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【第5文型(SVOC)】補語の位置に原形を取れる動詞【by現役予備校講師】

【1】補語に「原形」を取れる動詞は5つのみ

結論からいきましょう。

SVOCにおいて、「補語(C)」の位置に「原形」を取れる動詞は次の5つのみです。

make、have、let、知覚動詞、help

上記の通りです。

では、ひとつひとつ具体例を挙げていきましょう。

⑴ make

例 She made him clean the room.
(彼女は彼に部屋を掃除させた)

SVOCの第5文型ですよね。そして、Cのcleanに動詞の原形がきているのを確認してください。

⑵ have

例 She had him go shopping.
(彼女は、彼に買物に行ってもらった)

⑶ let

例 He let me use his car.
(彼は、私に彼の車を使わせてくれた)

ちなみに、make、have 、letを使役動詞と言います。

⑷ 知覚動詞

例 I saw him cross the street.
(私は彼が通りを横断するのを見た)

知覚動詞は名前の通り、知覚する動詞のことで、代表的なものとして、feel, hear, see, watch, catchなどがあります。

⑸ help

例 I helped my father (to)wash the car.
(父が車を洗うのを手伝った)

helpはもともとは補語の位置にto不定詞です。しかし、toが省略可能なので、動詞の原形をとることができます。

以上、補語(C)の位置に動詞の原形が取れる動詞を5つ挙げていきました。では、ほかの動詞は原形じゃなくて何を補語の位置にとるのでしょうか。

【2】その他の動詞

他の動詞は原則、to不定詞を補語(C)にとります。

その他の動詞:補語にto不定詞をとる

例外はあるものの、基本的にto不定詞をとってきます。
例を挙げていきましょう。

例 She told him to go there.
「彼女は、彼にそこへ行くように言いました。」

例 I asked him to help me.
「私は、彼に私を手伝うように頼みました。」

例 I want you to read this book.
「私は、あなたにこの本を読んで欲しい。」

例 He advised me to go home.
「彼は、私に家に帰るように忠告した。」

上記の通りです。

他にも次の例のように、S+V+O+ toVの形をとる動詞はたくさんあります。

・命令・助言・説得・勧誘など

tell / advise / warn / command / order / recommend / request / invite / induce
encourage / persuade / urge / lead / tempt

・願望・依頼・要求など

want / hope/ wish / desire / expect / ask / beg / require

・させる系

enable / force / compel / oblige / cause / remind

このように、原形不定詞以外の動詞は、原則、to不定詞をとってきます。
じゃあ例外は?って話になると思いますが、それに関しては【4】のところで説明していきますね。

【3】make / have / letの書き換え

第5文型make / have / letの訳はすべて「OにCさせる」です。

でも、ニュアンスはそれぞれ違います。

・make:「強制」

・have:「利害」

・let:「許可」

上記の通りです。

それぞれ以下のように書き換えることができます。

⑴ make=force人to~

She made him clean the room.
(彼女は彼に部屋を掃除させた)
= She forced him to clean the room.

⑵ have =get 人 to~

She had him go shopping.
(彼女は、彼に買物に行ってもらった)
= She got him to go shopping.

⑶ let=allow 人 to~

He let me use his car.
(彼は、私に彼の車を使わせてくれた)
= He allowed me to use his car.

このように、書き換えで覚えておくと便利です。

【4】補語の位置にingを取る動詞

【2】のところで説明した通り、SVOCの補語(C)に“原形不定詞”を取る動詞以外は原則、“to不定詞”をとります。
しかし、次の動詞は例外的に“ing”を取ります。

『keep、catch、find』

具体例を挙げていきましょう。

⑴ keep + O + 〜ing

例 He kept me waiting at the station for 2 hours.
(彼は私を2時間、駅で待たせた)

→keepは「(過去から行われていたことを)保つ」から、未来志向の〈to不定詞〉ではなく、過去思考の〈ing〉を取ります。

⑵ catch + O + 〜ing

例 I caught him drinking .
(私は彼が酒を飲んでるのを見つけた)

→“途中”を「見つける」ので、〈ing〉を使います。

⑶ find + O + 〜ing

例 I awoke to find myself lying on the floor.
(目をさましてみると床の上に横たわっていた)

→“途中”を「気づく」ので、〈ing〉を使います。

進行形(〜ing)の核心は「途中」なのですが、それに関しては次の記事をご参照ください。

進行形の核心は「途中」進行形の核心について知りたいですか? 本記事では、進行形の核心について紹介しています。 進行形の核心について知りたい人は必見です!...

【5】☆ まとめ ☆

以上、「補語(C)」の位置に「原形」を取れる動詞 について解説していきました。ここまでをおさらいしましょう。

・「補語(C)」の位置に「原形」を取るのは、make、have、let、知覚動詞、helpの5つのみ。

・その他の動詞は原則、「to不定詞」を「補語(C)」の位置にとる。

・ただし、例外的に『keep、catch、find』は「to不定詞」ではなくて「〜ing」を「補語(C)」の位置にとる。

・第5文型make / have / letの訳はすべて「OにCさせる」だけど、make:「強制」/have:「利害」/let:「許可」である。

第5文型はポイントが多く、問題にしやすいですし、また、読解をする上で非常に大切になってきます。なので、今回の記事を参考にして、確実に自分のものにしていくことが大切です。

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