形」とかの方が直感的にわかると思うんですけどね。

オオカミ君
オオカミ君
たしかに。

パンダ君
パンダ君
さらにも一つ例をあげましょう。

He resembles his father.

「彼は父親に似ている」

オオカミ君
オオカミ君
なるほど。これもいつも変わらないことだな。

パンダ君
パンダ君
ちなみに、「現在の状態」って感じで教科書では分類されているよ。もちろん、そんなのは覚える必要はないよ。このように「現在の習慣」だとか「不変の真理」などと現在形をわざわざ分類する必要はありません現在形は「いつも変わらないこと」だけでOKです。

【2】現在形で未来を表せる

パンダ君
パンダ君
現在形で未来を表すことができます。例文で確認しましょう。

The shop opens at 9:00 tomorrow.

「その店は明日9時に開店する」

オオカミ君
オオカミ君
なるほど。未来のことだけど、現在形のopensが使われているな。

パンダ君
パンダ君
 これを学校だと現在形の例外だと教わってしまいます。

オオカミ君
オオカミ君
あぁ、そういえば、そう教わった気がするな。

パンダ君
パンダ君
でも、実は現在形の核心から考えれば、例外じゃないんです!

オオカミ君
オオカミ君
えっ!そうなのか!?

パンダ君
パンダ君
開店時間っていつも変わりませんよね。昨日は8:00で今日は10:00で明日は9:00なんてことありませんよね。いつも変わらずに9:00に開店するんですよね。

オオカミ君
オオカミ君
なるほど。いつも変わらないことだな。

パンダ君
パンダ君
そうなんです。だから、未来のことでも現在形が使われるんです。

オオカミ君
オオカミ君
わざわざ、例外として別で覚える必要がないわけだな。

パンダ君
パンダ君
このように英文法は核心から考えていくことで、例外と呼ばれるものは、もはや例外とは呼べないことに気づけるんです

【3】英会話表現にも応用

パンダ君
パンダ君
よく使われる英会話表現を見ていきましょう。

What do you do?

パンダ君
パンダ君
これで「あなたのお仕事は何ですか?」って意味になるんです。少し意外ですよね。

オオカミ君
オオカミ君
えっ???まったく意外だな。

パンダ君
パンダ君
直訳しても「あなたは何をしますか?」ですよね。 

オオカミ君
オオカミ君
う~ん・・・

パンダ君
パンダ君
現在形の核心から考えてみてください。

オオカミ君
オオカミ君
ほう???

パンダ君
パンダ君
現在形は「いつも変わらないこと」でしたよね。よって、現在形を強調して改めて直訳すると…あなたはいつも変わらずに何をしていますか?って意味になります。

パンダ君
パンダ君
すると普通大学卒業していつもしていることってなんでしょうか?

オオカミ君
オオカミ君
あっ、なるほど!「仕事だ!」

パンダ君
パンダ君
そうなんです!だから「お仕事何?」って意味になるんです。

オオカミ君
オオカミ君
なるほど~。

 

パンダ君
パンダ君
最後に次の意味はなんでしょうか?

What do you do for fun?

オオカミ君
オオカミ君
う~ん、これも現在形を意識して直訳するとあなたはいつも変わらず楽しみのために何をしますか?」「趣味は何?」って意味かな?

パンダ君
パンダ君
その通りです! このように英文法は英会話表現にも応用できるんです。

 まとめ

・現在形は「いつも変わらないこと」

・What do you do ?:「お仕事何?」

Twitterで問題を出してみたら・・・

パンダ先生
パンダ先生
正答率はかなり低い感じですね。解答は上記のツイートをクリックして確認してみてください。

では、ここでおしまいにします。(`・ω・´)ゞ

ここまで読んで頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、ぜひ、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。

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