【0】動画で解説
【1】独立分詞構文とは?
結論からいきましょう。
独立分詞構文:意味上の主語≠全体の主語の場合に意味上の主語が残る場合の分詞構文。
例を挙げましょう。
As it was fine,we went on a picnic.
↓
× It being fine,we went on a picnic.
このように、it≠we なので、itは消さずに残します。このような分詞構文のことを独立分詞構文って言うわけです。
【2】独立分詞構文を問題で確認
[問題]
The bus ( ) late ,our meeting was delayed.
① being ② was ③ is
答えは…① beingです。
The bus ( being ) late ,our meeting was delayed.
The bus≠our meeting ですから、The busは消えずに残さないといけませんよね。
まぁ、独立分詞構文を説明したあとだったのでできた人も多いでしょう。しかし、何も説明なくいきなりこの問題を解くとしたらどうでしようか?結構、② wasを選んでしまう人が多いんですよね。
さて、なぜ② wasではダメなのでしょうか?実は英語の重要なルールに次のようなものがあります。
Vの数ー1=接続詞・関係詞の数
最初にこれを説明すると、「英語なのに数学みたいな」と生徒が嫌そうな顔をするんです。でも、英語を学ぶ上でこのルールを避けては通れません。
さて、今回もし② wasを入れてしまうと…
動詞が2つになってしまいますよね。すると2ー1で接続詞・関係詞が1個必要なんですよ。しかし、明らかにありませんよね。よって、( )には動詞を入れるわけにはいかないわけです。
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル4の問題(5段階)
Other things ( ) equal, I will choose the larger one.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) August 6, 2022
【3】おわりに
以上、「独立分詞構文」について解説していきました。
いかがでしたか?
英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。
英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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