【1】英作文の勉強は全ての勉強が終わった後
あなたは英作文をいつ学習すればいいのか悩んでいませんか?
そんなあなたへ贈る気づきの言葉
『英作文の勉強は全ての勉強が終わった後』
【2】これに気づけば…
これに気づけば、あなたは英作文を効率よく学ぶことができます。
というのも、多くの人が英作文の学習時期をわかっていません。
こういう人は、いきなり英作文の勉強を始めます。
結果、できない自分に絶望しやる気を失っていきます。
【3】全てを終えたら英作文
英作文の勉強は全ての勉強が終わった後です。いきなり英作文の勉強をしても意味がありません。まずはしっかりと全てを終わらせてからです。
具体的には、英単語・英文法・構文把握・長文読解を全て終わった後です。これらを全て終えて初めて英作文に取り組むべきです。
というのも、英作文をするには、前提となる上記の知識が必須です。これらの知識を持って初めて英作文が書けるのです。
いきなり英作文を書こうとしても、「単語がわからない」「文法的な知識をわかっていない」「英文構造を理解していなくてごちゃごちゃな英文になる」という事態に陥ります。
まずはこれらの知識を終えてから、初めて英作文なのです。
【4】10月頃に英作文の勉強を始める
具体的な時期としては、受験生であれば10月頃です。およそ、10月頃に上記の知識はほぼ完璧になっているはずです。
こんなことを言うと、「そんなんで間に合うのか?」という質問を受けます。大丈夫です。間に合います。
英文法・英単語・構文把握さえできていれば、あとはやることは、訓練みたいなものです。新たに身につける知識はほとんどありません。
毎日、一題解いていくイメージです。実際、僕の生徒は、それでうまくいっています。
【5】英作文は2パターン
英作文には大きく2パターンに分かれます。「和文英訳」と「自由英作文」です。
「和文英訳」:日本語の文を英語にする。
「自由英作文」:例えば、「朝読書についての意見を述べなさい」みたいなお題が出されて、それに英語で答えていくもの。
和文英訳は、「和文和訳」の訓練が必要になります。
どういうことかと言うと、例えば、「猫の手も借りたい」を英語にしなさいって問題が出たとします。この場合、そのまま「I want to borrow cat’s hand」って書いたらダメです。
もっと自分の知っている日本語で、この日本語の言いたいことはなにかと考えると「私はとても忙しい」とわかります。
よって、「I am very busy.」って書けばいいのです。このように、「猫の手も借りたい」→「私はとても忙しい」というふうに変換していく方法が「和文和訳」です。この訓練が英作文では必要になってきます。
一方で、自由英作文は、ある程度の型を持つ必要があります。自由英作文は自由に書き過ぎてはいけません。ちゃんと論理的な構成を持つ必要があります。
なんか難しそうに聞こえるかもしれませんが簡単です。例えば、こんな感じです。
「主張→理由①→理由②→主張の繰り返し」。
これに「反論」や「具体例」などを字数に応じてアレンジしてもいいですが、基本的にはこれだけで十分です。
こう考えると、和文英訳よりも自由英作文の方が簡単なのが分かると思います。多くの学生が最初は和文英訳の方が簡単だと思われますが、実際は自由英作文の方が簡単です。
英作文は自分の知っている表現を使える英語を考えながら書いていけばいいですから。一方で、和文英訳は、なるべく自分の知っている英語表現を使うにしても、それなりの制限がありますからね。
【6】☆ まとめ ☆
・英作文は「英単語・英文法・構文・長文」が終わった最後にやる。
・英作文は訓練だと理解する。
・和文英訳は「和文和訳」がカギ。
・自由英作文は「型」を覚える。