TOEICの勉強をしていると、うまくいかないことは必ずあります。
- 「今日は仕事で疲れて、勉強できなかった」
- 「覚えたはずの単語をまた忘れていた」
- 「Part 7が最後まで終わらなかった」
- 「リスニングで全然聞き取れなかった」
- 「模試を解いたけど、思ったより点数が低かった」
そんなとき、
- 「もっと頑張ればよかった」
- 「自分は勉強量が足りない」
- 「やっぱり英語が苦手なんだ」
と反省してしまう人は多いと思います。
もちろん、反省すること自体が悪いわけではありません。
ただ、僕はそれ以上に大切なことがあると思っています。
それが、
「では、次に何をするのか?」
を考えることです。
Contents
「勉強できなかった」で終わらせない
たとえば、仕事から帰ってきて1時間勉強する予定だったとします。
でも、残業で帰宅が遅くなり、結局何もできなかった。
そこで、
「今日も勉強できなかった……」
と反省するだけでは、明日も同じことが起こるかもしれません。
大切なのは、なぜできなかったのかを考えて、次の行動を変えることです。
夜は仕事で疲れて勉強できない。
それなら、
「明日は30分早く起きて、出勤前に単語を100語復習する」
という次の一手を決める。
1時間まとまった時間を確保するのが難しい。
それなら、
「通勤電車の20分で単語、昼休みにPart 5を10問やる」
と分割する。
勉強を始めてもスマホを見てしまう。
それなら、
「30分だけスマホを別の部屋に置いて公式問題集を解く」
と決める。
「明日は頑張ろう」ではありません。
次に何をするのかまで具体的に決める。
これが重要です。
TOEICでも「間違えた」で終わらせない
問題演習でも同じです。
たとえば、Part 5で関係詞の問題を間違えたとします。
答えを確認して、
「正解はwhichか。なるほど」
で終わってしまう。
これでは、次に似た問題が出てきたときに、また間違える可能性があります。
そこで、
「なぜ自分は間違えたのか?」
を考えます。
- 先行詞を見ていなかったのか。
- 関係詞の後ろが完全な文か不完全な文かを確認していなかったのか。
- そもそも関係代名詞と関係副詞の違いを理解できていなかったのか。
もし「関係詞の後ろの文構造を確認できていなかった」のであれば、
次に関係詞の問題が出たら、選択肢を見る前に後ろの文が完全か不完全かを確認する。
これが「次の一手」です。
単に、
「関係詞を復習する」
よりも具体的ですよね。
Part 7で時間が足りないなら、原因を細かく見る
Part 7についても、
「時間が足りなかったから速読を練習しよう」
ではありません。
なぜ遅かったのかを確認します。
たとえば、
The company decided to postpone the launch of its new product because of unexpected technical problems.
という英文を読んだとします。
この英文を見たときに、
- The companyが主語。
- decidedが動詞。
- decide to doで「〜することを決める」。
- to postponeがdecidedにつながっている。
- postponeの目的語がthe launch。
- of its new productがthe launchを修飾している。
- because of以下が延期した理由を表している。
このように文の構造を正確に把握できることが大切です。
構文が分からないまま、
「とにかく速く読もう」
としても、速読にはつながりません。
- 構造が取れない。
- 意味が分からない。
- もう一度読む。
- それでも分からない。
- また前に戻る。
これを繰り返しているから時間がかかります。
だからこそ、
まずは一文を正確に読めるようにする。
- 主語はどこなのか。
- 動詞はどこなのか。
- どの語句がどこを修飾しているのか。
- to不定詞は何をしているのか。
- 関係詞節はどこまでなのか。
- 分詞は何を修飾しているのか。
こうした構文を一つずつ正確に把握する。
最初は時間がかかっても構いません。
精読を繰り返して構文を瞬時に把握できるようになるから、結果として読むスピードが上がっていきます。
僕は、速読のために精読を飛ばすのではなく、
精読の先に速読がある
と考えています。
単語が原因なら、覚え方まで変える
たとえばPart 7を読んでいて、
「一文の中に知らない単語が3つも4つもあって内容が分からない」
のであれば、構文以前に語彙力が原因かもしれません。
その場合、
「もっと単語を頑張る」
ではなく、
「単語帳の覚えていない単語を毎朝、すべて確認する」
まで具体的にします。
さらに、何度覚えても忘れてしまう単語があるなら、丸暗記だけで押し切るのではなく、
「なぜこの意味になるのか?」
まで確認する。
たとえば英熟語であれば、いきなり日本語訳だけを覚えるのではなく、まず直訳して、そこから意味をイメージする。
そうすることで、単なる文字列の暗記ではなく、意味を理解しながら覚えられるようになります。
「単語が苦手だった」
で終わらせるのではなく、
「では、次はどう覚えるのか?」
まで考えることです。
リスニングも「聞きまくる」で終わらせない
リスニングが聞き取れなかったときも同じです。
「リスニングが苦手だから、もっと英語を聞こう」
だけでは、次の一手としては曖昧です。
聞き取れなかった英文を見てみます。
英文を読めば簡単に意味が分かる。
でも、音声になると聞き取れない。
それなら、音の認識に問題がある可能性があります。
音声を聞きながらスクリプトを確認して、
「この単語とこの単語がつながると、こう聞こえるのか」
と確認する。
そのうえで、音声を繰り返し聞き、シャドーイングする。
一方で、スクリプトを見ても英文の意味が分からないのであれば、何度音声を聞いても理解できません。
その場合は、まず単語や文法、構文を確認して、英文そのものを理解する必要があります。
同じ「リスニングが聞き取れない」でも、
原因によって次にやることは変わります。
模試のスコアが悪かったときこそ「次の一手」
模試を解いて、
「目標700点だったのに600点しか取れなかった……」
となったとします。
ここで落ち込んでも、スコアは変わりません。
見るべきなのは中身です。
Part 5で品詞問題を何問も落としている。
それなら、品詞問題を復習する。
Part 6で文章の流れを問う問題を落としている。
それなら、間違えた問題について「なぜこの文がここに入るのか」まで確認する。
Part 7で最後の15問を塗り絵している。
それなら、単に「もっと速く読む」のではなく、どこで時間を使っているのか確認する。
Part 5に20分かかっているなら、Part 7だけの問題ではありません。
Part 5を10分程度で終えられるようにすることで、Part 7に使える時間を増やせます。
このように、
「スコアが悪かった」という結果ではなく、「なぜそのスコアになったのか」を細かく見る。
そこから次の一手を決めます。
反省と改善は違う
「もっと勉強すればよかった」
これは反省です。
「夜は勉強できなかったから、明日は朝7時から30分やる」
これは改善です。
「単語力が足りなかった」
これは反省です。
「今日分からなかった20語を抜き出して、明日の朝もう一度確認する」
これは改善です。
「Part 7が遅かった」
これは反省です。
「構文が取れず同じ英文を3回読んでいたので、間違えた文章をSVから取り直して精読する」
これは改善です。
「リスニングが聞き取れなかった」
これは反省です。
「スクリプトを読めば理解できたので、聞き取れなかった箇所の音の変化を確認してからシャドーイングする」
これは改善です。
反省だけでは、次の行動は変わりません。
原因を見つけて、次にやることまで具体化して初めて改善になります。
でも、一人では「次の一手」が分からないことがある
ここまで読むと、
「原因を分析して、次にやることを決めればいいんだ」
と思うかもしれません。
ただ、実際にはここが難しいんです。
たとえばPart 7で時間が足りない。
自分では、
「読むスピードが遅いからだ」
と思っている。
でも実際には、Part 5に時間を使いすぎていることが原因かもしれません。
あるいは、語彙力が足りず、知らない単語が出るたびに止まっているのかもしれません。
あるいは、一文の構造を正確に把握できず、同じ英文を何度も読み返しているのかもしれません。
リスニングでも同じです。
「音が聞き取れない」
と思ってシャドーイングを繰り返していたけれど、実はスクリプトを読んでも意味が分からない。
それなら、必要なのはシャドーイング以前に、語彙や文法、構文の確認です。
自分では原因だと思っていることと、本当の原因が違うことがあります。
だから、
「反省よりも次の一手」
と言っても、
その「次の一手」が分からない。
ここで一人で悩み続けてしまう人が少なくありません。
分からなければ、質問すればいい
そこで僕が運営している、3ヶ月でTOEIC800点を目指すオンライン講座「TOEIC CAMP」では、
質問回数を無制限にしています。
- 問題の解説を読んでも分からない。
- なぜこの選択肢が正解になるのか分からない。
- この英文の構造が取れない。
- Part 7の時間が足りないけれど、何を改善すればいいのか分からない。
- シャドーイングをしているけれど、このやり方でいいのか分からない。
- 模試を解いたけれど、ここから何を優先して勉強すればいいのか分からない。
そんなときは、一人で悩み続けるのではなく質問してください。
「次に何をすればいいですか?」という質問でも構いません。
質問回数に制限はありません。
だから、
「こんなことを聞いたら質問回数がもったいないかな」
と考える必要もありません。
「反省」で止まる時間を減らす
TOEIC CAMPで大切にしているのは、教材を渡して、
「これを3ヶ月頑張ってください」
で終わらせることではありません。
3ヶ月も勉強していれば、必ずうまくいかないことが出てきます。
- 予定どおり勉強できない日もある。
- 覚えられない単語もある。
- 何度やっても分からない英文もある。
- 模試で思ったようなスコアが出ないこともある。
そんなときに、
「自分はダメだった」
と反省して止まるのではなく、
「では、次は何をすればいいですか?」
と聞く。
そして次の一手を決める。
やってみる。
うまくいかなければ、また原因を確認して次の一手を修正する。
その繰り返しです。
反省は短く。
次の一手は具体的に。
そして、
次の一手が分からなければ、聞けばいい。
TOEIC CAMPでは、質問無制限の環境を用意しています。
丸暗記で英語を詰め込むのではなく、英語をしっかり理解する。
英文を正確に精読し、構文を把握する力を身につけ、その先に速読をつなげていく。
そして、学習で迷ったときには一人で抱え込まず、次に何をすべきかを確認する。
その積み重ねで、3ヶ月でTOEIC800点を目指していきます。
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