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【英文法】分詞構文の訳し方

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【0】動画で解説

【1】分詞構文の5つの意味

分詞構文の訳は次の5つの意味があります。

・時「〜するとき」

・理由「〜なので」

・譲歩「〜だけれども」

・条件「〜すれば」

・付帯状況「そして〜」「〜しながら」

上記の通りです。

※これらは不定詞の副詞用法のように形からは判別不可なので、その場その場で臨機応変に訳を当てはめていく必要があります。

ひとつひとつ例文で見ていきましょう。

・時「〜するとき」

Walking along the street,I found a new restaurant.
「通りを歩いていたとき、新しいレストランを見つけた」

・理由「〜なので」

Having a cold, I was absent from school.
「風邪をひいたので、学校を休んだ」

・譲歩「〜だけれども」

Admitting what you say,I can’t agree with you.
「あなたが言うことは認めるけど、あなたに同意することはできない」

・条件「〜すれば」

Studying hard,you’ll pass the exam.
「一生懸命勉強すれば、試験に合格するだろう」

・付帯状況「そして〜」「〜しながら」

He came to her,asking her to dance with him.
「彼は彼女のところにやってきて、そして一緒に踊ってくれと頼んだ」

She waved her hand,smiling brightly.
「明るくほほえみながら,彼女は手を振った」

分詞構文は、いわば副詞句(詳しくは後ほど解説します)。なので、基本的にあらゆる場所に入ってきます。次の3パターンが考えられます。

・文頭にある場合:〜ing,SV…

・文中にある場合:S,〜ing,V…

・文末にある場合:SV…,〜ing

原則、形で判別はできないのですが、文末にある場合は、「付帯状況」で訳すことが多いです。

・ゴロで覚える

あまり、ゴロで覚えるというのは好きじゃないのですが、一応、「ジジフトリ」っていうゴロがあります。

・ジ:条件

・ジ:譲歩

・フ:付帯状況

・ト:時

・リ:理由

特に「ジジフトリ」に意味はないのですが、なんか覚えれたりします。

Twitterで問題を出してみたら・・・

【3】迷ったら「あいまい」に訳す

すでに説明したように、分詞構文の訳は形では判別不可です。とはいえ、長文に出てくるたびに「どの意味だろう?」って考えるのは大変です。

そこで、ひとまずは「あいまい」に訳してしまえばOKです。

上記のとおりです。

では、例文を使って解説していきますね。

例文で確認してみましょう。

Seeing me ,he ran away.
「私を見、彼は逃げた」

Seeing meの部分が分詞構文なので、適当につなぐイメージです。

他にも、例を挙げましょう。

Having a cold, he saw a doctor.
「風邪をひい、彼は医者にみてもらった」

Going to Tokyo, I watched a soccer game.
「東京に行っ、サッカーの試合を観た」

Studying hard,he will be a doctor.
「一生懸命勉強し、彼は医者になるだろう」

このように、「あいまい」に訳します。

【3】おわりに

以上、「分詞構文の訳し方」について解説していきました。

いかがでしたか?

英文法は、読解も含めて英語の学習の最も基本となります。

英文法の勉強で大切なことは、参考書を理屈抜きに丸暗記するのではなく、きちんと理解しながら、学んでいくことです。英文読解も結局のところ、問われるのは基本的な英文法の理解です。

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