幸せになりたいならば、
なればいい。
真の生きやすさを追求した
英語

前置詞のforを核心から考える必殺技!【英語講師による解説】

【1】前置詞のforを核心から考える

前置詞のforの核心は「意識の向く先」です。

forの核心:「意識の向く先」

forの語源はbeforeと同じで、かつて「前」という意味を持っていました。基本イメージは前方に向かう「方向」→「意識の向く先」です。

ここから、次の意味に派生していきます。

①方向性

②期間

③目的

④賛成

⑤利益

⑥理由

⑦準備

⑧交換

⑨代理・代表

⑩基準との不適合

さっそく、順番に見ていきましょう。

①方向性「〜へ」

まずは「方向性」から確認していきましょう。

例 She left for New York yesterday.
「彼女は、昨日ニューヨークへ出発した。」

ちなみに、forの場合は「意識がその方向に向く」だけです。ですから、必ずしも到達するわけではありません。

上記の例だと、たしかにニューヨークへ向けて出発しましたが、途中で引き返したかもしれないし、ちゃんと着いたかもしれないし、わからないんです。

②期間「〜の間」

forは「期間」の意味に派生していきます。
ちょっと難しいですが、始点から終点に向かい、結果的にある期間が経過したからです。

例 I study English for two hours every day.
「私は、毎日2時間英語の勉強をします。」

[コラム]

前置詞「for」と「during」の違い!!

期間を指し示す前置詞には「for」の他に「during」があります。

その意識の違いは…

・for ⇒ どれくらいの期間なのかに注目

・during ⇒ いつに起こった出来事かに注目

③ 目的「~のために」

意識の向く先に「目的」がありますよね。
そこから、「〜のために」という意味が派生していきました。

例 He is saving money for a car.
「彼は車を買うために貯金している」

彼の意識の向く先は「車」ですよね。それが貯金の目的です。

④ 賛成「〜に賛成して」

自分の気持ちが、その人の意見やアイディアの「方向」に向いているから、「~に賛成して」って意味に派生しました。

例 Are you for or against the plan?
「計画に賛成ですか、それとも反対ですか」

⑤ 利益「〜のために」

“目的”の「~のために」は、「~にプラスになるように」の意味を含みます。

例 What can I do for you?
「何をいたしましょうか」

⑥ 理由 「〜のために」

意識が向く先に、「理由」があります。

例 I can’t see anything for the fog.
「霧で何も見えない」

霧に意識を向けて、「何も見えない」って言ってるわけです。

⑦ 準備:「〜に備えて」

forは「準備」の意味もあります。

例 Tom is studying law as a preparation for entering politics.
「トムは政界に入る準備として法律を勉強している」

意識の向く先は「政界に入ること」で、その準備のために、勉強をしているわけです。

⑧ 交換:「~と交換に」

forには「交換」の意味もあります。

例 I paid six dollars for the book.
「私はその本に6ドルを支払った」

意識の向く先は、交換される「本」ですね。

⑨ 代理・代表:「〜に代わって」

forには「代理・代表」の意味もあります。「あなたのために」は場合によっては、「あなたの代わりに」となりますよね。

例 I attended the meeting for my father.
「父の代理で会合に出た」

⑩ 基準との不適合:「~の割には…だ」

forには「基準との不適合」があります。

例 He looks young for his age.
「彼は、年の割には若く見える」

年齢に意識を向けると「若く見える」ってことですね。

【2】前置詞のforを使った英熟語

英熟語も前置詞の核心から考えることで、丸暗記英語から脱却することができます。

① 方向

例 leave for the station
「駅へと出発する」

[熟語]
□be bound for 〜 :〜 行きの
□leave for 〜:〜 に向かって出発する
□start for 〜:〜 へ向かって出発する
□set off (or out, forth) for 〜:〜 へ向かって出発する
□make for〜 :〜 に向かう/〜 に役立つ
「〜に向かう」→「〜に役立つ」って意味になりました。たとえば、make for world □peace「世界平和に向かう」→「世界平和に役立つ」です。
□head for〜 :〜 に向かう
□change for the better :好転する
□change for the worse :悪化する
□take a turn for the better (the worse):好転(悪化)する

② 期間

例 I study English for two hours every day.
「私は、毎日2時間英語の勉強をします。」

[熟語]
□for the moment :当分の間
□for the time being :当分の間
□for the first time :初めて
□for good:永久に

③ 目的・要求

例 He is looking for a job.
「彼は職を探している」

[熟語]
□wait for 〜:〜 を待つ
→「〜を求めて待つ」
□look for 〜:〜 をさがす
→「〜を求めて(キョロキョロ)見る」
□look out for 〜:〜 をさがし出す
□seek for 〜:〜 を探す
□hunt for〜: 〜を探す
□reach for〜: 〜を取ろうとする
□search for 〜:〜 を探す
□quest for 〜:〜 を求める
□hunt for 〜:〜 を追い求める
□feel for〜: 〜を手さぐりで探す
□cry for〜: 〜を泣いて求める
□ask for 〜:〜 を求める
□ask A for B:A に B を求める
□turn (or look) to A for B:A に B を求める
□call for 〜:〜 を求める
□apply for 〜:〜 を申し込む
□listen for 〜:〜 を聞こうと耳をすます
□wish for 〜:〜 を望む
□hope for 〜:〜 を望む
□be eager for 〜:〜 を望む
□be anxious for 〜:〜 を切望する
□long for 〜:〜 を切望する
□yearn for 〜:〜 を切望する
□hunger for 〜:〜 を切望する
□send for〜: 〜を呼びにやる
□compete with A for B :AとBを得るために競争する
□for the sake of〜: 〜のために
□for the purpose of〜ing :〜するために
□for oneself :独力で
□provide A for B :AをBのために供給する
□watch out for〜: 〜に用心する
□prepare for〜: 〜の準備をする
□be ready for〜: 〜の準備ができている
□for sale :売り物の
□depend on A for B:B のことで A に頼る
□go for a walk (a swim):散歩(泳ぎ)に行く
□too A for B:B にはあまりに A

④ 賛成:「~に賛成して」

例 Are you for or against the plan?
「計画に賛成ですか、それとも反対ですか」

[熟語]
□be for 〜:〜 に賛成する
□vote for 〜:〜 に投票する
□care for 〜:〜 が好き
→care は「ケアする・気づかう」→「関心がある」/care for 〜「気持ちが〜に向かっている(関心がある)」→「好き」
□have a taste for 〜:〜 を好む
※「〜に向かうtaste(好み)を持っている」
□go for 〜:〜 を好む
※ 「気持ちが〜へ向いている」→「〜を好む」
□be sorry for 〜:〜 を残念に思う

⑤ 利益「〜のために」

例 What can I do for you?
「何をいたしましょうか」

[熟語]
□room for 〜:〜 の余地、〜 の機会
□make room for 〜:〜 に席をゆずる、〜 のために場所をあける
□for the purpose of 〜:〜 のために
□for the good of 〜:〜 の(利益の)ために
□for the sake of 〜:〜 の(利益の)ために

⑥ 理由 (〜のために)

例 He shouted for joy.
「彼は嬉しくて悲鳴を上げた」

[熟語]
□laugh at A for B:B のことで A を笑う
□be noted for 〜:〜 で有名である
□be famous for 〜:〜 で有名である
□be known for 〜 :〜で知られている
□be notorious for 〜:〜 で悪名高い
□be infamous for 〜:〜 で悪名高い
□be sorry for 〜:〜 のことで残念に思う、〜を後悔する、〜が気の毒である
□be at a loss for 〜:〜 のことで困る
□blame A for B:A を B のことで非難する
□condemn A for B :AをBのことで非難する
□punish A for B :AをBのことで罰する
□scold A for B:A を B のことで叱る
□apologize to A for B: AにBのことで謝る
□praise A for B:A を B のことでほめる
□admire A for B :AをBのことでほめる
□thank A for B:A に B のことで感謝する
□be grateful to A for B:A に B のことで感謝する
□for … reason:… の理由で
□for fear of A (or that S V):A を恐れて
□for lack of 〜:〜 が不足しているので
□for want of 〜:〜 が不足しているので
□for joy:喜んで
□What ~ for ?:何のために~

⑦ 準備:「〜に備えて」

[熟語]
□provide for 〜:〜 に備える、〜 を扶養する
□be good for 〜:〜 に良い、〜 のためになる
□be ready for 〜:〜 の用意・覚悟ができている
□be prepared for 〜:〜 の用意・覚悟ができている

⑧ 交換:「~と交換に」

例 She bought the bag for 100$.
「彼女は、そのかばんを100ドルで買った」

[熟語]
□buy A for B:A を B で買う
□sell A for B:A を B で売る
□pay A for B:B に対して A を支払う
□in turn for 〜:〜の代償に、〜 の返礼として
□in exchange for 〜:〜 と交換に
□exchange A for B:A を B と交換する
□substitute A for B AをBの代わりに使う
□change A for B :AをBと交換する
□take it for granted that〜: 〜を当然のことと思う
□be given up for dead :死んだものとあきらめられる
□pay for〜: 〜の支払いをする
□for all 〜: 〜にもかかわらず
□for short :要するに
□for nothing :無料で
□know〜for sure :〜を確かに知っている
□serve for〜: 〜として役立つ
□pass for 〜: 〜として通っている、〜と認められている
□stand for 〜: 〜 を表す、〜に耐える
□account for 〜: 〜 を説明する(≒ explain)、〜(割合)を占める
□make up for 〜: 〜 を埋め合わせる
□compensate for 〜: 〜 を埋め合わせる
□make amends for 〜: 〜 を埋め合わせる
□mistake A for B:A を B とまちがえる
□take A for B:A を B と思う
※「Bの代わりにAを頭の中に取り入れる(take)」
□take 〜 for granted:〜 を当然のことと思う
※ grant「認める」という意味/「認められたもの(granted)と交換に(for)〜を取り入れる」→「〜を認められたもの(当然)とみなす」/本当はtake〜for{being}grantedのはずですが、慣用的にbeingが省略されるようになりました。
□be given up for dead :死んだものとしてあきらめられる
※「死んだ(dead)という事実と交換にあきらめられる」/これもbe given up □for{being}dead
□for nothing:むだに(≒ in vain)、無料で
□for free:無料で
□for one thing:(理由を述べる際に)一つには
□for oneself:独力で、自分のために
□except for 〜:〜以外の点では
□for one’s life:命がけで
□for the life of me (否定文で):どうしても(ない)

⑨ 代理・代表:「〜に代わって」

例 I’ll act for my client.
「依頼人を代理します」

⑩ 基準との不適合:「~の割には…だ」

例 He looks young for his age.
「彼は、年の割には若く見える。」

[熟語]
□for one’ s part ∼としては
□as for∼ ∼に関しては
□be responsible for∼ ∼に対して責任がある
□be suitable for∼ ∼に適している
□have an ear for∼ ∼を聞く耳がある
□for A’s age:A の年にしては

11 その他

[熟語]
□account for ∼を説明する
□be late for∼に遅れる
□in time for A:A に間に合って
□allow for A:A を考慮する
□make allowance(s) for A:A を考慮する
□answer for A:A に対して責任を持つ
□be responsible for A:A に責任がある、A に原因がある
□excuse A for B:B に関して A をゆるす
□forgive A for B:B に関して A をゆるす
□pardon A for B:B に関して A をゆるす
□for all A:A もかかわらず

【3】まとめ

以上、forの核心「意識の向く先」から、10の意味に派生していく様子を見ていきました。

このように、前置詞は1つの核心から考えていくことで、派生した意味を理解して覚えることができます。

ただ闇雲に覚えるのは大変ですが、こうやって理解して覚えていくと記憶に残るし、応用が効いてきますね。

このように僕は、丸暗記英語からの脱却をコンセプトに、電子書籍やブログなどを使って発信しています。僕と同じように丸暗記英語からの脱却を実践しているのが、スタディサプリの関正生講師です。もし、興味がある方は、次の記事をご覧ください。

【スタディサプリTOEIC】勉強の順番を解説!【by予備校講師】スタディサプリTOEICの勉強の順番について知りたくありませんか? 本記事では、スタディサプリTOEICの学習の順番を紹介していきます。 スタディサプリTOEICの学習の順番を知りたいと思っている人は必見です!...

英文法のまとめ記事一覧