丸暗記英語からの
脱却。
現役英語予備校講師ブログ
TOEIC

【TOEIC】最も重要なのは短文を正確に読めるようにすること

英語の長文が読めない。リーディングで時間が足りない。リスニングで英語を聞き取れても、意味が理解できない。

こうした悩みを解決するために、僕が最も重要だと考えているのは、短い英文を正確に読めるようになることです。

長文は短文の積み上げです。そして、リーディングとリスニングの両方に共通する土台も、英文を正確に理解する力にあります。

パンダ先生
パンダ先生
今回は、その理由について解説します。

1. 長文は短文の積み上げ

英語の長文を読むためには、まず一つひとつの英文を正確に理解できなければなりません。

例えば、次の英文を見てください。

I found the book interesting.

主語は I、動詞は found、目的語は the book、補語は interesting。第5文型(SVOC)の英文です。

「私はその本が面白いとわかった」という意味になります。

では、少し長い英文ではどうでしょうか。

The report that the manager submitted yesterday was extremely helpful for the team.

この英文も、主語は The report、動詞は was、補語は extremely helpful です。途中にある that the manager submitted yesterday は、The report を説明する関係代名詞節です。

英文が長くなっても、構造を把握することが重要なのは変わりません。

もちろん、長文全体を理解するには語彙力や文と文のつながりを理解する力も必要です。しかし、一つひとつの英文を正確に読めなければ、文章全体の理解も難しくなります。

長文が読めるようになりたいなら、まずは短文を正確に読めるようになること。

これが英語学習の基本です。

2. 精読の積み重ねが速読につながる

TOEICでは、限られた時間の中で大量の英文を読む必要があります。そのため、読むスピードを上げたいと考える方も多いでしょう。

しかし、速く読もうとする前に、正確に読む力を身につけることが重要です。

そこで取り組んでほしいのが、精読です。

精読とは、英文の構造や語句の働き、修飾関係を確認しながら、正確に意味を理解することです。

例えば、英文を読んでいて、次のような疑問が生じたとします。

  • 主語と動詞はどれなのか
  • この前置詞句は何を修飾しているのか
  • この that はどのような働きをしているのか
  • どこからどこまでが一つの意味のまとまりなのか

こうした疑問を一つずつ解決していきます。

最初は時間がかかるかもしれません。しかし、構造を把握する経験を積み重ねると、主語と動詞を見つけたり、修飾関係を整理したりする作業が徐々にスムーズになります。

その結果、英文を正確に理解しながら読むスピードも上がっていくのです。

もちろん、語彙力を高めたり、英文を繰り返し読んだりする練習も必要です。

それでも、精読を積み重ね、正確に読める英文を増やしていくことが、速読への近道だと僕は考えています。

3. リスニングでも、英文を正確に読む力が重要

実は、リスニングが苦手な方にも、ぜひ確認してほしいことがあります。

それは、聞き取れなかった英文を、スクリプトを見れば正確に理解できるかということです。

スクリプトを読んでも意味がわからないのであれば、音声だけの問題ではありません。そもそも英文の構造を理解できていない可能性があります。

例えば、次の英文です。

The proposal submitted by the committee was approved by the board.

主語は The proposal、動詞は was approved です。submitted by the committee は proposal を説明しています。

つまり、「委員会によって提出された提案は、理事会によって承認された」という意味です。

この構造を理解できていなければ、音声から単語を聞き取れても、英文全体の意味を正確に捉えるのは難しくなります。

もちろん、リスニングには発音や音声変化、英語特有のリズムに慣れるためのトレーニングも必要です。

しかし、読んでも理解できない英文を、聞くだけで理解することは難しいのです。

だからこそ、リスニングの学習でも、音声を繰り返し聞くだけで終わらせてはいけません。

パンダ先生
パンダ先生
まずはスクリプトを読み、英文の構造と意味を正確に理解する。そのうえで音声を繰り返し聞くことで、リスニング力の向上につなげていきましょう。

4. 英語学習で最も重要なのは構文把握

ここまで説明してきたように、リーディングでもリスニングでも、英文を正確に理解する力が重要です。

その土台となるのが、構文把握です。

構文把握とは、主語・動詞・目的語・補語を見極め、修飾関係を整理しながら、英文の構造を正確に捉えることです。

英文を単語の羅列として読むのではなく、それぞれの語句がどのような役割を持ち、どのようにつながっているのかを理解する。

この力が身につけば、英文を感覚や丸暗記に頼らず、自分の力で読めるようになります。

だからこそ、まずは短文の構造を正確に把握する練習を積み重ねてほしいのです。

5. 構文把握を本格的に学びたい方へ

構文把握の重要性はわかっても、独学で身につけるのは簡単ではありません。

書籍で解説を読んでも、英文のどこに注目すればよいのか、なぜそのような構造になるのかが、なかなか理解できないこともあります。

そこで、僕が主催している「TOEIC CAMP」では、構文把握を動画でしっかり学べるカリキュラムを用意しています。

英文をただ日本語に訳すのではなく、主語と動詞の見つけ方や修飾関係の捉え方など、英文を正確に読むための考え方を一つずつ解説しています。

大切にしているのは、英文を丸暗記することではありません。英文の構造を理解し、自分の力で読めるようになることです。

動画で解説を確認しながら、自分でも英文を分析する練習を重ねることで、構文把握の力を身につけていきます。

TOEICのスコアを伸ばしたい方、リーディングとリスニングの両方に課題を感じている方は、ぜひ講座の詳細をご覧ください。

まとめ

英語力を伸ばすために、まず取り組んでほしいのは、短い英文を正確に読めるようになることです。

長文は短文の積み上げ。精読を積み重ねれば、英文の構造を把握する力が身につき、読むスピードの向上にもつながります。

そして、構文把握はリーディングだけでなく、リスニングの土台にもなります。

速く読もうとする前に、まずは正確に読む。丸暗記するのではなく、英文の構造を理解する。

パンダ先生
パンダ先生
この基本を大切にしながら、一つずつ英語力を伸ばしていきましょう。