こういう疑問に答えます。
本記事の内容
・TOEICの過去問とは
・過去問の勉強法
この記事を書いている僕は、英語講師として10年以上指導。「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに勉強・発信しています。現在は、TOEICの勉強・研究に力を入れています。
【1】TOEICの過去問の勉強法
まずは、前提として、TOEICには過去問がありません。
過去問が公開されていないのです。
ただし、過去問に変わるものとして「TOEIC公式問題集」があります。
これは、TOEICの本番のテストを作成している会社が発行しているものであり、最も本番の試験に近いです。
実際、TOEICを受ける人の9割以上の人が過去問代わりに購入しています。
なので、過去問の代わりとしてTOEIC公式問題集を使います。
・TOEICの過去問の勉強法
結論から言うと、次の順番で進めます。
・解く
↓
・解答/解説
↓
・復習
ひとつひとつ説明していきますね。
・解く
解く場合には、次の3つがポイントです。
・最初は時間内に解き
・次に時間無制限で解く
・理想は一回分を通しでやる
上記の通りです。
まずは時間内に解きます。
なぜならば、TOEICは時間との戦いです。はっきり言って、時間がかなり足りないです。
実際、多くのTOEIC学習者が最後までたどり着けず、時間切れになります。TOEICの900点以上の人でさえ、ギリギリです。
なので、時間感覚を身につけるためにも、まずは時間内に解きます。
それが終わったら、時間無制限で解きます。
がっつり時間をかけて頭を悩ませて解いた方が、自分のわからないところが明確になり、のちのち記憶にも残りやすいです。
実際、僕の場合は、1日目で時間内に解いて、2日目からおよそ1日1パートずつくらいのペースで、時間無制限で解くようにしています。
このように、すぐに解答にはいかず、時間無制限で解くことをおすすめします。
最後のポイントとして、一回を通しで解くのがおすすめです。
なぜならば、TOEICは時間との戦いでもあり、一方でスタミナ勝負だからです。
200問を120分で解くのは、かなりスタミナが消耗します。試験が終わって帰る頃にはヘトヘトです。
実際、途中で集中力が切れてしまったって人は多数います。
なので、どれくらいのエネルギーを要するのかを知るためにも、一回分を通しで解いてみた方が良いです。
以上、3手順の過去問勉強法の1手順目を終えました。
・解く←ここが今話したところ
↓
・解答/解説
↓
・復習
・解答/解説
手順2は、「解答/解説」です。
ポイントは「精読」です。
というのも、多くの人が設問にばかり目がいきすぎています。本文を見るにしても解答の該当箇所をさらっと見るだけです。
それでは、力はつきません。
しっかりと本文を精読することです。
実際、TOEICの試験は本文をしっかりと聞ければ、読めれば、設問に答えることは容易です。受験英語と違い、知恵を解くような設問はありません。
なので、本文を中心にしっかりと精読します。
精読というのは、語彙の確認はもちろんのこと、構文把握をしっかりと取ることです。
これくらいきっちりやることで、英語の力がついていきます。
・復習
最後は復習です。
復習は基本的には、次の通りです。
・音読
・シャドーイングとリスニング
Part5〜7のリーディングセクションは音読をします。
音読のポイントは次の3つです。
・構文を意識しながら音読
・内容を考えながら音読
・10回音読
最初の復習では、10回音読します。そうすることで、記憶が頭に残ります。
Part1〜4のリスニングセクションは、シャドーイングとリスニングをします。
シャドーイングというのは、音声に少し遅れて真似をしながら発音することです。
シャドーイングは初心者のうちはかなり難しいので、実際に声に出さなくても、口パクだけでも効果はあります。
これも10回シャドーイングすることで、記憶に残りやすいです。
以上、それぞれ10回ずつ復習した後は、ひたすら何回も繰り返していきます。
高得点者ほど、TOEIC公式問題集を何回も繰り返しています。
実際、僕も同じ英文を500回くらいは聞き直していると思います。
聞くだけならば、歩きながらでも聞けるので、これくらいは容易です。
また、最新のTOEIC公式問題集ではリーディングセクションの音声もダウンロードできるので、復習するのが、より容易になりました。
とにかく、ポイントは何回も何回も繰り返しやることです。
・さいごに
以上、「TOEICの過去問の勉強法」について話していきました。
早速、TOEIC公式問題集を使って勉強を始めていただきたいと思います。
ひとつ注意点として、「最新刊」を購入してください。
というのも、TOEICの公式問題集は複数出版されています。このうち、最新刊がおすすめです。
なぜならば、最新刊が最も本番の試験に近いと言えるからです。
なので、最新刊から購入することをおすすめします。
もちろん、最新刊が終わったら、次の前のTOEIC公式問題集を買って遡っていくと良いです。
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ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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