丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
TOEIC

シャドーイングの正しいやり方|思い出すのではなく「聞く」に集中しよう

シャドーイングをしているのに、なかなかリスニング力が伸びない。

そんな方は、シャドーイング中に「何に意識を向けているか」を見直してみてください。

シャドーイングで大切なのは、英文を思い出しながら言うことではなく、音声をしっかり聞きながら言うことです。

「次はこの単語だったな」と記憶を頼りに発話するのではなく、

「今、どんな音が聞こえている?」

と、音声そのものに意識を向ける。

これが正しいシャドーイングの基本です。

シャドーイングが「暗唱」になっていませんか?

シャドーイングを繰り返していると、英文を覚えてしまいます。

これは自然なことです。

例えば、

The meeting has been postponed until Friday.

という英文を何度も練習していると、音声を聞いた瞬間に英文が頭に浮かび、スラスラ言えるようになります。

ただ、ここで注意したいのが、

「音声を聞いて言っている」のか、「覚えた英文を思い出して言っている」のか

という違いです。

後者になってしまうと、シャドーイングというより暗唱に近くなります。

英文を思い出せるので、うまく言えているようには感じます。

しかし、リスニング力を伸ばすためには、実際に流れている英語の音を聞くことが重要です。

そのため、

「覚えた英文を言う」のではなく「聞こえた音を追いかける」

という意識を持ってください。

どうしても思い出してしまう人は「音」に意識を向ける

とはいえ、

「聞くことが大切なのは分かった。でも、どうしても英文を思い出しながら言ってしまう」

という方もいるでしょう。

そんなときにおすすめなのが、音声の強弱に意識を向けることです。

例えば、

  • どの単語が強く発音されているか

  • どの部分が弱くなっているか

  • どこにアクセントがあるか

  • どこで音がつながっているか

  • 英語特有のリズムがどうなっているか

といった部分に注目してみてください。

「次は何と言うんだっけ?」

と考えるのではなく、

「今の音声はどこが強かった?」

と考えるわけです。

そうすると、意識が「記憶」ではなく「音声」に向きやすくなります。

正しいシャドーイングのやり方

では、実際にどのような順番で練習すればいいのでしょうか。

STEP 1:まず英文を理解する

最初に英文の意味を確認します。

分からない単語や文法、文構造があれば、この段階で確認しておきましょう。

意味が分からない英文を、ただ音だけ追いかける必要はありません。

STEP 2:英文を見ながら音声を聞く

次に、英文を見ながら音声を聞きます。

ここでは、

「実際にはどんな音になっているのか?」

に注目します。

単語の発音だけでなく、音のつながり、強弱、アクセント、リズムなども確認しましょう。

STEP 3:音声を聞きながらシャドーイングする

準備ができたら、音声を追いかけるように発話します。

このときのポイントは、

「次の英文を思い出そうとしない」

こと。

音声に集中して、

「今、聞こえた音は何か?」

を意識します。

もし英文を思い出してしまうなら、強弱やリズムなど、音声の特徴に意識を向けてください。

STEP 4:慣れてきたら英文を見ない

ある程度できるようになったら、英文を見ずにシャドーイングします。

この段階でも、暗記した英文を再生するのではなく、音声をしっかり聞いて、それを追いかけることを意識します。

「聞くこと」ができているかを常に確認しましょう。

シャドーイングで一番大切なのは「音声に集中すること」

シャドーイングというと、

「正しく発音しなければ」

「英文を間違えずに言わなければ」

と、自分の発話に意識が向きがちです。

しかし、リスニング力を伸ばすために取り組んでいるのであれば、まずは音声をしっかり聞くことを優先してください。

英文を覚えてしまったとしても、それを思い出して言うだけになってしまってはいけません。

「今、どんな音が聞こえているのか?」

と音声に意識を向ける。

そして、聞こえた音を追いかけて発話する。

この繰り返しが、シャドーイングの基本です。

TOEIC800点を目指すなら、正しいトレーニングを

TOEICでは、

「単語の意味は分かるのに、音声になると聞き取れない」

ということがよくあります。

これは、知識が足りないだけではなく、知っている英語と実際の音声が結びついていないことも一つの原因です。

だからこそ、リスニング学習では「英語を知っている」だけでなく、「英語の音を聞き取れる」状態を作ることが重要です。

そのためのトレーニングの一つがシャドーイングです。

ただし、やり方を間違えると、英文の暗唱になってしまいます。

思い出すのではなく、聞く。

もし思い出してしまうなら、音声の強弱やリズムに意識を向ける。

このポイントを意識して、シャドーイングに取り組んでみてください。

TOEIC800点を3ヶ月で目指す「TOEIC CAMP」

ここまで読んで、

「シャドーイングのやり方は分かったけれど、TOEIC800点を取るために、他に何をどの順番で勉強すればいいのか分からない」

という方もいると思います。

私が運営しているTOEIC CAMPでは、TOEIC800点を目指すための3ヶ月間の学習を、正しい順番で進めていきます。

TOEICは、ただ勉強時間を増やせばいいわけではありません。

英単語、英文法、リスニング、長文読解など、それぞれの学習をバラバラに行うのではなく、現在の自分に必要な学習を見極めて取り組むことが大切です。

そして、私がTOEIC CAMPで大切にしているのが、

「丸暗記英語から脱却する」

という考え方です。

英語をただ丸暗記するのではなく、

「なぜこの意味になるのか?」

「なぜこの音に聞こえるのか?」

「英語ではどのように捉えているのか?」

を理解する。

そうすることで、初めて見る英文や、実際の会話の中でも対応できる英語力につながっていきます。

シャドーイングについても同じです。

英文を丸暗記して言うのではなく、実際に聞こえてくる音をしっかり捉える。

この意識を持つだけでも、日々のシャドーイングは大きく変わります。

TOEIC800点を目指している方は、ぜひ今日から「思い出す」のではなく「聞く」シャドーイングを実践してみてください。

引き続き頑張っていきましょう!