【1】英単語〈meter〉の語源
結論から言うと、〈meter〉の語源は「測る」です。
〈meter〉の語源:「測る」
〈覚え方〉
長さを「測る」単位にはメートル(meter)を使いますね。
【2】語源〈meter〉から覚える英単語(必修編)
ここでは、大学受験やTOEICに出るレベルの英単語で、覚えやすいものを紹介していきます。
1.geometry「幾何学」
「土地(geo)の長さなどを計測する(meter)方法」→「幾何学」って意味です。
※geoは「土地」です。レンタルビデオのgeoは「どっしりと大地に根ざした店にしたい」という意味が込められているようです。
※geographyは「地理学」です。中学地理の教科書にはグラフ(graph)が多用されいましたね。
2.symmetry「対称」
「左右が同じ(sym)長さの測り(metry)」→「対称」って意味になりました。
※symは「同じ」です。他にはsympathy「同情」やsynchronize「同時に起きる」などがあります。
3.diameter「直径」
「円を横切った(dia)長さを測ったもの(meter)」→「直径」って意味です。
※dia(横切った)を語源に使った英単語には、diagnosis「診断」やdialogue「対話」などがあります。
4.immense「巨大な」
imは否定を表すので、「測りきれないほど大きい」→「巨大な」って意味です。
※im「否定」を語源に使った英単語には、impossible「不可能な」やincredible「信じられない」などがあります。
5.metronome「メトロノーム」
メトロノームは一定間隔で音を刻む(測る)音楽用具ですよね。
【3】語源〈meter〉から覚える英単語(発展編)
ここでは、大学受験やTOEICに出ないレベルの英単語を紹介していきます。無理して覚える必要はないかなと思います。
1.psychometry「サイコメトリー」
〈psycho-「心理」+metry「測る」〉→「心理を測る力」→「サイコメトリー」です。
2.anemometer「風速計」
覚える必要はありませんが、anemo「風」です。
3.audiometer「聴力計」
audio「聴覚の」に着目すればOKですね。
※ audio「聴覚の」を語源に使った英単語には、audience「聴衆」などがあります。
4.chronometer「高精度な時計」
覚える必要はないですが、chrono「時の」です。
※ chrono「時の」を語源に使った英単語には、synchronize「同時に起きる」などがあります。
5.dendrometer 「測樹計 (そくじゅけい)」
覚える必要はありませんが、dendro-「樹木の」です。
6.hydrometer「浮きばかり」
hydro-「水の」です。化学で水素を「H」と教わりますよね。
7.pedometer「万歩計」
pede「足」に着目すればOKです。
※ pede「足」を語源に使った英単語には、pedal「ペダル」やexpedition「遠征」などがあります。
8.centimeter「センチメートル」
日本語でも使っていますね。
9.millimeter「ミリメートル」
日本語でも使っていますよね。
いかがでしたか?
英単語は語源を使って覚えると、劇的に覚えやすくなります。さらには未知の英単語を推測することだって可能です。
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