【0】動画で解説
【1】擬似関係代名詞
疑似関係代名詞とは、見た目は関係代名詞っぽくありませんが、「うしろ不完全で形容詞節を取る」という点で関係代名詞に似ているので、擬似関係代名詞と呼ばれています。
次の3つが疑似関係代名詞です。
・as
・but
・than
上記の通りです。
見た目、関係代名詞っぽくないですよね。
擬似関係代名詞は先行詞に特徴があります。
具体的には次から1つずつ説明していきます。
・擬似関係代名詞のas
特徴は次の通りです。
・うしろ不完全文/形容詞節
・先行詞→the same/such
例文で確認しましょう。
[例題]
I’ll buy the same pen( ) you have .
have の目的語がありませんから不完全文ですよね。そして、形容詞節でthe same penにかかるのですが、先行詞にthe sameがありますよね。
よって、( )にはasが入るんです。
I’ll buy the same pen( as ) you have .
(私はあなたが持つているのと同じペンを買う)
Twitterで問題を出してみたら・・・
レベル3の問題(5段階)
He has the same watch ( ) I bought yesterday.
— 鬼塚英介@(英語講師) (@Englishpandaa) January 26, 2022
・擬似関係代名詞のbut
次の特徴があります。
・うしろ不完全文/形容詞節
・先行詞→否定語句
例題で確認していきましょう。
[例題]
There is no rule ( ) has exception.
hasの主語欠けうしろ不完全文で、no ruleにかかる形容詞節ですね。そして、先行詞に否定語句がありますよね。よって( )には、but が入ります。
There is no rule ( but ) has exception.
(例外を持たないルールはない)
訳に注意です。but 以下には否定語句がないのに否定で訳すんです。「例外を持たない」って訳していますよね。
・擬似関係代名詞のthan
特徴は次の通りです。
・うしろ不完全文/形容詞節
・先行詞→比較級
例題で確認していきましょう。
[例題]
We should not have more money ( ) we need.
needの目的語欠けのうしろ不完全文でmore moneyにかかる形容詞節です。そして、先行詞にはmoreという比較級があります。よって( )にはthanが入るんです。
We should not have more money ( than ) we need.
(必要以上の金は持つべきではない)
【2】おわりに
以上、擬似関係代名詞を紹介していきました。どれも先行詞に特徴がありますから、そんな難しいものではありませんね。
☆ まとめ ☆
・擬似関係代名詞は「うしろ不完全文」で「形容詞節」
・as→the same、such / but → 否定語句 /than → 比較級
・but 以下は否定で訳す
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