丸暗記英語からの
脱却。
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不可算名詞なのに「a」がつく理由とは!?【目からウロコの情報です】

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「不可算名詞にはaが付かないって教わったけど、不可算名詞のkindnessが、a kindness となっているのを見ました。なぜ、不可算名詞なのに、aが付いているんだろう〜?」

こういう疑問に答えます。

本記事の内容

・不可算名詞なのに、「a」がつく理由

・加算名機と不可算名詞の本質的な考え方

この記事を書いている僕は、大学受験英語の予備校講師として10年以上指導してきました。また、「丸暗記英語からの脱却」をコンセプトに日々英語の研究・勉強をしています。

【1】不可算名詞なのに「a」がつく!?

『不可算名詞に「a」や「複数形のs」がつく場合があります』

【2】その前に前提として

まずは、不可算名詞について確認しておきましょう。

不可算名詞には、aや「複数形のs」が付かないと教わりましたよね。僕も学校で、そのように教わりました。不可算名詞というのは、例えば、次のような単語です。

[不可算名詞]
water「水」、advice「忠告」、peace「平和」、news「ニュース」…など。

これらは、不可算名詞で、aや複数形のsは付きません。例えば、a waterとかan adviceなんて言わないわけです。

これはなぜか?
これらの名詞には具体的な形のイメージがないからです。

例えば、waterの絵を描いてくださいって言われても困りますよね。何を書こうかってなるはずです。ましてや、peaceの具体的なイメージはって言われても無理ですよね。

このように具体的な形がイメージできないのが不可算名詞名詞なのです。

【3】不可算名詞に「a」がつく

しかし、一般的には不可算名詞と教わった名詞に、「a」や「複数形のs」が付いてるのを見ることがあります。

例 a kindness

kindness「親切」は不可算名詞として教わります。にも関わらず、a kindness になっています。

これはなぜでしょうか?先に説明した通り、不可算名詞の特徴として具体的な形がイメージできないと説明しました。

じゃあ、逆に言えば、たとえ不可算名詞でも具体的な形をイメージさせるときは、可算名詞扱い、すなわち、「a」や「複数形のs」を付けることができるってことです。

具体的な形がイメージできる場合は「a」や「複数形のs」がつく。

あらかじめ名詞によって可算名詞とか不可算名詞とか決まっているわけではないのです。その時の話し手がどういう風にとらえているか次第で変わってくるものなのです。

ですから、先のkindness「親切」は一般的に抽象的な名詞なので、不可算名詞です。でも、「色々と親切にしてくださって」といった感じで、1つ1つの親切が具体的なイメージを持つ時、複数形のkindnesses になることがあるわけです。

例 Will you give me a kindness?
「1つお願いごとがあるのですが」

これも決まり文句の表現ですが、具体的な形をイメージさせますよね。だから、a kindnessで可算名詞扱いしているわけです。

【4】☆ まとめ ☆

不可算名詞でも「a」や「複数形のs」が付いているときは、話し手は具体的な形をイメージしている。