丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
TOEIC

Part5は「空所の前後」だけでは不十分──TOEICの本質に迫る視点とは?

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TOEICのPart5で、こんな悩みはありませんか?

• いつも文法問題で間違える
• 解くスピードが遅い
• 空所の前後しか見ていないのに、正解できない

もし心当たりがあるなら、「空所中心の解き方」に偏っている可能性があります。

こんにちは、英語講師の鬼塚英介です。
私は「丸暗記からの脱却」を掲げて、TOEICの構文理解・文法の本質的な力を指導しています。

今回は、TOEIC Part5で本当に大切な視点――
「空所ではなく、“文全体”を見ること」についてお話しします。

この視点を持てるようになると、

・選択肢に惑わされなくなる
・英文の骨格が見えるようになる
・正確さもスピードも上がる

といった変化が起こります。

パンダ先生
パンダ先生
この記事を読むことで、Part5対策の“視点”が変わり、
今後の学習効率とスコアの伸びに直結するはずです。

空所の前後だけで解ける問題は、確かにある

最初に大前提としてお伝えしておきます。

Part5には、空所の前後だけで解ける問題も存在します。

たとえば以下のような品詞問題。

We are looking for a ______ candidate.
→ a のあとには形容詞がくるため、qualified を選べば正解。

このように、文の構造が明確な場合は、空所周辺の情報だけでも判断がつきます。
パターンを理解していれば、正確に処理できます。

しかし、これがPart5のすべてではありません。

文全体を見ないと落ちる“構文トラップ”

TOEICでは、文構造をしっかり見ないと間違えてしまうタイプの問題が数多く出題されます。

例を挙げましょう。

The manager, along with her assistants, ______ reviewing the proposal.

この文の主語は “The manager”。
“along with her assistants” は挿入句にすぎません。

ですが、空所の直前に “assistants” とあるため、「複数形だから are かな?」と
直感で解いて不正解になる受験者が非常に多いのです。

これは、空所だけを見てしまっている典型的なパターンです。

パンダ先生
パンダ先生
Part5では、表面的には正しそうな選択肢が、あえて紛れ込んでいます。
だからこそ、「構造的な理解力」が問われているのです。

空所だけを見ている人の“あるある思考”

Part5でスコアが伸び悩む方には、共通点があります。

• 品詞しか見ていない
• 空所前後の語だけで判断する
• 意味が通りそうなものをなんとなく選ぶ
• 主語や動詞を意識していない

こうした思考パターンでは、TOEICの出題意図にハマってしまいます。

TOEICが本当に測ろうとしているのは、
語の知識ではなく、文全体の構造を見抜く力です。

「SVO構造」を意識すると、Part5は劇的に変わる

Part5において最も大切なのは、文の骨格(構文)をつかむことです。

つまり、

• 主語(S)はどこか
• 動詞(V)はどれか
• 目的語(O)はあるのか

という「SVO構造」を押さえること。

これを意識するだけで、文全体の意味も構造もはっきり見えてきます。

結果として、

・空所に悩まされなくなる
・正確に速く解ける
・根拠を持って選べる

という変化が起こります。

「空所を埋める」のではなく、「文を読む」
この転換こそが、Part5を“得点源”に変える鍵です。

終わりに:視点が変われば、結果も変わる

Part5でスコアが停滞している方へ。
その原因は、知識の不足ではありません。

“文を見る”という視点の欠如です。

空所だけを見るやり方から抜け出して、
英文の構造をとらえる視点を持つことで、Part5は確実に変わります。

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今日のまとめ

• 空所の前後だけで解ける問題もあるが、それだけでは不十分
• 文全体を把握しないと誤答につながる問題が多い
• 文の構造(SVO)をつかむことがPart5のカギ
• 「空所中心」から「文全体を読む視点」へのシフトが重要