こういう疑問に答えます。
本記事の内容
・TOEICの勉強法に暗唱は効果あり
・暗唱に使う教材は「TOEIC公式問題集」
・暗唱の実践方法
この記事を書いている僕は、英語講師として10年以上指導。「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに勉強・発信しています。
現在は、主にTOEICの方に力を入れて勉強・研究しています。
Contents
【1】TOEICの勉強法に暗唱は効果あり
暗唱を使ったTOEICの勉強法は、効果ありです。
その理由は次の通りです。
・英語の知識を身につけることができる
・TOEICのパターンを身につけれる
・TOEICの問題のクセがわかる
このような理由で、暗唱という勉強法は効果が高いです。
1つ1つ説明していきますね。
・英語の知識を身につけることができる
TOEICの英文を暗唱する事で、英語の知識を身につけることができます。
具体的には次のような知識です。
・英単語/英熟語
・英文法
・英語の構造
暗唱する事で、自然とこれらの知識が身についていきます。
なぜならば、英文を暗唱するということは、同時に上記を覚える事だからです。
実際、中学生に英語を教えていた時は、教科書の英語を全部暗記させる手法を使っていました。結果的に、きちんと覚えた学生は、定期テストから学力テストまで、ほぼ満点を取りました。
TOEICにも、これが当てはまります。
なので、暗唱をする勉強法は効果があります。
・TOEICのパターンを身につけれる
TOEICは「英語の試験」というよりも、「パターンの試験」です。
もちろん、最低限の英語の知識は必要ですが、それ以上に、パターンを知っているかどうかが重要です。
そして、TOEICの英文を暗唱する事で、自然とパターンが身についていきます。
・TOEICの問題のクセがわかる
TOEICの英文を暗唱して何回も繰り返す事で、TOEICの問題のクセがわかってきます。
TOEICに限った事ではありませんが、試験というのはそれぞれにクセがあります。TOEICも例外ではありません。
英文を暗唱する事で、TOEICの問題のクセがわかるようになります。
これが分かると、ちょっと理解できない時でも「たぶんこっちだろうなぁ」というのが冴えてきます。
実際、TOEICの900点以上の人でも、解答の根拠をすべての問題で言えることはありません。
「なんとなくこれが答え」って感じで答えているのです。
以上の3つより、暗唱はTOEICの勉強法に効果があります。
よくある質問:暗唱の勉強法におすすめの教材はある?
結論から言うと、「TOEIC公式問題集」のみを暗唱の勉強法に使います。
理由は次の2つです。
・本番の試験に最も近いから
・たくさん覚えるのは無理だから
TOEIC公式問題集は、TOEICのテストを作っている会社が出版しているものです。
なので、最も本番の試験に近い問題集になるわけです。
そして、覚えるべき暗唱は、本番と近い英文を暗唱すべきなのは言うまでもありませんね。
なので、TOEIC公式問題集を暗唱の勉強法に使うべきです。
また、TOEIC公式問題集のみ使うべきです。同時に他の教材も使うのは、無理です。記憶の容量的に無理なのです。
よくある質問②:どうやって暗唱するべき?
結論、「何回も繰り返して自然と覚える状態を目指す」です。
なぜならば、それが最も継続して勉強できるからです。
というのも、暗唱と言うと、一字一句覚えなければいけないと思いがちです。
たしかに理想はそうかもしれませんが、かなり苦痛です。
実際、これで継続して勉強できる人は、ほとんどいません。
なので、「何回も繰り返して自然と覚える状態を目指す」ことです。
無理して一字一句覚えるのではなく、身体に染み込ませていくイメージで繰り返すことです。
それくらいで十分効果があります。
実際、僕も「TOEIC公式問題集のpart3の英文を全部言って」と言われたら無理ですが、その音声を聞いたら、内容と展開が思い浮かびます。
【2】TOEIC暗唱の勉強法[実践編]
それでは、ここからは実践的な暗唱の勉強法について説明していきます。
繰り返しになりますが、使うのは「TOEIC公式問題集」のみです。
注意点を箇条書きすると次の通りです。
・最新のTOEIC公式問題集から使う
・余裕があれば過去に遡っていく
理由は、最新のTOEIC公式問題集ほど、本番の試験に近いからです。
さらに、TOEIC公式問題集5は、リーディングの範囲も音声が入っているので、良いです。
・TOEIC公式問題集の進め方
結論、次の手順で進めていきます。
① 制限時間内で解く
↓
② 時間無制限で解く
↓
③ 答え合わせ
↓
④ オーバーラッピング(音声に合わせて発音)
↓
⑤ リスニング(シャドーイング)
①〜③をどれだけ真剣にやり、④〜⑤をどれだけ繰り返すかが重要です。
①〜③を真剣にやることで、記憶に残りやすいです。あとは、④〜⑤を試験本番まで、とにかく繰り返すことです。
・僕の暗唱勉強法の具体例
①〜③を僕はTOEIC1回分に対して、およそ1週間かけてやりました。
実際は、1日で一気にやるのが理想だと思うのですが、かなりハードです。
ですから、僕の場合は、1日1partくらいのペースで進めました。
実際、1日1partの方が丁寧にやりこむことができます。
あとは、時間に余裕があれば、④のオーバーラッピングをやって、⑤のリスニング(シャドーイング)は毎日やっています。
具体的には、次のとおりです。
・家〜駅まで(朝):リスニング(1.5倍速)
・駅〜家まで(夜):シャドーイング
あとはスキマ時間で聞き流しているイメージです。
実際、これくらいゆる〜くやっていて、少しずつ体に染み込ませていくイメージです。
ちなみに、僕の場合は、TOEIC公式問題集の他に、「スタディサプリTOEIC」というアプリを活用しています。
繰り返しになりますが、暗唱すべきは「TOEIC公式問題集」のみです。
でも、パターンを言葉でしっかりと示してくれるスタディサプリは、非常に有益です。
スタディサプリに関しては、次の記事でまとめているので、ご参照ください。
http://english-lab-japan.com/archives/2049
【3】さいごに
以上、「TOEICの勉強法に暗唱は効果があるのか?」というテーマで話していきました。
結論は、「暗唱の勉強法は効果あり」です。
ここまでをまとめましょう。
・暗唱の勉強法は効果あり
・英語の知識やTOEICのパターンや問題のくせを身につけれるから
・暗唱する教材はTOEIC公式問題集のみ
・本番の試験に最も近いから
・真剣に解く→聴きまくるの手順
・スタディサプリを使うのもおススメ
【本記事で紹介した教材】
・TOEIC公式問題集
・スタディサプリTOEIC
ここまでご精読頂きありがとうございます。普段から予備校・ブログで「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに指導・発信しています。新しい情報に関してはTwitterで確認ができますので、鬼塚英介(@Englishpandaa)をフォローして確認してみてください。
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