英語を勉強していると、次のような表現に出会います。
- break out
- take place
- happen
- occur
どれも日本語では「起こる」と訳せます。
しかし、この4つは同じ「起こる」ではありません。
どんな出来事が、どのように起こるのか
によって使い分けられます。
Contents
① break out=突然、勃発する
まずは break out。
break outを直訳すると、
「壊して外へ」
というイメージです。
中に閉じ込められていたものが、何かを壊して外へ飛び出してくる。
そこから、
抑えられていたものが突然外に出る
↓
突然、何かが発生する
↓
勃発する
という意味につながります。
A fight broke out.
けんかが勃発しました。
けんかが予定されていたのではなく、突然起こったという感覚です。
特に、
- fight(けんか)
- war(戦争)
- fire(火事)
- violence(暴力)
など、突然発生するものと一緒に使われます。
break outの覚え方
break(壊す)+ out(外へ)
→ 中から外へ破って出る
→ 抑えられていたものが突然出てくる
→ 突然、勃発する
② take place=予定された出来事が行われる
次は take place。
直訳すると、
「場所を取る」
です。
出来事がある場所・場面を「取る」。
そこから、
その出来事が実際に行われる
という意味になります。
The meeting will take place tomorrow.
会議は明日行われます。
ここで重要なのは、take placeは予定・計画された出来事に使われやすいということです。
例えば、
- meeting(会議)
- event(イベント)
- election(選挙)
- ceremony(式典)
- competition(競技会)
などです。
take placeの覚え方
take(取る)+ place(場所)
→ 出来事が場所を取る
→ その場所で出来事が行われる
→ 予定された出来事が行われる
「起こる」と丸暗記するのではなく、
「出来事が場所を取る」
というイメージを持っておくと使い分けやすくなります。
③ happen=何かが起こる
そして、最も一般的な「起こる」が happenです。
happenは、語源を無理に分解するよりも、happening(ハプニング)と関連づけると覚えやすいでしょう。
日本語でも、
「ちょっとしたハプニングが起きた」
と言いますよね。
ハプニングというと、予想していなかった出来事をイメージできます。
そこから、
happening
↓
予想していなかった出来事
↓
happen=起こる
とつなげます。
Something strange happened.
何か奇妙なことが起こりました。
What happened?
何が起こったの?
happenは日常会話でも非常によく使われる、一般的な「起こる」です。
happenの覚え方
happening=ハプニング
→ 予想していなかった出来事
→ 何かが起こる
→ happen
④ occur=出来事・変化が発生する
最後が occurです。
occurも「起こる・発生する」と訳せますが、happenよりフォーマルで、客観的な表現です。
そして、occurは語源から覚えると非常に面白い単語です。
oc-(=ob-「〜に向かって」)+ cur(走る)
cur=走る
と考えます。
すると、
〜に向かって走る
↓
出来事がこちらに向かってやってくる
↓
出来事が発生する
というイメージにつながります。
The accident occurred yesterday.
その事故は昨日発生しました。
cur=「走る」は他の単語にも
この cur=走る は、occurだけでなく、ほかの単語にも登場します。
recur
re(再び)+ cur(走る)
→ 再び走ってくる
→ 再び起こる・再発する
concur
con(一緒に)+ cur(走る)
→ 一緒に走る
→ 意見が一致する
このように、1つの語源を知っていると、単語をバラバラに暗記する必要がなくなります。
occurの覚え方
oc-(〜に向かって)+ cur(走る)
→ こちらに向かって走ってくる
→ 出来事が発生する
→ occur
4つの違いを整理すると
ここまでを整理してみましょう。
| 表現 | イメージ | ポイント |
|---|---|---|
| break out | 中から外へ破って出る | 突然、勃発する |
| take place | 出来事が場所を取る | 予定された出来事が行われる |
| happen | ハプニング | 何かが起こる |
| occur | 出来事がこちらに向かって走ってくる | 客観的・フォーマルに発生する |
例えば、同じ「起こる」でも、
A fight broke out.
なら、けんかが突然勃発した。
The meeting took place yesterday.
なら、予定されていた会議が行われた。
Something strange happened.
なら、何か奇妙なことが起こった。
An accident occurred yesterday.
なら、事故が発生した。
というように、出来事の性質が違います。
「起こる=happen」で丸暗記しない
この4つをすべて、
break out=起こる
take place=起こる
happen=起こる
occur=起こる
と覚えてしまうと、実際の英文で使い分けるのが難しくなります。
大切なのは、日本語訳を4つ覚えることではありません。
英語の形から、その出来事がどのように起こるのかをイメージすること。
break out
→ 壊して外へ出る
→ 突然、勃発する
take place
→ 場所を取る
→ 予定された出来事が行われる
happen
→ ハプニング
→ 何かが起こる
occur
→ こちらに向かって走ってくる
→ 出来事が発生する
丸暗記英語から脱却して、TOEICの英文を読めるようになりたい方へ
僕が運営しているTOEIC CAMPでは、単語や文法をただ丸暗記するのではなく、
「なぜ、この英語がこの意味になるのか?」
を理解しながら、TOEICに必要な英語力を身につけていきます。
単語も文法も、ただ覚えるだけではなく、イメージ・語源・英文の構造から理解する。
そうすることで、初めて見る英文でも対応できる力を身につけていきます。
「英語を丸暗記する勉強から卒業したい」
「TOEICの点数を上げたいけど、何をどう勉強すればいいかわからない」
という方は、ぜひTOEIC CAMPをチェックしてみてください。
▶︎ TOEIC CAMPの詳細はこちら
英単語も文法も、ただ日本語訳を覚えるのではなく、「なぜその意味になるのか?」まで理解する。
この積み重ねが、丸暗記に頼らず英文を理解する力につながっていきます。


